(はじめに)
下記エントリの後、Byerのスタンドは接合部が抜けなくなったので廃棄となりました(`;ω;´)
現在はコールマンのアルミのものに買い替えています。
(スペック比較はこちら)
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一年越しの夢を叶えて購入したヘネシーハンモック。
ちゃんと張れるのか、寒くはないのか……。
やれば分かるってことで早速行ってきました。
やってきたのは西湖、以前もお世話になったことのある西の海オートキャンプ場です。
設備も古く、トイレや水場も綺麗とは言いがたいけれど、湖畔のロケーションとほのぼのとした空気が魅力なキャンプ場です。
管理人さんが商売気のない方で、洗剤を忘れて売店を訊いたら自宅のものを分けてくれたりしました。
自然と同類が集まるのか隣合わせた方がゴミを一緒に捨ててくれたり、帰るときには管理人さんが出てきて見送ってくれたりと、オシャレキャンプ場では得られないアットホームな幸福感がありますね。
西の海キャンプ場には湖畔のサイトと林間のサイトがあり、今回はハンモック中心のキャンプなので迷わず林間サイトをチョイスしました。
いそいそと最上部のサイトに移動し、さっそくハンモックテストです。
スネークスキンに収納した状態 木陰がいい感じ! |
初めてタープも張ってみました。 本体がはみ出るけどこれでいいのか……? |
ちなみにハンモックスタンドはこんなのです。
バイヤーハンモックスタンド
ネットで9280円。
付属のペグがゴツすぎて打ち込むのに巨大ハンマーが要りそうな代物だったので、6mmの細引きとソリステ40*2を別途購入しました。
合わせると1万円を超えちゃうし迷ったんですが、2本継ぎ仕様で自作しようと思うと結構大変そうだし、道具もないから結局高くついちゃいそうってことて買っちゃいました。
コールマンのアルミのと迷ったんだけど収納サイズに大差無かったので木の温かみがあるこっちにしました。
買ってから気付いたんだけど、こっちには収納袋がないのね……。向こうはペグも付いてるし選択ミスだった気がします(´Д`)
バイヤーのもコールマンのもバイクに積むには微妙に長いのが残念。
3本継で60cmくらいになるモデル出たら即買い替えるのでどこか出してくれませんかねー。
ユニフレームさんやドッペルさん辺りがやってくれるんじゃないかと密かに期待しています(^^)
さて、早速一晩寝てみての感想を結論からお伝えしますと、正直微妙な感じでした。
使ってみて気になった点は大きく3つ。
まず一つ、動きづらい。
この日は最低気温は体感15度くらいと7月としては肌寒かったのでシュラフで寝ることにしたのですが、ハンモックの中でシュラフに入ることすら難しい。
自分の動きに合わせてハンモックがたわみ、それに合わせてシュラフも動いちゃっうので、なかなか思い通りのポジションに収まらないんですよね~。
なんかシュラフがねじれちゃってそこを直そうと芋虫みたいにゆっさゆっさ、こんなに揺すったらスタンドが倒れてしまうのではないかと心配になるほどでした。
こう面倒だとトイレに立つのも億劫だし、途中で暑くなったり寒くなったりした場合も面倒だろうなーと思います。
次に寝姿勢が悪い。
予想以上に腰が沈んで体が折れ曲がってしまいます。
自分が買ったのはEXPOLER DELUXE ZIPという大き目のタイプなので、普通のものよりもゆったりと水平になれるのではないかと思いましたが期待どおりではなかったです。
また、これはロープワークや立ち木の選定などが悪かったのかもしれませんが、徐々に沈みこんでいき明け方にはお尻部分が地面に擦るほどになっていたのも気になりました。
最後にタープが小さすぎる。
本体と同じくアシンメトリなデザインになっていますが、短辺長辺の組み合わせが本体と逆になっていることもあり、全体を覆いつくせないので少しでも斜めに雨が降ったら濡れるであろうことは容易に想像できるものでした。
タープの下に荷物を置くことできなそうです。
ちょっと荷物になっちゃいますけど、別に大きなタープ用意した方がずっと快適に過ごせそうです。
ということでデメリットばかりが目立つデビューとなってしまいました(´Д`)
収納が小さい・設営撤収が楽なのは確かにメリットですが、ソロテントなら充分コンパクトだし慣れれば5分で張れるしね……。
やはり真価を発揮するのは真夏なのでしょう!
あの寝苦しいテントの夜をどれほど劇的に変えてくれるものなのか。
胸が張り裂けそうなほど期待しつつ、来週も試しにいきたいと思います^^
------2014/8/28 追記-------
5泊の島キャンで使ってきました!
*リンク先にハンモックの写真はありません。
やはり結論から入ると、快適でしたっ!!
上記3点のデメリットは変わらず、動きづらく、体は曲がり、タープは小さいけど、爽やかな風が体をなぞる心地よさ格別。蒸れるテントの寝苦しさとは比較にならない快適さでした。
テントの友達が暑くて寝られなかったという熱帯夜にも朝まで快眠でした。
雨の日もあったけど、付属タープは使わずケルマの安いやつの下にハンモックを張るスタイルにしたら吹き込むこともなく熟睡。
ちょうどよい立木は無かったので電柱とハンモックスタンド(Byer)を使って設営。
かなり高めに張っても段々ずり下がってきて、朝には接地してるかギリギリか、という状態になってしまいました。
ハンモック自体も結構伸びてしまっている感じがするので、一晩寝るにはもっと高い位置に張らないといけないのかもしれないけどハンモックスタンドの高さは決まってるからなぁ。
ちょっとくらい接地しても問題なく寝られるけど、折角のハンモックなんだからやっぱり中空にいたい。
張り方工夫すれば何とかなるかな?もうちょっと実戦テストしてみます(^^)
-----2014/9/24 追記-----
その後何回か使用しました。
・やっぱり真夏の平地には涼しくて(・∀・)イイ!!
・9月の高地(22時時点で15℃、最低10℃くらい?)では、インフレマット & シュラフ(公称-5℃まで)仕様でちょっと寒いくらい。
・やっぱりハンモックスタンドの高さはギリギリ。できれば立木を使って180cm以上の高さに張りたい。
-----2015/8/18 追記-----
お盆休みの島キャンで使用。
海を臨む平地の海岸線サイトで海風は強かったのですが、それでもテント内はうだるような暑さで明け方には疲れた顔でテントから這い出してイスで二度寝するキャンパーも少なくありませんでした。
そんな中でもヘネシーハンモックは快適快眠。ちょっとひと休みと横になるとたちまち夢の世界へ転がり込んで朝まで熟睡でした。
買い替えたコールマンのハンモックスタンドも秀逸。軽いし設営・撤収も簡単だしデザインも綺麗。
何故最初からこっちを買わなかったと昨年の自分を引っぱたいてやりたいくらいです。
来年の島キャンは荷物用の小型テントでも用意してハンモックだけでOKだな。