2016/03/08

【Words】アルフレッド・D・スーザ 「歌えよ、誰も聴いていないかのように」

幸せは旅の過程であり 目的地ではない


踊れよ、誰も見ていないかのように


愛せよ、一度も傷ついたことがないかのように


歌えよ、誰も聴いていないかのように


働けよ、金が必要ではないかのように 


生きよ、今日が最後の日であるかのように 


Happiness is a journey, not a destination.

Dance, as though no one is watching you
  

Love, as though you have never been hurt before
  

Sing, as though no one can hear you
  

Work, as though you don't need the money
  

Live, as though heaven is on earth


アルフレッド・D・スーザ (Alfred D'Souza)


日本語訳はいくつかバリエーションがあるものが出まわっているようだ。
スーザさんは牧師らしい。 牧師さんが、 as though heaven is on earth. というところが、なんというか、味わいぶかい。 



---------(2022/12/13 追記)-----------

前文も見つけたので追記。

For a long time it seemed to me that life was about to begin real life.
But there was always some obstacle in the way,
something to be gotten through first, some unfinished business,
time still to be served, a debt to be paid.
Then life would begin.

At last it dawned on me that these obstacles were my life.
This perspective has helped me to see there is no way to happiness.Happiness is the way.
So treasure every moment you have and remember that time waits for no one.


私はずっとながいこと、「本当の人生」はまだこれからだと思ってきた。
いつも目の前にあるやりかけの仕事、返すべき借金、果たすべき義務、
それらを片付けてから、やっと人生が始まるのだと。

ある日、私は気付いた。
それらの邪魔者こそが私の人生なのだと。
そして私は知った。
幸せへの道などない、道こそが幸せなのだと。
すべての瞬間が宝物であり、待つことなどないのだと。

https://akiwitch.exblog.jp/31270103/より引用させていただきました。)

この後に冒頭の「Happiness is a journey, ~」が続くようです。

目の前のこと、今の居場所、道、過程。
それこそが人生そのものなのだ、ということですね。
未知なる将来は人に期待と憧れを抱かせませすが、いまの目の前の瞬間も過去において将来であったという意味で、あるいは掴み切ることなどできないという点で、完全に等価であるのでしょう。


と、悟りを開いたかのように語っていますが、告白すると、この詩を初めて目にしたときに心を捉えたのはそのような深く美しい人生訓ではありませんでした。
私の心に引っかかったのは
「歌えよ、誰も聴いていないかのように」の一節で、
これを読んで僕はあろうことか、
「あー、カラオケで上手く歌おうとすると余計失敗する感じ?あるよね~」
と思ったのです。
さらにあろうことか、「スーザさんもきっと音痴だったんだな」と、死人に口なしをいいことに勝手に音痴同盟に引き入れようとしていたのです。

ここに懺悔するとともに、深くお詫び申し上げます。