2023/02/16

ティファールの電気圧力鍋「CY3611JP」購入! 炊飯もできるけど炊飯器には敵わない

 ティファールの電気圧力鍋「CY3611JP」を購入した。




長年愛用していたサンヨーの炊飯器の内釜コーティングが剥がれてきたので代替を検討していて、炊飯器を買うことももちろん考えたけれどたまたま通りがかったティファールショップでセール(31%引!)をやっていて、新しい家電である電気圧力鍋を使ってみたかったので勢いで買ってきた。


第一印象は「やはりデカい」。収縮色の白基調だけど少し圧迫を感じるくらいの迫力がある。高さもある。上部のちょんまげがぶつかって食器棚の炊飯器置き場に入らない。
仕方ないので横の棚に置くことにした。リビングから見える位置だけど棚や壁紙と同じ白色だしデザイン性も高いので違和感はない。


早速炊飯器として数日使用したところ、やはり専用品には劣るなと感じる部分がいくつか出てきた。


・蓋が取れるのは邪魔

 →炊きあがって蓋をあけると蓋裏についた水滴がボタボタ落ちてくる。ご飯に入るのも周囲に飛び散るのも嫌なのでそっと裏返して台所に持っていく。
説明書のよると蓋は「裏返さず水平に置くことをおすすめします」とのことだけど、裏返さないと水滴ボタボタだし、30cm四方、厚さ4,5cmの大きなものなのでそのまま置いておくには邪魔すぎる。とりあえず布巾を敷いて立てかけておくことにしました。
蓋置き場は今後の課題です。


・時計がないのはちと面倒

 →タイマー付、保温付は絶対条件で、タイマー炊飯ができるのは確認のうえ購入したんだけど時計が内蔵されていないためタイマーは単純なオン/オフタイマーのみとなる。10分単位で設定可能で設定自体はダイヤル+3プッシュで簡単だけど、セットしてから時計を見て「ええと6時半に食べるには蒸らし時間を考慮すると6時10分に炊きあがりとして、今が23時15分だから…」などと考えるのは面倒ではある。



・お手入れはやや面倒

 →炊飯器は内蓋が取れるので内蓋と内釜を取り外して洗って干すだけ、内蓋は薄いのでお皿と一緒に水切りかごに入れられたが、電気圧力鍋の蓋はぶ厚いため水切りかごには入れられない。
 また、上記吹き出し口のおもりも取り外して洗うに必要がある。
 あと蓋の内部に水が入る。洗った後に蓋を水平にすると隙間からジャバジャバ水が出てくる。これがあるから「裏返さず水平に置くことをおすすめします」という説明書になるのだなと思ったが、上述の通り水平に置くと邪魔すぎるので立てかけてしまうが、結果水が抜けず錆びたりバイキンが繁殖したりしたら嫌だな…と一抹の不安はある。


・しゃもじが置きづらい

 →炊飯器には本体横にしゃもじホルダーが備え付けられていたが本品にはない。

 社外品買って取り付ければいいやと思っていたが、開閉時に蓋を回すため側面にしゃもじを取り付けるとぶつかってしまうことに買ってから気づいた。

 別のしゃもじスタンドや自立するしゃもじでも買えば済む話だけど、やっぱり本体に付いていたほうが便利だろう。


・炊きあがりが柔らかすぎる

 →規定量の水をいれるとご飯がべちゃっとしてる。好みの問題の範疇を超えているのではないかと思う。我が家がたいてい2合炊くのだけれど、規定線-2mmくらいの配合でちょうどよい感じになる。



いずれもすぐに対処できたり慣れれば問題なかったりするのだと思うが、少し使い勝手に劣る、というか炊飯器はよく考えられて作られていたんだなぁと改めて感心した。

蓋を開けたときの水滴なんて気にもしなかったもんな。

本品はあくまで「炊飯もできる電気圧力鍋」であり、炊飯器とは似て非なるものだと感じた。


ここまでネガティブな話ばかり書いてきたけれど、あくまでも炊飯だけにフォーカスを当てれば電気圧力鍋は炊飯に劣る、という話であり、調理器具として電気圧力鍋は炊飯器に劣るという話ではないということに留意いただきたい。


圧力鍋としての実力を試すのはこれからなので、美味しい煮込み料理や骨がホロホロする煮魚などに期待したい。

ただ…試す前に言うのもなんだけど、結構本体は大きく場所を取るしメンテナンスもそれなりに手間がかかるので通常の圧力鍋に比べて大きな優位性があるとは思えず、妻のように圧力鍋恐怖症というのでなければ特に買う意義もないかも…という気がしている。