「カンチャナブリ」 ( ゚Д゚)ノダー!
バンコクから北西130km、ぎりぎり日帰り圏内に位置するカンチャナブリ。
風光明媚な観光地としてはもちろん、映画「戦場に架ける橋」の舞台としても有名です。
そんなもん知らんという方のために補足すると、大戦中、当地に日本軍が多数の捕虜を使って橋を架けたのですが、その劣悪な環境や、その中の人間模様を捕虜となったイギリス人将校の視点から描いたドラマなのです。
私はタイ行きが決まってから慌てて観ました。
当然日本人は良く描かれてはいませんが、結構面白かったですよ。
ミャンマー国境への物資・人員輸送のために「泰緬鉄道」(タイとミャンマーの意味ね)という鉄道を拓いたようなのですが、こんな未開の地に鉄道を通すとは・・・。善し悪しは置いておいて、当時の日本人って凄いと純粋に思いました。
DVD買ったので興味ある方は貸しますよ^へ^
さてそんな説明しといてなんですが、私の目的は上記の橋が架かるクウェー川ではなく、「エラワン滝」です。
国立公園内にある同滝は、全長1500m、7段に分かれて時に滑り、時に瀑布となり落ちる、それはそれは綺麗な滝です。
途中の滝つぼでは泳ぐことができるところもあります。
そんなステキなエラワン滝ですが、カンチャナブリから更に65kmとアクセスが悪い。
交通手段も交渉力能力もまるでない我々としては少々難易度が高かったので原住民のポンチャイに相談しました。
俺「ポンチャイ、ポンチャイ!
エラワンに行きたいんだけどアクセスが悪くて汽車じゃ行けないし、
頭が悪くてタクシーでも行けないよ~」
ポ「も~。の○太くんはダメだなぁ。
よーし、ぼくに任せておいて!ゴソゴソ・・(ポケットを探る音)。
あった!これだこれだ!」
ポ「友達~!」
パラッパッパッパーン!
ということで友達の「ビーさん」を紹介してもらい、ビーさんにタクシーを手配してもらうことにしました。
ビーさんもあまり日本語は上手じゃないとのことなので一抹の不安はあるがここはタイ。
「マイペイライ!(大丈夫!)」の精神で行きましょう~。
さて当日、朝8:00に待ち合わせ。
タイ人であるビーさんは当然時間通りには来ない。
8:30に合流、出発!マイペイライ!
タクシーはミニバンみたいな少し大きいものでゆったりゆったり。
足取り軽く車に乗り込み、帽子を脱いで、ベルトを締めて、いざ!一路エラワンへ!
・・・と思ったらなんか突然道を外れて違う方向に走り出した。
もしもし?ビーさん?標識みると方向が違うみたいでっせ?
なに?まずは水上マーケットに寄ってから行く?
いや、別に要らないんだけど・・・・ マイペイライ!
タイの車にはこのような「おまじない」がよく書いてあります。 聞けばちゃんと僧侶にお願いして書いてもらうのだそう。 信仰心の無い一般日本人としては感心してしまいます。 |
タイの車は前から給油します。 と思ったら同じ車でも後ろから入れてる時もあり・・・ 聞いたけどよく分かりませんでした。 とりあえず走ってるからマイペイライ! |
2時間後、どこかの水上マーケットに着いた。
おおー!なかなかいい雰囲気じゃなーい!
船着場 ひっそり感が(・∀・)イイ!! |
ビーさんに促されるままに500Bを支払い乗船。
おじさんがゆっくりと魯を漕ぐと、ボートはするすると水面を滑り出す。
商人と商品でごった返す岸辺、そして水上 |
行け行けおじさん! おばさんに負けるなw |
エンジン付きの船もありました。 「トヨタ」とか書いてある車のエンジンそのまんま載せてるw |
いやー、午前中からビールも飲んじゃって結構楽しかった!
後日姪っ子に「ハワイみたい」と言わることになる(自)アジアンなドレスと、正面に「Thailand」を書かれたリボンが巻かれた観光客丸出しの麦わら帽子を買って物欲も満足。
船着場で売っていたパイナップルを頬張って再び乗車、今度こそエラワンへ!
1時間ほど走ると「Kanchanaburi」の標識が見えた。
近いどー!
さすがに万年渋滞のバンコクとは違い、道路は空いている。
片側3車線の広々とした道をぶんぶん飛ばす。
ときどき4車線目にはみ出している車も散見させられるが、あれはたぶん路肩だと思う・・・。マイペイライ!
40km,30km,20kmと快調に距離が減っていく「Kanchanaburi」の標識を見ながら意気揚々としていると、信号待ちで窓を叩かれた。
見ると、バイクに跨ったおまわりさんが何か言っている。
運転手さんが窓を開けて二言三言話すと、突然大声になり何か言い争っているようだ。
我々を指差し、警官もこちらを見て頷いたりしている。
タイ語はまるで分からないが恐らくこんな感じでは・・・
警官「おい、後ろのアヤシイ連中は何だ?」
運転手「いや、日本から観光にきたお客さんでゲスよ」
警「ハッ!(鼻で笑う) あれが日本人だ?もうちょっとマシな嘘をつくんだな。あんなこ汚い日本人がいるか!」
運「い、いや、日本も最近不況で・・・」
警「不況だとブサイクになるのか?聞いたこともないな(笑) もういい車を止めろ。強制送還してやる」
・・・そして車は道路外へ誘導され、運転手が降ろされ何やら話をしている、いや喚いている。
ビーさんも「ちょっと見てくる」と表へ出ると話に参加・・・いや一緒に喚いている。
もうダメだ。
きっとこのまま泰緬鉄道に放り込まれてミャンマーで人馬のごとく働かせられるんだ。あのときの復讐なのか。60年も経ってから・・・。憎い。憎いぜ連合軍!
と憤怒に駆られていたら、ビーさんが戻ってきて「金払え」という。
よく分からんが3000B払ったらやがて運転手さんも戻ってきて、何事も無かったかのように旅は再開した。
なんかよく分からんが・・・マイペイライ!
というわけにはさすがに行かないので後で事情を聞いてみたら、要はスピード違反で捕まっちゃったみたい。
んで罰金を払わなくちゃいけないんだけど、手持ちがなかったのでタクシー代(貸切3000バーツ)を先に払って欲しかった、ということらしい。
しかし・・・タイの罰金って即金なのか?
なんか大人の合意があったような気もするぞw
てなことがありながらも13:30、目的地「エラワン国立公園」に到着~
買ったばかりの帽子被ってテンションアップ!ヽ(`Д´)ノ |
入園料200バーツ(タイ人は40B)を支払い園内へ。
いらっしゃ~い 僕、ソウだゾ・・・○(#゚Д゚)=( #)≡○)Д`)・∴'. |
時間も時間なので昼飯にする。
昼飯は「パッパ」という中華風野菜炒め(←ウマイ)やトムヤンクン、チャーハンにデカイ魚(←ウマイ)。すげー豪華だ。
4人で〆て400B、値段もそれなりに豪華だか、内容からすれば格安だろう。美味かった。
ハラも満たされたのでいよいよエラワン滝を登りに行く。
全長1500mのトレッキング、1時間くらい掛かるようだ。
運転手さんは下界で待機ということで、ビーさんと3人で出発!
ってビーさん・・・、足元・・・ヒールのサンダルだけど・・・・(; ・`д・´)
マイペイライ!
タイで一番綺麗な滝を目指して・・! |
レベル1 水が青い! |
レベル2? この辺まではサンダルでも全然大丈夫です。 この先は・・・お疲れ様でしたw |
この辺はまだ泳いじゃダメ!って書いてあるけど マイペイライ! |
レベル3? 4だった気もする。忘れたけど綺麗。 あ、ほらお魚がいるよ!w |
この先、レベル4 行くときに撮ったんだっけ帰りだっけ・・・(o -`ω´-) ンー うっそうとした山道が美しい 不思議なほど虫はいませんでした |
雨が降ってきました 深みを増す緑がなお美しい 水量も豊富だし、エラワンに来るなら雨季がいいかもしれません ちなみにビーさんは傘を指しました サンダルに傘でトレッキング・・ マイペイライ! |
たぶんレベル5 天然のウォータースライダーになっていて ファラン(欧米人)大はしゃぎ! 彼らは100%水着で登ってました 俺もそうすればよかったな 着替えるとこなかったしw |
第5の滝まで登ったところで上からスタッフらしい人が何か言いながら降りてきた。
聞けば4時で閉園するからこれ以上は登れない、もう引き返せとのこと。
おおう!なんてこった!せっかくココまで着ておきながら・・
時計を見れば確かに4時近い。
雨も降っているし、夕暮れまでの時間を考えても諦めたほうが良さそうだ。
ということで無念の途中リタイア。
まぁまた来ればいいさ!
マイペイライ!
その後バンコクに帰ってポンチャイと合流。
店内に広々とした池があり、対岸のステージでは生演奏のバンドがあるという、なんともステキなお店で夕食と相成りました。
ここは私がカードで支払いましたが、3168Bで8361円。2.640というお得レートとなりました。
円高バンザイ!ヽ(`Д´)ノ
タイカレーとなんか ココナッツをくりぬいたカレーの入れ物がお洒落 |
タワービール 日本にもあるが、シンハービールは中々あるまい! 二入で飲むにはちと多かった・・・ |
タワービールを飲み干して、いい按配になったところで帰宿。
ベッドに倒れこみ、幸せな二日目を終えたのでした。
2 件のコメント:
マイペイライ!(笑)
円高中の海外旅行っていいですね~!!
綺麗な池?で僕も泳ぎたいっす!!
タイは暑いからレストランの池でも泳げるんですよねー。
最初に聞いたときはびっくりしましたが、慣れてくると池上がりのビールも美味しくてやみつきに、なるわけないじゃないですか(笑
あれは池です池!観賞用ですよ(笑
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