2012/07/05

ワイヤレスヘッドホン MDR-DS7100購入

愛用のMDR-DS6000が突如モノラルになってしまったので買い換えた。
前のエントリを見ると、2006/1/16付となっている。
6年半前か……。
比較的単純そうな機械だし10年くらいもってもいい気もするが、まあ十分に働いてくれたかな。

機能的不満は全く無かったので、後継機のMDR-DS7100をチョイス。
ヨドバシカメラで19,000円。
2.4GHzの無線やシネマなどのエフェクトなどの基本仕様はそのまま受け継いでいる。
価格帯も大体同じくらいだし、6年半の時代の進歩を体感できるだろうか。



クリックから10時間で現物到着。
いやー便利というか……。
少しおっかないくらいの時代になったもんだ。




早速開け開け。そして繋ぎ繋ぎ。
接続は以前のまま、PS3からの光接続のみだから迷うことは何もない。

光ケーブルは前のを流用でいいとして、アダプタは無理かなーと思ったらやっぱり変わってました。



左がDS7100(6V)、右が先代DS6000(9V)。

パワーダウンしたのか?省エネ仕様か?と訝しんでいると、もう一個アダプタが出てきました。



こっちも6V。
まさか二つ挿して合計12V!☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ ってワケでもあるまい・・・と、ここで説明書を開いてみると、ひとつはヘッドホンの充電用だということ。

6000ではプロセッサー兼充電器だったけど、7100はプロセッサーとヘッドホン充電が独立していて、それぞれにアダプタが必要なんだねー。

まあ別にもう一個つなげばいいだけか……ってコンセントが足りねー!(;´Д`)

既にタコ足しまくって、
!)携帯充電用USB
2)ズボンプレッサー
3)PS3
4)トルネ
5)プロジェクター
6)USBハブ
7)ベッドサイドランプ1
8)ベッドサイドランプ2
9)アースノーマット
ときてもう限界・・・⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ドテッ

古い住宅ってコンセント少ないんだよねー。

仕方ないので少し離れたスクリーン下に鎮座することにしました。




でもこっちも既に限界オーバー。散らかった配線が醜いw



とりあえずテストということでNHKのロシア語会話を見てみる。
うむ。
意味は分からんが音は綺麗だ。ついでにタレントも綺麗だ。ハラショー!
映画も再生してみたが、充分に満足できる音質ではある。低音がどーだとか歪がうんたらということは分からないが、臨場感たっぷりで違和感が感じないので個人的には満足だ。


装着感はすっぽり包む感じでDS6000より安心感がある。
DS6000はちょい緩かったけど、これはしっかりホールドしている。うっかりパンクロックかなんか聞いてヘッドバンキングしても4秒くらいは落ちないかもしれない。


物足りない点としては出力かなー。
DS6000のときも感じた不満だけど、光スループットは付いているがアナログ出力がないので、来客時に手持ちのヘッドホンやスピーカーを繋いで一緒に映画を楽しむようなことができない。

たまの来客のためにわざわざアンプや光入力のスピーカーを買い足すってのもねぇ……。
基本的に一人用なのは分かるけど、光出力を2つつけるくらいなら1つアナログにして欲しかったなな。
PS3自体もそうだけど、ソニーの製品はこういうお仕着せが多くて困るんだよな(*_*)



そんな不満もそのまま引き継いでいるソニーのワイヤレスヘッドホンとして正統後継者といった感じのDS-7100


今度も長く使えるといいなあ(´∀`*)




MDR-7100


ヘッドホン部 

型式 : 密閉ダイナミック型
ドライバーユニット : 口径50mm(OCAWホイスコイル採用)
再生周波数帯 : 6-25,000Hz
質量 : 約325g *コード含まず
電源 : 内蔵リチウムイオン充電池
電池持続時間 : 約13時間(フル充電時)


プロセッサ/トランスミッタ

デコーダー : ドルビーデジタル/ドルビープロロジックⅡx/DTS/DTS-ES/MPEG2 AAC
入力端子 : 光角型 * 2、ステレオピンジャック * 1
出力端子 : 光スループット * 2
電源 : DC6V(付属ACパワーアダプター使用)
サイズ : 約146*36*146cm
質量 : 約280g

サロマ湖100kmウルトラマラソン レース編

続いてレース編。

前夜は結局一時間程度しか寝られないまま起床。
いつもは1時とかに寝てるのに急に8時にベッドに入っても眠れないよね・・・。
眠い目をこすりつつゴール地点へと向かう。
途中コンビニによっておにぎりを3つ購入。最後のカーボローディング( ゚Д゚)ノダー!

20分ほどでゴール地点の常呂町体育館に到着。
カーリングで有名な常呂町。マリリンを探すがもちろんいない。
ここに車を止めてゴール地点までバスで移動する。
サロママラソンはスタートゴールが違う場所のため、スタート前かゴール前に送ってもらわないといけないんだよねー。いやもちろん走って戻って良いんだけどさw

バスは狭くて明るくて、正直全然休めない。まだ3時なんだからせめて電気消してくれればいいのに・・・(´;ω;`)
スタート地点までも4、50分かな?大半のひとはうとうとしてたけど、ずっとメシ食ってる人もいた。
やはり追い込みのカーボローディングってことなんだろうけど、そんな寸前までドカ食いしてもいいもんなのだろうか??


空も明るくなってきた午前4時頃、スタート会場の湧別総合体育館に到着。
雨天に津つき屋根のあるホールのようなところに駆け込み、ゼッケンやチップの取り付け、オフィシャルに預ける荷物を仕分けを行う。
スタートとゴール地点が異なるマラソンでは、スタートで預かった荷物をゴールに届けてくれるサービスが普通あると思うが、超長距離のサロママラソンでは55kmのエイドステーションと、ゴール地点の2ヵ所に荷物を送ることができるのだ。

考えた結果、55km地点にゼリー飲料4つ、ソイジョイ一本、バナナ一本と替えの靴下。
ゴール地点に着替えと大き目のバスタオルとサンダルを送っておいた。
この判断がどうだったかいきなり結論だけ言うと、55km地点は何も要らなかったな。バナナはそれまでのエイドで食い飽きてたし、ゼリーも邪魔だから無理やり食っただけだった。
ゴール地点の荷物は正解。疲れた足にサンダルは楽だったし、暖かいバスタオルにくるまると心から安らげた。


その後靴紐を結びなおしたりトイレに行ったりしていたら早くもスタート15分前。
選手はスタートに集まるようにとの放送に引っ張られゲートに向かうと既に超混雑!
大人しく最後尾に回ることにした。

やがて、降り続く雨粒を切り裂くように高らかにファンファーレが鳴り響いた。
この日のために厳しい練習を積み重ねてきたランナー達。緊張の色が走る。
午前5:00。
ついに第27回サロマ湖ウルトラマラソンがスタートした。

ってまぁ、後ろすぎていつスタートしたのか分かんなかったけどねw
我先にと飛び出すスタートラインの選手(想像だけど)と打って変わって、最後尾付近では「あれ?もう始まった?」などと呑気な会話がなされていた。
実際人ごみで動けないし焦っても仕方ないんだよね。
結局スタートゲートを通るまでには3分以上掛かった。


気温は恐らく10度前後、昨夜か降り続く雨の水溜りが少々邪魔くさいが、ランニングにはかなりいい条件だろう。
最後尾でのスタートだからペースもだいぶ遅いと予想したけど、流れについていくとキロ6分くらいになる。
最初の5-10kmくらいはアップ代わりに7、8分でもいいと思っていたんだけど、回りに流されてついつい速くなってしまう。そういえば流されてばかりの人生だった気がする。


10km通過、1:07:26
ゲート通過に3分以上掛かってたから実質1時間4分か。充分すぎる過ぎるペースだ。
100kmマラソンのアドバイスを見ると、必ず書いてあるのが「完走するという強い気持ちを持つこと」だ。
肉体より心が折れてしまうランナーが多いのだろう。
「俺の心は折れないっ・・!」
胸を叩き、前を見て、走る。


20km通過 2:06:21
更にペースは上がっているようだ。しかし疲れは感じない。寝不足のはずだけどやっぱり興奮しているのか?この分なら結構ラクに走りきれちゃうかもしんないないぞ?と思い、こっそり10時間切りを目指すことにした。
途中トイレも行くだろうし後半はどうしてもペースが落ちるだろうから、前半に貯金してくてはっ・・・!
話は変わるが、この日は5年前に出場した「台湾国際マラソン」の記念シャツを着て走っていた。
南国・台湾のシャツを着て北海道で走るというのもいいし、青いシャツだったのでサロマのイメージにもマッチすると思ったからだ。
シャツは背中に「台灣國際馬拉松」と印字してある。
それを見たのだろう。
突然ナナメ後ろから話しかけられた。
「Are you form Taiwan?」
思わず答えた。
「No!」
うわー、やっちゃったよー。
相手どう見ても日本人だよー。日本人に日本人が「No」だってー。
この後は何語でなんていえばいいんだよ・・・。
タイミングを逸した2人は無言で併走。き、気まずい・・(汗


30km通過 3:01:05
3時間3分くらいで入ろうと思ったけど、やっぱり興奮してるのか早くなりすぎた。
それでも疲れは感じない。途中すれ違ったワイナイナもニコニコしてて余裕そうだったし、きっと今日は特別コンディションがいいのだろう。
千載一遇。
これは記録狙うしかないっ・・・!
初参加で10時間切りだっ・・!
時刻は現在8時。これから気温も上がってくるだろう。
暑くなるまえに貯金だっ!
70kmまでに15分貯金できればラストは5分づつ余裕があるな。というサル並みの計算を始める。


40km通過  3:56:15
ちょっとペースを上げただけのつもりが予想を上回って速い。
きっと今日の俺は絶好調なんだ。
今だ半分も行っていないということに一抹の不安を抱きながらも警戒心などキタキツネに食わせてしまえ!とばかりにアスファルトを手繰り寄せる。


50km通過 4:52:08
これで半分。また4分貯金できた。このペースで70kmまで走れば大体予定通りだな。
順調だ。
問題はない。
というところで55kmのレストステーションへ。
高校生と思われるボランティアスタッフが持ってきてくれた袋を受け取り、ゼリーを補給する。
サロマ湖マラソンは学校から狩り出されるのか、若いボランティアが多い。
トップからビリまでは相当な時間差があるだろうに、ずっと声を出して応援してくれる。時にはハイタッチをしてくれる。
ありがたい。
札幌までも数百キロ、都会の穢れを知らないこの子達の純粋を思い、胸に暖かい気持ちが広がっていく。
頬を伝う涙がバナナを塩味に変える。
「ありがとう」素直に口をつく。

そんな心安らぐエイドステーションだが、俺は行かねばならぬ。
栄光のゴールが待っている。

最後にホタテ入りのおにぎりを頬張ってエイドを飛び出すと、脚が重い。
最初は気のせいかと思ったが、次第にそうではないことが判明する。
なまじ休憩したら疲れがでちゃったみたい・・・・(;´Д`)

ここからが長かった。
俺のウルトラマラソンはここからスタートしたといっても過言ではない。


60km通過 6:00:06
貯金を重ねるどころか、もう使い果たしてしまった。
しかもあと40kmもある。ここから前半のペースを取り戻しても10時間は切れない。
もうダメだ・・・。緊張の糸がぷつり、と切れた音がした。


70km通過 7:12:14
毎年かどうか知らないが、サロマ湖マラソンでは50km過ぎから1kmごとに距離表示の看板が出てくる。
また、各給水所やトイレには500m手前に告知の看板があるのでペースを見るのには非常に便利だ。
(ちなみに台湾マラソンではこの距離表示というものが一切無く、言葉が通じないのも相まって自分が何キロ地点にいるのか全く分からずやりづらかった)
50km過ぎの時点では1kmごとの看板などちょっと多すぎて目障りなくらいだったが、この辺りになると1kmが長い。
果てしなく長い。看板が見えても中々辿りつかない。
誰か引っこ抜いてしまったに違いない、というほど間隔が長い。
頭もモーローとしてきて、「74km.74km・・」と思いながら走っていても、74kmの看板を見たのか74kmの看板を目指して走っていたのか分からなくなる。
これはマズイ・・!とゼリーがぐいぐい流し込むも、ぬるくなっていてこれまたマズイ。
あと30kmもあるのか・・。
74km地点。
心が折れました。根元から。ぽっきりと。
小学校のマラソン大会からカウントしても恐らく人生初、レース中に歩いてしまったのでした。


80km通過 8:34:34
這うようなペースで走っては、歩く。
情けない。
エイドに着いても、ろくに走ってもいないくせに食べる資格があるのかと思ってしまう。
しかしそれでも走らなければいけない。レースはまだ途中なのだ。
元気いっぱいのボランティアスタッフが渡してくれるあんぱんを受け取り口に運ぶと、それはかつて食べたことがないほどに甘く、美味しかった。


90km通過 9:59:31
最後の10kmをまともに走れればせめて10時間台にはっ・・・!と折れた心を接ぎ合わせて再び走るも、既にエネルギーも底を尽きていて2kmがいいところだった。
風光明媚、サロマ湖のコース中で一番の見所のワッカ原生園だが、心が折れた俺には珍しい草花も、絵の具の緑と変わらない。
見つめるのはアスファルト。
進むべき道だけを見て、止まるな止まるなとだけ呼びかけて、それでも時折止まりながら、ゴールを目指す。
ワッカを抜けて一般道に出ると久々に沿道の応援がある。
もう完全にエンプティ、歩くのがやっと、のはずだったのに頑張れ、頑張れの応援を受けるうちに何故か走り出していた。
どこに余力があったのか、自分でも不思議だ。

そして遂にゴール会場へ。
バスに乗り込んでから13時間以上が経過している。
ゴールゲートまでの数十メートルは多くの人が出迎え、花道を作ってくれている。
嬉しい。
最後のカーブを曲がり、遂に見えたゴールゲート。
あと何歩走れるのかな。
なんだか名残惜しい気持ちも湧いてきて、一歩づつ踏みしめるように走る。

「Kニイ!Kニイ!」
花道ではタザキさんが待っていてくれていた。
駆け寄り笑顔でハイタッチ、ぐっとくるものがあったのでそそくさと離れて気持ちを沈める。

ハイタッチで力をもらい、ダッシュで前の人を抜き去ってやろうかとも思ったが、それも野暮だ。

皆が心待ちにしていた最後の瞬間だ。
心置きなくゴールするべきだろう。

俺は静かにゴール上の時計を叩き、ゲートをくぐった。

お疲れ様でした。




<記録>


11:20:38(ネット11:16:58)

総合順位 (100k35-44歳の部)
572/1782人 (188/530位)

Fastest Lap: 5:06  (34-35km)
Latest Lap:12:45 (84-85km)
*emdomondoにて計測








おまけ
経費まとめ

・帽子  日焼け防止のためにネックカバー付きのにしました。ランナーと言うより農業のイメージw 4,000円くらい。
・靴   ゲルサロマ。12,000円くらい。名前が良かった。サロマレーサーの方がもっと良かったけど売ってなかった。
・靴下  300円くらいの安いの
・時計  タザキさんオススメのオレゴン社製。心拍ベルトもついて8000円くらいだから安い!
・パンツ レースのとき履いたヤツね。ユニクロで980円w

・ブドウ糖タブレット 2袋 210円/袋 タザキさんと一袋づつ
・ゼリー飲料     8袋 100円~200円/袋 受付会場で買い足したけど結局4袋余った。ザパスのはマズイ!
・カッパ       2つ 105円/個 タザキサンと1つづつ。made by ダイソー 買っといてよかった!


その他の経費も計上すると・・・

上記アイテム代 26,900円
エントリーフィー15,000円
マラソンバス   4,000円
航空券        0円(マイル)
宿泊費     18,000円(3泊)
レンタカー   13,500円(3日間)
ガス代      5,000円
メシ代     20,000円(適当)
お土産代     5,000円

全部で107,400円ってとこか。

100キロ完走したから1キロ当たりにすると1,074円。

【結論】
サロマ湖マラソンはタクシーよりは高いが、松坂牛よりは安いという結論になりました。




*追記
その後の情報により区分ごとの参加者明細が分かりました。

種別       エントリ       完走      完走率
陸連男子      355人        286人      80.5%
一般男子      2296人       1780人      77.9%
陸連女子      53人        44人      83.0%
一般女子      461人        284人      61.6%

合計        3165人 2394人      75.6%

総合順位は完走者の中の順位だったみたいです。
普通は参加総数を基にするような気もするが、まぁどっちでもいいや。
ウルトラは女子の方が完走率が高いという記事をどっかでみたけど、
これみると一般女子だけ苦戦したみたいだね。
まぁ人数少ないし誤差の範囲なのかな。

何はともあれ、3165人のお仲間達、お疲れ様でした^^

2012/07/04

サロマ湖100kmウルトラマラソン 旅編

やっと疲れも抜けてきたのでブログやり直しw

今回の目的はもちろんウルトラマラソンだったけれども、久々の北海道、しかも道東旅行というのもひとつの大きな楽しみでした。
ということで、ブログもそれぞれにフォーカスした旅編とレース編に分けて記録しておくことにしました。

ということで、まずは旅編。


【初日】6/22(金)


フライト時間の関係で午前中で早退。
仕事残してきたのに、頑張って来い!の声に送り出されます。ええ会社や・・・(つω;`)
忘れなければお土産買ってくるからね!

いそいそ帰宅し、着替えて羽田へ。
今回一緒に出場する先輩タザキさんと合流し、搭乗手続きを済ます。
時間もあるので景気づけのビールでも飲みたいところだけど、現地に着いたら運転しなくてはいけないのでコーヒーで乾杯。つまらんw
17:55発JAL1191便、定刻通りに女満別へ到着~。
機内は満席でした。ま、なかなかチケットも取れなかったんだし当然か。

女満別の気温は11度。長袖シャツ一枚では肌寒いけど、走るにはこのくらいのほうが良さそう。
天気予報によれば当日も似たような気候らしいし、追い風が吹いている、かな?

空港前のマツダレンタカーで漆黒のデミオを借りて、いざ出発。
街灯の少ない闇夜を、走る。

タザキさんは台湾マラソンも一緒に行ったフットサルの先輩で、今回は2回目のマラソン旅行となります。
タザキさん自身ホノルルマラソンに出走しているので3回目かな?
東京マラソンも出場していたので、出場レースは台湾、東京、ホノルル、そして北海道か。
世界を転戦するランナーみたいでカッコイイぞw


そんな先輩の経験談を聞きながら走ること小一時間、今回の宿泊場所である網走セントラルホテルに到着~。
網走駅前には東横INやルートインなどの有名ホテルチェーンが立ち並んでいたが、このホテルはは駅からは少し離れたところにある。
離れているのにセントラルホテル?と思ったら昔は駅前だったが、駅の方が移動したらしい。
しかしホテル周辺には、飲み屋やスナック、商店街などが今も残っており、現在でも網走最大の繁華街になっているらしい。
調べてみると駅の移転は1932年。
駅が去っても80年も主要繁華街の地位を保つとはすごいね。車社会の北海道ならでは、かもしれません。


さて、そんなセントラルホテルにチェックイン後、フロントで聞いたオススメの店「喜八」にて夕食を取ることに。
「喜八」はホテルのすぐ裏徒歩2分の距離で、小奇麗な居酒屋といった雰囲気。
木材を多めに使った店内は暖かい間接照明で照らされ、コの字形の大き目のカウンターの中心に炭火の焼き場がある。カウンターには見るからに新鮮な魚貝が並んだガラスケースがあり、その脇に本日のオススメが墨書してある。

本日のオススメは「縞ぞい」と「大平(おひょう)」。
どちらも聞きなれない魚だったが、とりあえず注文してみる。タザキさんは白身の大平がお気に入りのようだった。
後ほど調べると、大平は正しくは「大 鮃」と表記し、これだと大きなヒラメみたいだが、実際はおおきなカレイらしい。
大きいものでは3m200kgにもなるというので大きいというか巨大だ。
巨大な分エンガワも多く取れるので、回転寿司のエンガワは大抵この魚のものらしい。知らずに食べたこともあるかもしれない。
考えてみれば自分が何を食べているのか分からないというのも不思議な話だ。


刺身や焼き魚をつまみながらビール3杯に焼酎3杯、〆にお茶漬けでカーボローディングも済ませて1人5千円ほど。
予想よりずっと安い。店員さんも可愛かったし、いい店だ。


気分良くホテルに帰って就寝。




【2日目】6/23(土)


8時にロビーに集合。スタート地点の湧別総合体育館へと向かう。
サロマ湖マラソンは当日受付がないため、前日17:00までにここで受付しなくてはならないのだ。
しかし網走宿泊の我々にはちと遠い・・・
時間ももったいないし、ゼッケンとチップだけ先に送付して受付省略にはできないのかな。
まぁ記念品やらもあるし前夜祭もあるし難しいのは分かるけど・・。

とりあえず無事に受付完了。
55km地点行きの荷物を入れる赤い袋と、ゴール地点行きの青い袋をもらう。
下の画像で持ってるのが55km地点行きの赤袋だね。

ぬかるみの中にスタートゲートを発見。
時計を見ると10時。
18時間後にはこのゲートをくぐって出発するのだ。
テンション上がってきた~!
やったるで~!





といっても今更やれることもないので観光に行くことにした。
個人的に雨のオンネトーが好きなので、小雨降るこの日は迷わずオンネトーをチョイスしました。

オンネトーはアイヌ語で「老いた沼」を意味する湖で、青や緑の湖面がとても神秘的。
国立公園内であることもあり、辺りもとても静かで凄く雰囲気がいいです


静かな雨のオンネトー
まるで声を吸い込むようです





動画の方が雰囲気は伝わる・・・と思う。

その後湯の滝を見ようと思ったら、閉鎖していて近寄ることも出来なかった。
なんでもマンガン保護のためとか。
調べてみると、通常深海などでしか生成されないマンガンがオンネトーでは希少な微生物の働きにより地上で生成され、これは世界的にも非常に珍しいことなんだとか。
前に行ったときはそんな発見もされていなかったので靴下を脱いでじゃぶじゃぶ入っていってしまっっていた。大事な微生物が死滅しなくて本当に良かったw

しかたないので阿寒湖に移動。
湖畔のアイヌコタンを見たり、まりもっこりと記念撮影をして気力充実!
じゃがポックルを発見したついでにお土産も購入。じゃがポックルは帰りの空港では売り切れだっただけにいい判断だった。
やはり本場モノはもっこり具合が違う
違うテンションも上がってきた~




7時頃に網走に戻り、回転寿司で最後の晩餐&カーボローディング。
2人で30皿ほど食べて満腹になり、20時半頃ベッドに入るも寝れない・・・・。
結局12時頃まで寝られず、起床は1:15.
睡眠時間一時間ほどしか確保できませんでした。
そりゃー普段深夜まで起きてるのに急に20時に寝ようとしても寝られないよなぁ。1時って言ったらまだ起きてることもある時間だし。
そういうリズム作りも含めてウルトラマラソンの準備なんだな、と改めて実感した次第です。もう遅いけど。


【3日目】 6/24(日

本番。
1:15分のアラームで短い眠りから目覚めると・・・レース編へ続く

・・・レースが終わり、ホテルに戻って夕食へ。
北海道に来てから寿司や刺身やいくら丼などしか食べていなかったので焼肉をチョイス。
体もガタガタだから肉食って一気にふっかーつ!と思ったけど・・・、箸が進まない。
油が重い。
サラダしか食いたくない。
どうやら内臓もダメージを受けているらしい。
飲み物は入るのでスナックに移動して1時間だけお疲れ会。
地元の子に土地のことを聞く。地方の店だとこういうのが面白いんだよねー。
網走と言えば・・・と聞いてみたら、やっぱり出所後に来る人もいるみたいよw
女の子が言うのは「雰囲気で分かる」
・・・どんな雰囲気なんだか見てみたいw

予定通り一時間だけで終了。
帰りにコンビニでビールを買って帰るも飲まずに寝てしまった。



【最終日】 6/25(月)


9時にロビー集合。
おみやげを買って空港に向かうだけの予定だったが、昨夜のスナックで「ウトロに行く人が多い」と聞いたのを思い出し、距離を調べてみると55kmほど。こんなに近いなら行けそうだと、急遽知床観光に切り替えるも、カムイワッカ湯の滝に向かう途中でタイムアップ!
やっぱり知床見るなら一日用意しないと無理みたい・・・。
まぁでもオシンコシンの滝は見れたし、小清水原生花園も綺麗だった。
最終日がやや半端になってしまったこてゃ否めないけど、思った以上に観光もできた充実した旅になりました。

しかし改めて、道東の道は最高だなー。
地平線に伸びる直線道路。遮るもののない視界いっぱいの緑のコントラスト。
本当に気持ちがいいです。

またいつか、バイクで来よう!( ゚Д゚)ノ