2013/06/26

DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガー アウトドア) ドームテント DCT-01 COCOON


15年ぶりにテントを買い換えた。

以前使っていたのはたぶん15年くらい前に昭島のアウトドアフェアー会場で山と積まれていた5000円のテント。

WENZELというアメリカのメーカーのもので、HPには”SINCE 1887”と書いてあるのでかなりの老舗なのだろうけど、日本では全く馴染みがない。
画像がないかと探したけど、最初に買ったときはデジカメすらない時代だったのでこれが意外とない。
なんとか去年のGWツーリングのときの見つけました。


左の緑と黄色のがそうなんだけど、こうやって見ると結構しぶくてカッコイイな・・。
購入当時は知識ゼロで全く分かりませんでしたが、5000円のくせにポールはアルミ(軽いからジュラルミンかも!?)で、変則的な一本枝分かれポールだけで自立、フライはそこに被せるだけという簡単設営で、インナーも吊り下げ式で前室もそこそこあるという、バイクキャンプにぴったりの商品でした。
機能的な不満は無かったので、同じように吊り下げで全室広めで安いものを探しましたが、結論からいうと、今回はこれに匹敵する商品は見つかりませんでした。

15年前の俺、いい買い物したわー!



さて、今回の新しいテント選びのポイントは下記の通り。

・カッコイイの
・収納サイズ50cm以下(バイクに積むからね)
・前室は広め (雨の日に濡れた荷物を持ち込みたくない)
・吊り下げ式 (スリーブ式は面倒)
・ポールはアルミ (樹脂ポールが折れたのを2回ほど目撃。悲惨だった・・・)
・予算は1-2万円くらい (最初5000円で探したけど無謀だった)

5000円のWENZELくんで何の不満もなかったので同じ程度の予算で探そうと思いましたが、それだとホームセンターの投売りテントくらいしか見つかりませんでした。
一応色々店に行って見てみたけど、ポールは樹脂製だし前室がなかったり、しまいにはシングルだったりでとても満足いくものを手に入れるのは無理そうなので、少し予算を上積みして更に探し、最終的に二つの候補に絞りました。


No.1 DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガー アウトドア) ドームテント DCT-01 COCOON





<コクーンの良い点>
・カッコイイ
・名前もいい。特に「COCOON」がいい。
・耐水圧が高い (3000mm!)
・ポールがアルミ

<コクーンの悪い点>
・収納サイズがデカイ (53cm)
・メッシュ部分が少なくてベンチレータも貧弱。暑くて蒸れそう。
・実は色は白じゃなくてグレー
・売っている店がなくて現物確認できない
・入り口がだらしなく垂れ下がってしまう。(キャノピーにすればよいがポール付属なし。これでは前室が使いづらくて仕方ないと思うが・・・)
・前室にシートが付いているのは逆にマイナス (靴置けないし、雨が溜まりそう)
・フライがスリーブ式で、しかもちょっと変則なのでめんどくさそう


No.2 KERMA レラ





<レラの良い点>
・カッコイイ。しかも先に買ったタープと同じメーカーで同じ色なのでバッチリ合う!
・名前もカッコイイ。
・収納がコンパクト! (40cm!)
・4面メッシュのうえベンチレータも付いていて、春~秋は完璧に快適っぽい。
・都内に直営店があるので現物確認可能。たまにセールもやってる。
・入り口がキャノピーになるように設計されていて、キャノピーポール(アルミ)も付属している。

<レラの悪い点>
・ポールが樹脂製 (キャノピーポールはアルミ)



この二つを前述の条件に当てはめて比較してみると・・・、
・カッコよさ     → レラ ◎:コクーン ◎
・収納サイズ50cm以下 → レラ ◎:コクーン ×
・前室は広め     → レラ ◎:コクーン △
・吊り下げ式     → レラ ◎:コクーン ○
・ポールはアルミ   → レラ ×:コクーン ◎
・予算は1-2万円くらい → レラ ◎:コクーン ◎


レラの圧勝!

んじゃレラに決定~!といきたいが・・・いきたいが・・・いきたいんだけどポールが樹脂なんだよなぁ(´Д`)-3
夜中にテントが壊れたカップルを見たことがあるけど、ずぶぬれで険悪そうだったなぁ・・・。きっと別れたろうなぁ・・・。
自分のテントが潰れた体験談も何回か聞いて、話としては面白かったけど、ネタはパクればいいだけだし(←おい!)体験しなくていいしなぁ・・・。
レラのアルミポールバージョンがあれば1.5倍でも買うのに・・・。

考えに考えたけど、やはり「壊れない」のはテントの最重要項目だろうということでコクーンにしました。



早速ポチって1週間後、ブツが届いたので公園で試し張り。

すると・・・
インナー吊り下げフックがひとつ無い!


いきなり壊れとるやんけ!

すぐに使う予定があるのでメーカーに連絡すると、現物を引き取って不良箇所を確認したら代替品を送ってくれるとのこと。
早速送り返すと3日後には届いた。安いテントなのに対応早いぞ!
と、思ったけど確認したら代替品ではなく当該箇所にフックを縫い付けてあるだけだった。
まぁ別にいいんだけど、代替品を送るって言ったならそうして欲しかった。
縫い目も荒いし仕事は適当な印象…。


6/29に神津島にいくので、そこで実地テストする予定です。

さてさてどうなることやら((o(´∀`)o))ワクワク



~おまけ~
試し張りのときの画像




収納サイズはデカイ。並べたサンダルは28cm。




広げたところ。耐水圧3000mmだけあって生地はしっかりしてそう。




全景。
設営時間7分。意外と簡単だった。
色はグレーなのはこの画像で良く分かると思う。白っぽくもない、堂々たるグレー。




前室開けたところ。
これだと雨駄々入りだよね・・・。縛っとかないとデローンってなっちゃうし、キャノピー無しでこの形状はイマイチ。
結局、別途キャノピーポールを買いました

とりあえず試し張りレビューはここまで。


その他にも今回は結構色々買いました。

今回買ったその他のグッズはこちら。



---2013/07/15 追記

ちょっと予定より遅れたけれど、伊豆大島キャンプでデビューさせてきました。

心配していた暑さも思うほどでなく、というか風はびゅんびゅん抜けて涼しかったです。明け方はちょっと寒かったのでメッシュ閉めちゃうほどでした。
都心と比べて気温自体も高くなかったと思うけど、この通気性の良さは嬉しい誤算です。

同じドッペルのポールでキャノピースタイルに。
これも風抜けの良さの原因のひとつか!?


























----更に追記----

その後神津島キャンプで使用し、問題なかったのですが撤収日の朝に日向に干すために動かそうと前室ポールを持って持ち上げようとしたら、ポッキリと折れてしまいました。
ポールの丈夫さを評価してこっちを買ったのに、こんな簡単に折れてしまうなんてー/(^o^)\

まだ2回しか使ってないし、特に負荷を掛けたわけでもないのに折れるのは問題あるんじゃないかとメーカーに問い合わせましたが、初期不良保証期間過ぎてるし(いつまでなのか不明)、対応できないから新しいポール買ってくれとのこと。
買うのはいいけど、強度的にこんなもんなら相当気を付けないとまた折れちゃうんじゃないの?その辺大丈夫なの?という問い合わせメールを送るも完全無視w
値段や振込先だけ書いたメールが返信されてきただけでした…。

このまま捨てるのも忍びないので新しいポールを注文して、今後は細心の注意を払って使うつもりだけど、問い合わせ事項を無視はないよなぁ。

インナーフック欠落のときも交換すると言っておいて適当な補修だったし、この会社のアフターケアは期待できそうにありませんねー。

安いから壊れても困らないものを買うにはいいかもしれないけど、大事なものは二度と買いませんわ。

キャンプ道具買い替え・追加

15年前に5000円で購入したテントに限界がきた。

初めての北海道ツーリングでの豪雨から、氷上ワカサギ釣りの冷気から、我が身を守り続けてくれた愛着のある一品で、シームテープが剥がれても、バイクで転倒して破れても壊れても、修繕を重ねて使ってきた。
しかし保管が悪かったのかカビが生えてしまった箇所もあるし、全体にヨレヨレになってしまっていた。
雨が降ればしっかりと染み込み、室内は水たまりになった。

もはや満身創痍といってよく、買い替え時と判断せざるを得なかった。


僕はモノを大事にする人が好きだし、自分もそうありたいと思ってきた。
また、多くのものを所有することを美しいと思わない性質でもある。

だからこのテントも自分なりに大事に使ってきたし、新しいテントも長く使うつもりだ。
とはいっても5000円テントで15年過ごせてきた事実が物語る通り、自分のキャンプスタイルはぬるいものなので高価なテントは必要ない。
とりあえず1万円の予算を立てて安物テントを中心に吟味し、良さそうなものを見つけた。

そして吟味している途中に他にも良さそうなものを見つけてしまった。
カッコよくて便利そうなグッズをたくさん見つけてしまった。

だが、予算は一万円。
必要なものはテントだけ。
そして僕は多くのものを所有することを美しいと思わない。

思わないが、道具もまたキャンプの楽しみの一つであることは否定するつもりはない。
優れた道具はそれ自体美しいものでもあるし、使って楽しいものだ。
楽しさは人生の原動力だ。

人生を楽しむことは今を生きる人間の義務ではないだろうか?

巧みに言い訳を積み上げて、僕は散財した。
物欲に負けて買い漁った。
テントだけ、のはずだった買い物は30品を超えた。
1万円だけの予算だったが8万円になった。
予算の800%の支出。会社なら倒産しているだろう。


全く反省はしていない。
反省どころか大満足だ。

しかしこのペースでは買えば生活が追い込まれ、公園暮らしのプロキャンパーになってしまうのは目に見えている。

自戒を込めて今回買ったものを書き連ねておこうと思う。



テント DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガー アウトドア) ドームテント DCT-01 COCOON  9400円

タープ ケルマ ヘキサタープ400 KRT-311C 3990円

ポール DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガー アウトドア) テントタープポール XP-01 525円

自在 ロゴス(LOGOS) Qセットメイト・コードスライダー (10個) 71994001 414円

ヘッドライト モンベル コンパクト ヘッドランプ  2000円

ストーブ イワタニプリムス エクスプレススパイダーストーブ P-133S  7,740円

ガスアダプター KOVEA COBRA ADAPTER 3800円

ガストーチ スノーピーク(snow peak) ギガパワー2WAYトーチ GT100 3990円

ウインドスクリーン ロゴス(LOGOS) ウインドスクリーン 84704000  980円

ロースター UNIFLAME(ユニフレーム) fanマルチロースター メーカー品番:660072  1900円

ランタン GENTOS EX-757MS  [エクスプローラー LEDランタン]  2530円
ランタン スノーピーク たねほうずき 3980円

ランタンハンガー 小川キャンパル コンパクトランタンスタンド 1383  4360円

ランタンフック ロゴス(LOGOS) ランタンフック 71907000  590円

イス プロックス(PROX) あぐらイス  1220円

ペグ VISIONPEAKS 鋳造ペグ25 8本 3192円

ペグハンマー VISIONPEAKS ブラスヘッドハンマーⅡ 1990円

水タンク プラティパス 2L  1155円

調理道具 ユニフレーム(UNIFLAME) fanツールセット 2980円

調理道具 多機能キッチンバサミ 1265円

バッグ イスカ(ISUKA) ウルトラライトコンプレッションバッグ 2352円

デイバッグ シートゥサミット 1700176・ウルトラシル・デイパック 2646円

バケツ シートゥサミット・フォールディングバケット(20L)  3591円

小物 Hilander(ハイランダー) ポップアップドライネット2 780円

小物 ユニフレーム 引っ掛け坊主コンビ 990円

小物 NALGENE(ナルゲン) ナルゲン 広口丸ボトル 60ml メーカー品番:90502 *5個 750円

小物 ロゴス(LOGOS) ガイラインアダプター4pcs 360円

小物 NITE-IZE GEAR-TIE 18インチ2本入り 980円

小物 蚊取り線香 小巻ちゃん 540円

小物 アース 押すだけノーマット 200日 998円

小物 キャンドゥ ドカシー 100円

小物 キャンドゥ シリコンザル 100円

小物 脚付き網  100円

キャリーカート MAGNA CART MCK 2800円

キャリー用コード キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) M-1969 193円



〆て75,281円、税込みで79,045円也。



いやー、買ったなー。
次は何買おうかな。

7/28 ~追加~

ドッペルギャンガー レインボーペグ

ユニフレーム ちびパン & 専用リッド

2013/06/04

第一回南熱海アクアスロン参戦!

2013年5月19日(日)、第一回南熱海アクアスロンに参戦してきました~。

第一回 南熱海アクアスロン
会場:静岡県熱海市長浜海浜公園
日時:2013年5月19日(日)
ショートの部;Swim 750m + Run 5km
ロングの部:Swim 1500m + Run 10km
他にスイムだけ、ランだけの部もあり。


今回エントリーしたのはロングの部。
アクアスロンをやってみたいという友人の希望により、日曜に近場で開催される大会を探して本大会にエントリーさせてもらいました。
第一回大会に出るのは、台湾国際マラソン、神津島アクアスロンに続いてこれで3回目。理由はなくとも、やはり初物はいいものです。


しかし今回探してみて改めて思ったけど、関東のアクアスロンの大会って少ないね~。
プールを使ったちびっ子アクアスロンみたいのは結構あるんだけど、海で行われるそこそこの距離の大人向けアクアスロンは数えるほどしかない。5月に熱海や千葉であるだけかな。
数も少ないけど、時期も良くない。
来月参戦予定の神津島アクアスロンも去年の9/1から6/29に変更になったけど、何も梅雨時に移さんでもいいのに・・・(´・ω・`)

ハイシーズンは黙ってても海水浴客が来るからそんな無理して集客する必要ないってことなんだろうけど、靴と水着があれば誰でもできる気軽な競技だけに人々がビーチに集まる季節にこそ開催して認知度を高めて欲しいもんです。
スポーツの持つクリーンなイメージはきっと地元のイメージ向上に繋がるはず!


なんていう提言はとりあえず置いておいて南熱海大会のレポに戻ります。
別にアクアスロン協会の関係者でもないしねw



さて、今大会は近郊のメリットを活かし初の日帰り参戦。
当日の想定スケジュールは下記の通りでした。


6:30 起床
7:00 自宅出発
8:34 品川から新幹線乗車
9:34 伊豆多賀駅到着、徒歩にて会場に移動

--------

10:00 受付終了ウォームアップ
10:20 オーシャンクリーン活動
10:30 開会式
11:40 ロングの部(Swim:1.5km + Run:10km)
12:00 ロングの部スタート
13:30 全レース終了
14:00 表彰式

---------

15:00 風呂に入ってから、鈍行でビールを飲みながらゆっくり帰京。


完璧なプランでしたが、品川駅到着時点で緊急事態発生!


ハ、ハラが痛い・・・・!


こ、これは・・・・このままでは・・・漏れる!(゜∀。)アヒャ


時計を見れば8:27
新幹線の発車時刻は8:34。残り7分。

トイレに駆け込む時間はあるか?

いや厳しい。
ここで乗り遅れたら受付に間に合わないし、頑張ってかつ踏ん張りすぎずに新幹線に乗ってからトイレに行くべきだろうと判断し、切符売り場へ急ぐ。
お腹を押さえながら自動販売機に並び、順番が来たのでPASMOを入れると、ここまでの経路などを訊かれた。山手線反時計回りで来たよ、とタッチパネルを押すと、続いて便名の選択となり、席種を選択し、乗換えを選び、行き先を指定し、決済のためにクレカかを・・・ってんもう限界じゃーい!ヽ(`Д´)ノ
何で新幹線はパスモでタッチ&ゴー出来ないんだと涙目になりながら通路を駆け戻りトイレに駆け込む。
一つだけ空いていた個室を蹴り開け、鍵を掛ける間もなく座り込む。


・・・⊂( ^ω^)⊃ セーフ!!!


しかし落ち着いている余裕は無い。
5秒でコトを終え、水を流しつつズボンを引き上げ、人混みを突き破りながら乗換口に舞い戻る。(*注:ちゃんと拭いてます

前のめりになりながら新幹線乗換口の自動改札にチケットを突っ込む。
印字は8:33

名古屋方面の階段を駆け下りるとホームはもぬけの殻。



(^ω^)⊃ アウト!!!
(⊃ )
/   ヽ


間に合わんかった・・・・_| ̄|○


結局現地の観光案内所経由で主催者に繋いでもらい、事情を話して〆切り後の受付を承諾して頂いた。感謝!



現地に到着したのは予定より一時間遅れ、ちょうどコース説明をしているところだったのでそのまま聞くことにする。


当日の気温は27度。晴天。
水温は19度。やや低い。

スイムは砂浜からスタートし、湾内のブイを2周するコースとなっており、ランは海水浴場に併設された芝生広場などをぐるぐると4周するコースで、非常にコンパクトな会場になっている。
スイムの計測チップはゴーグルのゴムに付けてもらい、ランの計測チップは予めゼッケンに付いているとのことで、いずれも返却不要。
別々のチップを使うのって初めてだな。


周囲を見渡すと大半の選手はウエットスーツを着ていた。(たぶん)トライスーツと思われる人も多かったので、殆どがトライアスロンの選手なのだろう。レベルは高そうだ。
自分はウェットスーツもトライウェアも持っていないので、ラッシュガードを羽織る。
胸に大きくスノーケルブランド「AQA」の文字が光る。
ちょっと恥ずかしいがもう遅いw


スタート前に練習の機会が2度与えられ、殆どの選手は海に飛び込んで身体を慣らしていたが、ラッシュガードの俺達は下手に濡れたら逆に風邪を引いてしまいそうなので、直前まで水に入らずアップ無しで挑むことにする。

やがて全ての選手が波打ち際に集められた。総勢50人くらいか?正確な人数をアナウンスしていたような気がするが忘れた。

カウントダウンが始まる。

...5

...4

...3

...2

...1

...スタート!


号砲と共にアスリート達は猛然とダッシュして頭から海に飛び込んでいく!
俺達はそれを眺めながら両手で少しづつ海水をかけながら入水する!だって冷たいんだもんw

海水は本当に結構冷たく、やがて手足の感覚が無くなってきた。血行悪いのかな?なんてことを考えながら、集団から距離を置いて泳ぐようにする。蹴られたりするの面倒なんだよね。大半が単独泳となったため、多少大回りはしたかもしれないが泳ぎやすかった。俺はスイミーにはなれない性格なんだと思う。

スイマーを守るライフセイバーの方々はサーフボードではなく、ジェットスキーに乗って監視してくれていた。
コースを大きく逸れると前方に回りこんできて教えてくるのは実用上はとても有難いのだけれど、泳いでいるコースをジェットスキーで横切るのはどうなのかなぁと思ったのもまた事実。
なんか間違いがあったら轢かれそうでおっかないし、前を横切った直後に泳いだら海がオイル臭いときもあった。
臭いとの因果関係は無いのかもしれないけど、正直あまり気分の良いものではなかった。

そんなこんなで2周目、最後のブイを回る。もう完泳は間違いないと安心してペースを上げた。
そこで何人か抜きさ・・・るかと思ったら考えることは皆同じらしく、ペースを上げたに関わらず集団はほぼ併走していた。
お互いに「こんな筈じゃ!」と思ったことだろうw


足を着くところまで辿りつくとやはり安心する。人間は陸の生き物なんだと実感する。
これからが本領発揮だと、颯爽と砂浜をスローに駆け上がり(早く走れないw)、トランジット(着替え)エリアへ向かう。

ここで全身の水気を切り、Tシャツを着てゼッケンを付けて、履物を履くのは前回と一緒だけど、今回は少し違う。
何が違うかというと履物が違う。
そう、今回の履物は靴ではなく、走るサンダル「ワラーチ」なのだ。

ワラーチについての細かい説明は端折るが、要はビーチサンダルに踵ストラップが付いたような形状のサンダルで、元々はメキシコのタラウマラ族の伝統衣装だ。
山岳地帯に住む彼らが「ワラーチ」で誰よりも速く走る、という事実が「Born To Run」という本によってアメリカで発表されると、その影響は瞬く間に海を越え日本に伝わり、今こうして熱海にも伝わることになったというわけだ。


実は今回のアクアスロンの最大の目的はこのワラーチのテストだったりする。
ワラーチはサンダルなので、当然裸足で履く。
泳いで走るアクアスロンに最適なのではないかと、初めてワラーチの存在を知ったときから思っていたのだ。


さて、初テスト。

まずはトランジット。
軽く足を拭いてサンダルを引っ掛けるだけなので、当然早い。
先にいたランナーとの差は(たぶん)縮まったのではないだろうか。

走り出しても何ら問題はない。
ちょっと寒さで感覚が鈍ってはいるが、痛むことも滑ることもない。

軽くシャワーを浴びてから走ったことはあるが、長時間泳いでから走るのは初めてだったので、もしかしたらふやけた指が切れたり、足裏が滑ったりすんじゃないかと心配していたのだが、そんなことは皆無だった。


ミッションコンプリート!実験は成功した。



でもワラーチは良かったんだけど、なんかイマイチ調子が悪くあんまり快走はできなかったんだけどね。
初アクアスロンbyワラーチで爆走したかったんだが・・・。

ゴール時のアナウンスで「も、もしかしてビーサンですか~?凄いっすね!」と言われ、本来なら盛り上げたいところだが、何かイマイチな走りだったしテンションは上がらず淡々と水を飲みに行ってしまった。
自分の実力もワラーチの認知度もまだまだだな。


まぁ大満足とは行かないまでも、無事完走!
しかもスイムは初の29分台で自己ベスト!(∩´∀`)∩ワーイ
ランは49分台で凡庸だったけど、まぁ初ワラーチ成功ってことで、これもまた(∩´∀`)∩ワーイ



総合順位とかは発表がないので分からんけど、まぁ真ん中よりは下じゃないかな。


楽しい週末でした^へ^




P.S.5/21付 伊豆新聞にこんな記事が載っていました。

長浜海岸でごみ拾い、大会開催に感謝 アクアスロン選手130人

- 熱海市の長浜海岸で19日、「南熱海アクアスロン大会」(一般社団法人日本国際オープンウオータースイミング協会主催)に出場する選手約130人が、ごみ拾いに汗を流した。
アクアスロンやオープンウオーター・スイムレースなどの大会前、開催地に感謝し行われる恒例のビーチクリーン活動という。
晴天の下、全選手が取り組んだ結果、流木、海藻といったごみが大量に集められた。-
http://izu-np.co.jp/atami/news/20130521iz2000000106000c.html


>晴天の下、全選手が取り組んだ結果、流木、海藻といったごみが大量に集められた。

>全選手が取り組んだ結果


・・・ごめんなさいっ!(*ノノ)キャー