2006/04/17
【Flick】モーターサイクルダイアリーズ
モーターサイクルダイアリーズ
(2004、イギリス/アメリカ)
監督:ウォルター・サレス
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル
ロドリゴ・デ・ラ・セルナ
のちに革命家としてその名を世界に轟かせることになるチェ・ゲバラが学生時代に行なった南米大陸縦断の旅を、彼が残した日記を基に映画化した青春ロード・ムービー。情熱的で正義心に溢れた青年が、親友と共に大自然を疾走し、様々な人々との出会いを通して人間的な成長を遂げる姿を活き活きと詩情豊かに綴る。主演は「天国の口、終りの楽園。」のガエル・ガルシア・ベルナル。監督は「セントラル・ステーション」のウォルター・サレス。なお本作でゲバラと旅を共にする友人アルベルト役を演じるロドリゴ・デ・ラ・セルナは、チェ・ゲバラとは“はとこ”の関係。 1952年、アルゼンチンのブエノスアイレス。喘息持ちながら理想に燃え好奇心溢れる23歳の医学生エルネストは7歳年上の陽気な友人アルベルトと南米大陸探検の旅に出た。アルゼンチンからパタゴニアへ、そしてアンデス山脈を越えてチリの海岸線に沿って進み、最終的に南米大陸の北端ベネズエラのカラカスを目指す。アルベルト所有のおんぼろバイク“ポデローサ号”を移動手段に、わずかな所持金と貧弱な装備だけの彼らにとって、それはあまりにも無鉄砲な計画。当然のように彼らの行く手には様々な困難が待ち受けていたが…。
見終わってどこか居心地の悪さを感じた。
何が悪いのか考えようとして上手く掴めなくて気付いた。意味が分からないのだ。
劇前後、「これは偉業の物語ではなく、大志を持った2人の若者の人生がしばし併走した記録である」みたいなエピグラフが流される。確かにその通りといえばそうなのだが、では何故2人の若者の併走の記録を映画化して発表したのか、その意図が理解できない。
描きたかったのはキューバ革命の英雄、チェ・ゲバラの自伝の1ページなのだろうか?雄大なる南米大陸を旅した若者達の成長記なのだろうか? 目論見は分からないし、いずれにせよ失敗していると思う。自伝にしてはゲバラに魅力が無さ過ぎる。ロードムービーにしては淡白すぎる。
女性ならガエル君の笑顔で何とかなったかもしれないが、懐深い自然との折り合いや暗示的な英雄の芽吹きなどを期待して観た身としては「がっかりしたとした」と言わざるを得ない。
総評 47点 バ、バイクが!∑(゜д゜ )
ラベル:
映画
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