2006/03/28

【Flick】dot the i


dot the i 〈ドット・ジ・アイ〉
(2004、スペイン/イギリス)

監督:マシュー・パークヒル
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル
    ナタリア・ベルベケ
    ジェームズ・ダーシー 





結婚が決まっていた女性が、独身最後のパーティで偶然居合わせた一人の男とキスしたことから、思いがけず危険な三角関係に陥っていく姿を、巧妙なトリックを織り込みサスペンスフルに描いたラブ・ミステリー。主演は「天国の口、終りの楽園。」のガエル・ガルシア・ベルナル。監督はこれが長編デビューのマシュー・パークヒル。 ロンドンに暮らす美しいスペイン人美女カルメンは、郊外の邸宅で優雅な生活を送る優しい恋人バーナビーにプロポーズされ、これを受け入れる。幸せを噛みしめるカルメンは、ある夜女友達だけで独身最後のパーティ(=ヘン・ナイト・パーティ)を開いた。そして、パーティの決まりに従い、その場にいる一番セクシーな男性とキスすることになった彼女は、ビデオカメラを手にした青年キットを選ぶ。ゲーム気分の気楽なキスのはずが、唇を重ねた瞬間、彼女はキットこそ運命の男だと確信してしまう。やがて、何かに導かれるように再会する2人だったが…。 (allcinemaより)





ビデオ屋でたまたま手にとって借りた作品。サスペンスということすら知らなかったので中々楽しめた。
ストーリーは先が読めるし、全体として設定が甘く有り得ない展開ばかりが続くが、ロマンスやファンタジーの類と思えば気になるほどではない。というより、出演者が絵に描いたような美男美女なので自然とそんな気分になってしまう。キットやカルメンの衣装もとてもいいし、冒頭のハンディカメラによるカルメンのカットなど淡く切ない恋の影といったものを正攻法で描きだしている。

やっぱりこの作品は邪魔にならない程度にサスペンス要素が入ったラブストーリーと考えた方がよさそうだ。そう考えればこのキャスティングは正に絶妙。肩肘張らずに、女性ならキット、男ならカルメンにモエーとか言ってるだけでも楽しめそうだ。
日曜の昼下がりにパスタと喰らうハウスワインのような、カジュアルないい映画ではないでしょうか。


総評 78点  アリです。(*^ー゚)b  Good job!

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