2006/03/27

【Flick】ゴッドファーザー PartⅢ


ゴッドファーザー PartⅢ
(1991、アメリカ)

監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:アル・パチーノ
ダイアン・キートン
アンディ・ガルシア
タリア・シャイア
ソフィア・コッポラ
フランク・ダンブロシオ 




 コルレオーネ・ファミリーを描いた壮大なドラマの最終章。ファミリーのドンとなったマイケル(A・パチーノ)は、バチカンの加護を得て一切の犯罪から手を引くことを宣言した。だが後継者に甥のビンセント(A・ガルシア)を立てたことから内部抗争に火がついてしまう。自身も病に蝕まれるマイケルは何とか事態の収拾を図ろうとするのだが……。名作・傑作の誉れ高い前2作の後という、想像しがたいプレッシャーを考えるなら、これはこれで<サーガ>の締めくくりには相応しい完成度と言ってもよいだろう。オペラ劇場で迎えるクライマックスと、その後に続く幕切れも充分な感動を与えてくれる。過去の因縁によって再び暴力の世界に引き戻されるマイケルを、老け役で熱演するパチーノや、血気盛んなガルシアなどキャスト陣の頑張りも悪くない。当初ウィノナ・ライダーが演じる予定だったマイケルの娘役にはコッポラの娘ソフィアが扮し、一部の映画ファンや評論家からブーイングが起こったが、イタリア娘の情熱と存在感はよく出ていた。(allcinemaより)




ゴッドファーザー3部作最終章。
前2作があんまり素晴らしい出来だったので、いけないいけない、と思いながらも期待に胸膨らませて観てしまった。
俺が感情移入しすぎたのか、前作から間を置かずにみたのが原因か(エントリは随分空いたけど1,2,3は続けざまに観てます)分からないけど、マイケル・コルレオーネにリアリティを感じなかった。
「ゴッドファーザー」そのものを上手く受けいられなかったからか、全体のテンポや台詞回し、構図の取り方までぎこちなく感じられ、これは前2作とは監督が違うんだな、と本気で思いながら観ていた。クレジット見たときはビックリしたな。
ここにコピペするため探してきたallcinemaの解説で初めて知ったが、ソフィア・コッポラの出演が議論の的になっていたみたいね。俺として全然OKでした。俺はキャスティングは重視するほうだと思うが、関係者じゃないので作品にマッチしてさえいればそれでいいのです。

この作品の存在によって3部作がまとまっているのは否めないところだけど、どうしても拭いきれない違和感が残ります。カレーにヨーグルトを入れたらまろやかになって実際美味しいんだけど、カレーというものは本来こういうものだったとどこか心残りで、しかし口中が調和の取れた味に満たされた状態ではスパイスの刺激を思い出すことが出来ない、といった感じです。却って分かりづらいかw
頑張ってもうひとつ比喩するなら、親父より強くなってしまった思春期のような気分、かな。


総評 69点 
個人的にはⅡで終わりでよかったと思うね

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