対イタリア準決勝を前に、ドイツのフリンクスが出場停止処分を受けた。
PKまでもつれ込んだアルゼンチン戦後、選手・スタッフ間でゴタゴタがあり、その中でフリンクスがアルゼンチンのクルスを殴ったというのだ。
持ち込まれた証拠ビデオを確認したFAFAはフリンクスに1試合の出場停止を申し付けたという。
試合後とはいえ、軽く小突いた程度とはいえ、相手選手を殴ったとあれば出場停止もやむを得ない。
問題はこのビデオをFIFAに持ち込み、フリンクスの処分を訴えたのがイタリアであるということだ。
何でも試合後のゴタゴタの後、当初FIFAが下した裁定はアルゼンチンDFクフレの退場処分だけで、「ドイツ選手に処分は無いだろう」というコメントも発表していたらしい。普通に考えれば勝ったドイツが突っかかる必要もないので、アルゼンチン側が吹っ掛けたと考えるのが自然であろうし、まあ妥当な処置かと思う。
また、出場停止になったフリンクス、殴られたとされるクルス、双方とも別のメディアのインタビューに「殴ってない」「殴られてない」と証言していたとの話もある。
さて、なんでこの展開の中で次の対戦国であるイタリアのメディアがしゃしゃり出て来て「処分!処分!」と叫ばなければならないのか、全く理解できない。「厚顔無恥」という言葉すら浮かぶ。
さすが八百長国家、なにかあれば圧力を掛けにいくのが習慣になっているのだろうか。マスコミ王が首相を務めた派手好きのお国柄、モラルなんて所詮この程度なのか。
そういえば第2次世界大戦でもイタリアは、日独伊の3国同盟を結んでおきながら、開戦後早々に降伏し、あろうことか連合国として再参戦し戦勝国側に回ったという歴史もあった。所詮こんな国民性、というのは余りに短絡的だろうか。
まぁ、とにかくせこい話だ。
肝心の試合がみみっちいキッカケで荒れないことを祈っている。
2006/07/04
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