透編
透編を進めてみた。
推理シーンに入ったので、ここで俺も推理タイムを取ってみることにする。
ここまでのあらすじ
真理と共に島にやってきた透だが、食後の洗い物を済ませ真理の下に飛んでいくと真理が俊夫をシュプールで働かないかを誘っているのを偶然耳にしてしまい、動揺を隠せない。真理は僕じゃなく俊夫さんが好きなのだろうか?
地下探索から戻ると、俊夫さんが香山さんを探していると言うので管理人室に戻った旨を伝えると、鍵がかかっていて呼びかけても返答がないという。不吉な予感に見舞われた俊夫と徹は、ずっと2階ロビーに座っていた啓子ちゃんと2階廊下で透と会った春子さんを連れ管理人室へ。啓子ちゃんの持つマスターキーでもドアが開かなかったため、倉庫にあったツルハシでドアを破り室内に入ると、凶器とみられる灰皿を傍らに香山さんが倒れていた。
警察に連絡しようと管理人室の電話を取るも、電話線が切られていて不通。この館内では携帯の電波も届かないため外部との通信手段が断たれたことになる。外で通話しようとしたが、何故か玄関が開かずに閉じ込められてしまう。
皆を呼ぼうと2階に上がるとロビーに美樹本さんがいて、さっき透たちが下に下りるのを見かけてからずっとそこにいて、今まで誰も2階には上がってきていないと言う。
美樹本さんの話からすると、香山さんを殺した犯人はまだ1階にいるはずなので地下を含めくまなく探索することにする。
可奈子ちゃんは「もういや!」と部屋に帰ってしまう。
ここで俊夫さんが「香山さんの部屋に向かう途中、『かまいたちの夜』の田中のような人影が1階の西側に走り去るのを見た」という重要な証言をしたので、西側からしらみつぶしに探索するも端部屋の食堂に至っても何も発見できなかった。
ここで女性の悲鳴を聞いて慌てて玄関ホールに戻るも、それは啓子がヤモリを見て出した叫び声であった。
脱力しながらも東側の探索へと出掛けた男性軍は地下室の行き止まりの扉がチェーンを引くことで開くようになること発見し奥に進む。発見したのは俊夫さん。
奥のスペースは湖と海と中庭の噴水を繋ぐ水路の中継点のようであった。中庭にいくと思われる水路を歩こうとしたが鉄格子が嵌め込まれていて先には進めなかった。その鉄格子に白骨化した女性の遺体が引っかかっているのを発見するも、明らかに古い遺体で今回の事件には関係なさそうなので放置して引き返す。帰り際の管理人室再探索で、美樹本さんが管理人室の鍵が管理人室内に残されているのを発見する。もしこの鍵が唯一のこの部屋のドアを開ける鍵で、それがずっとここにあったならこの部屋は「密室」であったことになる。
「密室」でない可能性を探るため、男どもは部屋の隠し扉を探すが見つからず、代わりに犯人が残したと思われるメモを見つける。
「ネノコクマデニ ミナシヌ ココカラ タチサルコトハ デキヌ」
さてさて、情報が増えてきたぞ。犯人はどいつだ~?トリックはなんだ~?
とりあえず改めて現況チェックをしよう。
分かっていることは・・・
・香山さんがこの島にいることを知っているのは登場人物の他に、船長とケマルーア彦田(占い師)。
・犯人は香山さん殺害後、部屋の鍵を閉めた。
・殺害前後でメモを変えた。
・電話線を切った→皆殺しのため?
現時点で気になるポイントは・・・
・なぜシュプールに三日月館地下室の鍵が落ちていたのか?
・なぜ香山さんは殺されたのか?
・「ネノコクマデニ ココヲ タチサレ」と書いてあるのに何故すぐに香山さんを殺したのか?
・なぜ殺害後にメモが変わっていたのか?
・啓子ちゃんが失くした鍵は何処にあるのか?
・啓子の行動に不自然さが?
・2階物置前で線香の匂いがした理由は?
・2階物置前で透が感じた違和感の正体は?
・ケマルーア彦田は岸猿家について知っている風だったが? →ネタキャラだからいい加減?
・春子さんが「どうしてももう一人必要」と呼ばれた理由は?→魔方陣とかの関係?
・地下2階で死んでいた女は誰?いつ、何故殺された?
気になるの点の中で複数に渡って出てきているのは、
「メモの問題」
「鍵の問題」
「2階物置前の問題」
の3点だ。今はこれを考えてみよう。
1.「メモの問題」
まず最初のメモ、「ネノコクマデニ ココヲ タチサレ」についての疑問。
・なぜ「ネノコク」などという言い方をするのか?また、なぜカタカナなのか?
要するに暗号じゃないかな?ってことなんだけど、この線は薄そうだなぁ。帰って欲しいなら暗号にする意味がないもんな。管理人室においてあったんだから香山さんに向けたメッセージであるはずだけど、当の香山さんに伝わらず放り投げられているし・・。
思い付くのは筆跡を隠すため、くらいかな。この理由では香山さんに筆跡を知られている人が書いたことになるから、容疑者は春子さんか?
・なぜメモも変えたのか?
これについては気になるところがある。
まず2つのメモを並べよう。
「ネノコクマデニ ココヲ タチサレ」
「ネノコクマデニ ミナシヌ ココヲ タチサルコトハ デキヌ」
似てるんだよね。
文節でいうと、先のメモの文言は後のメモに全て含まれていて、変更点はタチサレ→タチサルコトハだけなんだけど、「レ」の横に一本棒を引けは「「ル」になるんだよね。
後の文言は書き加えればいいだけだし、ズバリ!
後のメモは最初のメモの加筆版ではないのかーっ!m9(・∀・)
え・・・?何のためにだって?誰がやったって?
犯人だろ。え?それが誰か訊いてる?
・・・・そんなもん知らねーよ!
2.「鍵の問題」
こっちの方が犯人へのアプローチとしては難度が高そう。
・啓子ちゃんの持っていた鍵はマスターキーなのか?
本当に鍵を失くしたのか?って言い換えてもいいんだけど、これ、否定すると啓子ちゃんは犯人側になっちゃうんだよな。
マスターキーじゃないとするなら、部屋に出入りしている以上2号室の鍵じゃなきゃおかしいんだけど、ならマスターはどこだ?って話になるよな。
マスターキーも啓子ちゃんが持ってます!ってなら当然啓子ちゃんは犯人側の人間ということになるし、犯人が啓子ちゃんを利用してマスターキーを持ち出した(最初に2号室の鍵を隠し、啓子ちゃんがマスターを借りた後もう一度摩り替える)ってのも考えられるけど、最初に啓子ちゃんの鍵を隠したのが犯人だとしても、一度鍵を失くした肩身の狭い思いをしている啓子ちゃんが大事なマスターキーを肌身から離してしまって、知らないうちにまた犯人に摩り替えられてしまったとは考えづらい。
ただし、本当にマスターキーがとすると、今度は密室の問題が出てくる。
なんか知らんが管理人室のドアはマスターキーでも開かないってことになるからだ。
ただ、ずばり、美樹本が唱えた密室の原理は間違ってるね。
彼は管理人室の鍵をフックに戻すことは不可能だった、と結論付けたけど、死体発見後に部屋に入った透、美樹本、俊夫、春子さんには可能だったはずだ。犯人だけは死体に目を奪われることはないのだから。同様に応接室にいたはずの女の子にも可能だけど、誰かが席を立ったとの証言はないから多分みんなで部屋にいたのだろう。あれ?あそこに可奈子ちゃんはいたんだっけ・・・?忘れた。いなきゃ可奈子ちゃんも加えた5人にはチャンスがあったってことだ。
ふむー。
・2階物置前の問題
ずばり、食堂と物置は繋がってるね。
元々そうっだったのか香山さんが改造したのかは分からんけど、窓もない建物の中で匂いがするなんてありえん。服や春子さんの移り香ならすぐ気づくだろうし。
透が感じた違和感については、すばり、どっかの部屋のお札が剥がれてるね。
部屋番号を隠すようにお札が貼られている以上、部屋を取り替えるトリックを使わない手はないからだ。(どんな推理だorz)
うーん、現状では犯人は絞れないなぁ・・・。
なんつっても動機が分からん。
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