<<ネタバレ注意!!>>
透編 続き
結局犯人が分からないまま透編が終わった。
物語がかなり大きく展開し、大量殺人バッドエンドも見てしまったため、だいぶ犯人が絞れてきた。
今までのあらすじ
推理がまとまらない透であったが、とりあえず啓子ちゃんの持つ鍵がどこのものなのか調べることにする。
皆で2号室に向かい、春子さんが2号室、その隣の部屋の2部屋のドアを開けたことでやはりこれはマスターキーだとする結論を出す。
そこで俊夫さんと美樹本さんの諍いが起こり、パンチを喰らってうずくまる俊夫さんを置いて美樹本さん、可奈子ちゃんは部屋に戻ってしまう。
俊夫さんはそっとしておこうと、春子さんと啓子ちゃんと透に真理は応接室に向かう。応接室で一息つこうと思ったが、やはり啓子ちゃんは「部屋の方が安全だ」と言い、帰ってしまう。
やがて俊夫さんも降りてきて一緒に一息つくが、もう少し館内を調べてみる、と言い探索に出る。と、間もなく息を切らせて戻ってきて「美樹本が死んでいる」と言う。
急いで俊夫さんに着いていくと、美樹本さんは食堂で胸を風切り鎌で一突きされて死んでいた。部屋に篭る可奈子ちゃん、啓子ちゃんも呼び寄せるも二人は結局部屋に帰ってしまう。
何故2階にいたはずの美樹本さんが1階の食堂で殺されているのか?
ヒントを求め美樹本さんの部屋に行くと、ベッドサイドテーブルに三日月館の見取り図の写真が置いてあった。これで何かを思いつき、真相に近づきすぎたため犯人から消されたのだろうか?
やがて写真を見ていた真理が、2階ロビーに面した不審な小部屋があるのを発見する。階段の横にひっそりとあったその部屋のドアにもお札が貼られていたがよく見ると完全にはついておらず、上部の壁にのみくっついている状態だったので扉を開け中に入ることが出来た。
中には何かの仕掛けと天井から下がるチェーンがあった。地下室で似たような仕掛けを見ていた俊夫さんが躊躇せずそれを引くと、何かが動いた音がした。
「これで玄関が開いたに違いない」
透たちは玄関に走るが、扉は閉ざされたままだった。
何故?と思う間に時を告げる鐘がなった。
12時―「ネノコク」だ。
犯人の予告を振り切り生き延びたのか?
と、その時玄関扉が軋みだし、隙間から水か流れてきた。
―中庭が水で満たされている。溢れる――!
瞬間、扉は弾け飛び押し寄せる大量の水に3人は流されてしまった。
一足早く階段を駆け上がることに成功した俊夫は透の手を、透は真理の手を掴んだが、押し寄せる水流に引き剥がされ真理は廊下の奥に消えてしまう。
何とか俊夫に助けてもらった透だが、「何故僕より真理を助けなかった!」と理不尽に罵倒する。異常な状況に興奮しての諍いはやがて収まるが、その最中に俊夫さんは真理に離婚の話を伝えていないことを知る。では何故真理は知ってたのか―?
と、そこに1対の死体が流れてきた。うつ伏せで顔は確認できないが男性のようだ。あれは誰だ?呆然としていると死体はそのまま流れ過ぎた。
とにかく今の状況では真理を助ける術はないので、とりあえず可奈子ちゃん、啓子ちゃん、春子さんを呼びに行く。
可奈子ちゃんの部屋の扉は開いていた。そっと押し開けライトで照らすと、可奈子ちゃんは部屋の中央で首を吊っていた。
嘆く間もなく、啓子ちゃんの部屋に駆けつけるとやはりドアは開いていて、全く同じように首を吊っている啓子ちゃんを発見することになった。
まさかと思い春子さんの部屋に向かうも、部屋はもぬけの空だった。一体どこへ―。
その時、廊下の奥から歩いてくる人物がいた。真理だ。
ずぶ濡れの真理を抱きとめると崩れ落ちるように意識を失ってしまったが、最後に「物置、春子さん」とかすかな声で呟いた。
透はナイフを握り締め物置に入った。そこには喉を切り裂かれた春子さんの死体が転がっていた。一体誰が?見渡すと地溜りの中に犯人のものと思われる足跡がある。それは点々と春子さんの部屋へ続いていく。
慎重に部屋に入り歩を進めると、片隅に脱ぎ捨てられた血の付いたコートと鎌が捨てられているのを発見した。と、その時ふいに扉が閉まる。
外から閉められてしまったのだ。
閉めたのは誰か。
当然犯人であろう。
このドアの向こうに犯人がいる―!
逡巡の末、鎌を拾い上げて勢いよくドアを開け放つと、ナイフを握り締めた俊夫さんが立っていた。
透が鎌を振り下ろすのと、俊夫さんのナイフが顔を貫くのは殆ど同時だった―。
(バッドエンド)
情報が多いぞ。
もう一度整理。
分かっていることは・・・
・香山さん、美樹本さん、春子さんは殺された。可奈子ちゃん、啓子ちゃんは首を吊った。
・香山さんがこの島にいることを知っているのは登場人物の他に、船長とケマルーア彦田(占い師)。
・犯人は香山さん殺害後、部屋の鍵を閉めた。
・殺害前後でメモを変えた。
・電話線を切った→皆殺しのため?
・コートと鎌が捨てられていた。
現時点で気になるポイントは・・・
・なぜシュプールに三日月館地下室の鍵が落ちていたのか?
・なぜ香山さんは殺されたのか?
・「ネノコクマデニ ココヲ タチサレ」と書いてあるのに何故すぐに香山さんを殺したのか?
・なぜ殺害後にメモが変わっていたのか? →2枚目のメモは1枚目の改竄?
・啓子ちゃんが失くした鍵は何処にあるのか?
・啓子の行動に不自然さが?
・2階物置前で線香の匂いがした理由は? →食堂と2階物置は繋がっている?
・2階物置前で透が感じた違和感の正体は? →部屋を入れ替えている?
・ケマルーア彦田は岸猿家について知っている風だったが? →ネタキャラだからいい加減?
・春子さんが「どうしてももう一人必要」と呼ばれた理由は?→魔方陣とかの関係?
・地下2階で死んでいた女は誰?いつ、何故殺された?
・流されて来た死体は誰?どこから来た?
・真理は俊夫さんの離婚問題を誰から聞いた?
・美樹本さんは何故殺された?
・何故水が張られていた?いつ、誰がその操作を行った?
美樹本さんはほぼ確実に殺されたわけだし犯人から除外してよさそうだ。春子、可奈子、啓子は犯行後の自殺と線も無くはないか・・。可奈子、啓子に関しては偽装自殺の線も捨てきれない。
食堂―2階物置接続説は、真理の生還からもほぼ確定的だろう。
美樹本さんもそのルートを発見し、殺されたものと考えられる。正面から殺されているとこをみると、犯人と鉢合わせたのか待ち伏せされたのか隙を突かれたのかだろうが、それぞれ偶然の鉢合わせなら、何故犯人は鎌を持っていたのか?という疑問があるし、正面に対峙して隙を突かれたなら親しい人間の犯行でないと難しい気がする。物置に入る美樹本さんを見て待ち伏せってのも、先に犯人が下に手段が無いと難しい。鎌は2階にあるものだし、物置で殺されて階下に運ばれたのだろうか?物置に放置しなかったのは、物置から1階へのルートは一目瞭然なので部屋に入られたくないから?1階で殺したように見せるために凶器の鎌も置いてあったのでは?
流されて来た死体は誰だろう?香山さん、じゃ無さそうだし、村上が生きていた?財宝目当てに進入した船長が溺れ死んだ?なにより大事なのは、コートの男=死体なのかってとこだよなぁ。犯人は死んじまったのか??
水を張るには相当な時間が掛かるだろうし、仕掛けを作動させたのは皆が揃ってすぐだろうな。スイッチが2階の小部屋のものだとすると、啓子ちゃんが2階に居座る前=食事後以前に2階で自由だった人物が怪しい。春子さんは真理と食事の準備をしていたはず。可奈子ちゃんはずっと2階だった。他の人はみんな応接室だったっけな・・?
真理が離婚問題を誰から聞いたかについては、そもそもその問題と誰が知っていたかということが明らかにならないとどうにもならない。
ゲーム中では俊夫、みどり以外のものが知るようなシーンはないと思うのだが・・・?
ふむー。
2006/10/19
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