2014/07/01

スノーピーク ギガパワー2WAYトーチ

火起こしは楽しい。

乾いた小枝を軽く盛って、鉈で割った細い薪をかぶせる。
固く絞った新聞紙の先端に火をつけて、そっと差し込み、優しく息を吹き込む。小さな炎を消さないように用心深く、必要なだけの酸素を送り込んでやる。
新鮮なエサを得た炎は体を大きく膨らませて小枝を食べ尽くし、パチパチとはち切れんばかりの成長の音を立てながら、薪へと食らいつく。
踊る炎を見つめながら次の薪を物色する。
この太いのいけるかな?いや、まだこっちの方がいいかな―

実に楽しい。

だけれども、そんな過程をすっ飛ばして手早く済ませたいときもある。腹が減っているとき、寒くてしゃーないときなど特にそうだ。
そんなときトーチがあれば便利なのは知っていた。そしてトーチを買うならこれだというのも決めていた。

スノーピークギガパワー2wayトーチ




この製品の魅力はなんといっても音にある。

ボボボボボッと燃焼音というより空気を取り込む音なのかな?周囲5mの人が危険を感じては振り向くくらいの音がする。
轟音と共に青い炎を吹き出すその様を見て、「もはや兵器」と言う人もいるが、言い得て妙だと思う。


もちろん音だけでなく、炎のパワーも中々のものだ。
炭はもちろん、薪だって直接点火できる。
せっかくトーチ使って手抜きするんだったらとことん抜きたいよね。簡単着火という意味ではこのパワーは心強い。

副次的な要素としては、この製品は2wayの名の通りOD - CBアダプターが付属されている。
これは単体で買っても1000円くらいするシロモノなのでちょっとお得です。自分もP-133S用のCB缶接続に使っています。


欠点と言えば、やや大きいことと、イグナイターが付いていないことかな。
個人的にはイグナイターという装置は壊れやすいし、肝心なときに役に立たなかったりと経験があり、却ってイライラするのでストーブもランタンもあえてイグナイター無しを買っているくらいだけど、トーチに限ってはそれ自体が着火用途でもあるのでやっぱり付いていて欲しかった気がする。
これから火を熾そうというときに、まずトーチを引っ張りだしてきて、それからライターを探すのはスマートではない。
まぁ火打ち石でも着火できるし、本質的な問題ではないけどねー。



ちなみにこの製品はスノーピークブランドではあるが、KOVEA社のOEMらしい。
先日ポチったコブラアダプターもKOVEA製品なので、早くも二品目になるのか。


KOVEAはスノピのOEMを幅広く請け負っているらしいので興味が沸いてサイトをチェックしていたら、もっとスゴい(兵器っぽい)トーチも載っていた。

KOVEA LONG CANON GAS TOACH




キャノントーチw もはやネーミングからして火炎放射寄りだわーw
必要ないけど欲しいw







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