2006/10/03

【Flick】ターミナル


ターミナル
(2004、アメリカ)
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス
    キャサリン・ゼタ=ジョーンズ




 スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスが三たび顔を合わせたヒューマン・ドラマ。突然の祖国消滅により出入国を禁じられ空港内で生活する羽目になった男が、ある約束を果たす機会を待ちわびながら周囲の人々とほのぼのとした交流を深めていく姿をユーモアを織り交ぜ綴る。共演は「シカゴ」のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。
 ニューヨーク、JFK国際空港。この日、ビクター・ナボルスキーは、はるばる東ヨーロッパのクラコウジアという小国からある大事な約束を果たすためにやって来た。だが、いざ入国しようとした矢先、彼の国でクーデターが発生し、事実上国家が消滅してしまう。これによってパスポートが無効となった彼は、アメリカへの入国を拒否される。しかも情勢が安定するまでは帰国することもできず、空港内に完全に足止めされてしまう。英語も分からず通貨も持っていない彼は、やむを得ずこのターミナルの中で寝起きしながら事態が改善するのを待つのだったが…。(allcinemaより)

ハートフルコメディ、って感じの映画でした。
もっとリアルなものを期待していた僕にとっては、「おいおい!そりゃないやろ!」の連発で、とても楽しめませんでしたが、これは読み手の問題で、そういうのが好きな人ならありえないご都合主義な展開も「安心して観られる」ということになり、むしろプラス要素になると思います。
トム・ハンクスの演技は英語を喋られないという設定をこなしきれていないとは思いますが、それもコメディとすれば許容範囲かな。
個人的には作品よりむしろ、この映画のモデルとなった「空港に住む人」が実在する、というエピソードの方が気になる。パリのドゴール空港に16年間住んでいたアレフレッド・メーラン(本名:マーハン・カリミ・ナゼリ)という人らしいが、この人はナボルスキーとはタイプが違い孤独を愛する哲学者タイプの人間らしい。この映画「ターミナル」製作にあたってドリームワークスから30万ドルの報酬が支払われているらしいが、それにも手をつけずに空港の片隅で新聞を読み、コーヒーをすすり毎日を過ごしていたらしい。有名になり押し寄せるマスコミに嫌気がさしたのか既に空港を離れているらしいが、彼のリアルな日常を聞いてみたいものだ。きっと恐ろしく退屈だと思うが。
総評 62点 あんまコメディって好かんのです・・・ ε-(;-ω-`A)ふぅ

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