2005/09/09

~富士登山’05 其の十~


8合目以降の登りは苦行のようだったと書いたが、下りは更なる苦行だった。
どこまで行っても単調なつづら折が続く。
まっすぐに駆け下りていたら膝が痛くなってきたのでジグザクに下り
負担軽減を図る。

14:00 3,350m地点
ちょっとペースが遅い。スピードアップを図る。

15:46 河口湖口5合目到着
急いで降りてきたら頭が痛い・・・。
バス乗り場に並んでいるときスパニッシュ系の女性と目が合いにこやかな笑顔を向けられたが、頭が痛くてどうにもならんので無表情で対応してしまった。すまんかった。
しかし下りは本当にキツかった。どちらかというと精神的な面で。
今、「もう一度富士山に登りたいですか?」と訊かれたら「登ってもいいけど、下りたくはない。」と答えるだろう。
その後河口湖駅に到着する頃には頭痛も収まっていたので駅前のレストランに入り生ビールとワカサギ定食を注文する。
・・・ウマイ。
やはり、疲れたときの酒はいい。車で来なくて本当に良かった。


心地よい酔いに揺られ、所沢までの3時間半の渋滞もウトウトとしたまま苦も無く過ごす。多少混んでようが、自分が寝ていても進むなんてありがたい話ではないか。
所沢到着後、運転手さんから富士山はどうだった?と訊かれた。
また、ちょうど車で仕事帰りの弟が駅で俺をピックアップしてくれた。
弟からも当然同じ質問を受けた。 俺の答えはもちろん一緒だ。


―どうだった?

「なんてことなかったよ。

orz



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