2007/07/05

尿酸値

健康診断があった。

オールA、健康だった。


めでたしめでたし。



オールAなんだからこれでいいとこなのだが、実は気になるトコが2つがある。



1つは視力。


ここ5年間の変遷を見ると、
<右> <左>
2003 0.4 0.9
2004 0.6 1.0
2005 0.6 1.2
2006 1.2 1.5
2007 1.5 0.9


どうした右目!
元気すぎるぞw
感覚的にも確かにずっと右の方が見えなかったのに、何故かぐんぐん見えるようになっていき、今はハッキリと右の方が良く見える。なんじゃこりゃ。
理由は分からんが、まぁこれはいい。よく見えるってのは気持ちがいいし、また変動するだろうから深くは追求しないことにする。

んで、次。


尿酸値。



これは検査結果の解説によると、「7.0mg/dl以下なら良好」ということらしいんだけど、

(ここ3年の結果)
2005 0.5mg/dl
2006 0.6
2007 0.5


低すぎるw



尿酸値は、高いと痛風の発作が起きたりしてそりゃーもー大変みたいだけど、低いのはどうなんだろう?
先述の検査結果の解説によると、尿酸値の下限は設定されていない。
しかし、周りの人の話を聞くと低くてもせいぜい2-3くらいで、どうも俺は特別に低いようだ。
今回は医師の問診の時にも「君は随分と尿酸値がひっくいねぇー!」と言われたしw


んでいい機会だったのでお医者さんに尋ねてみた。


俺「低いと何か問題あるんですか?」


医「うぁ?んん。ぃ、ぁ?む、まぁ」  


(俺の心の声:「まぁ」だと・・・!?問題あるのか?(;゚Д゚))


俺「・・・・。」

医「・・・・。」

俺「・・・・高いと痛風になるんですよね?低いのはいいんですか?」


「ん、まぁ」






どうも「まぁ」が口癖なだけだったようだ。




結局、回答があいまいすぎて確かなところは分からなかったんだけど、特に注意も警告もなく、
また、検査基準に下限がないくらいなんだから問題ないんだろうと思う。

問題ないと思うんだけど、それで終わりじゃ面白くないのでちょっと調べてみた。

すると、インターネット医科大学に投稿された、同じような値と思われる人の相談が引っ掛かった。





痛風科 回答

相談: (21歳 女性)
先日、会社の健康診断の結果、尿酸低値要観察という報告を受けました。UAは0.5でした。高尿酸血症の事は調べると解るのですが、尿酸値が低いとどんな弊害が起きるのでしょうか、又改善するにはどの様にしたらよろしいのでしょうか。


回答:痛風科 教授 大山 博司
尿酸値0.5というのはかなりの低尿酸血症です。尿酸値が低いこと自体は特別な病気を引き起こすわけではありませんし、あまり心配する必要は無いと思いますが、極めて稀に何らかの代謝異常(多くは先天的な)が存在する可能性もあります。一度尿中の尿酸排泄量を測定していただき、代謝異常が疑われるようでしたら、専門医の診察をお受けになるようお勧め致します。




なるほど。
いくつか分かった。

まず、世の中には「痛風科」なるものが存在すること。
それだけ患者が多いってことなんだろうねー。

そしてφ(゚Д゚ )フムフム…
・尿酸値が低い症状を低尿酸血症と呼ぶこと。(「なんで血」が入るんだろう?)
・低尿酸血症の原因には代謝異常の可能性があること。

3つ賢くなった。
調べてよかった。


でも分からないこともある。

まず、「代謝異常が疑われる場合は検査して専門医の診察を」、って言われても、どこで尿酸の排泄量を測るのかもしらんし(泌尿器科とかか?)、代謝異常の専門医がどこにいるのかも知らん。
大きな病院には代謝異常科ってのもあるのか?

また、上の回答だけでは疑われる代謝異常とはどういったもので、それだと何が悪いのか分からない。
分からないんだけど、健康診断の医師の態度といい、上記の回答の全体の印象といい、医学界では大した問題ではない、と思われているフシがある。
別に大丈夫だけど気になるなら検査してやってもいいよ、的な姿勢が見える。


せっかく低尿酸血症という立派な病名をもらったのに軽んじられているのはなんとなく気に食わない。
実はもっとすごい病気の予兆ですよ!という証拠でも見つけてやろうと、更に調査すること数時間。
尿酸値が低くなる原因の記載(こんなの)を見つけた。




尿酸の値が低くなる原因*抜粋*



1.尿酸の原料となるプリン体の摂取不足 
 
2.全身の消耗性疾患(←ガンとかのことらしい)のため尿酸の産生が低下したとき
 
3.大変珍しい代謝疾患で尿酸の産生が低下しているとき

4.尿酸を低くする薬を飲んでいるとき

5.腎臓から尿中にたくさん尿酸が出過ぎるときなどの場合 







φ(゚Д゚ )フムフム…


主に5つの原因か。


して俺の場合は、と考えてみると・・・。


1.生ビール大好き!プリン体の補給には余念が無い。
2.ガンとか?(ヾノ・∀・`)ナイナイ
3.分かりません。通風科の大山先生のときにも書いたけど、調べ方も分かりませんw
4・合法も非合法も、薬は常用していません。
5.これも大山先生のとこで書いたな。やはり調べ方も分かりません。


ということで1,2,4は否定されたので、


3.大変珍しい代謝疾患


または


5.腎臓から尿酸出すぎ


なんだろうと考えられる。




さらに読み進めると解説も書いてあったので、3と5だけ以下に抜粋する。







3.大変珍しい代謝疾患の場合の解説



3.には「キサンチンオキシダーゼ欠損症」、「プリンヌクレオシドホスホリラーゼ欠損症」、「PRPP合成酵素欠損症」などがあります。





φ(゚Д゚ )フムフム…
主に3種類の代謝疾患が疑われる、と。

続いてキサンチンオキシダーゼ欠損症について書いてあるな・・・




「キサンチンオキシダーゼ欠損症」の場合殆ど無症状のタイプがありますが普通は尿酸値は1mg/dl以下に下がります
普通の人より尿酸結石が尿路(腎臓、尿管、膀胱など)に出来やすいと言われています。
これ以外は幼少時から痙攣発作があったり、風邪を引きやすかったりだれが見てもかなりはっきりとした症状がある病気ですので健康に生活されておられる方が罹られている可能性は極めて低いです。





φ(゚Д゚ )フムフム…

1mg/dl以下という数値はあっているが、俺には結石も痙攣もないのでこれは関係なさそうだ。






では次、「プリンヌクレオシドホスホリラーゼ欠損症」




プリンヌクレオシドホスホリラーゼ欠損症:
 常染色体劣性のまれな欠損症であり,重度のT細胞機能不全を伴う免疫不全としばしばみられる神経症状を特徴とする。
症状はリンパ球減少,胸腺欠損,反復感染,低尿酸血症である。
多くの場合,発達遅滞,運動失調,または痙縮を来す。
診断は赤血球酵素活性の低値による。
治療は骨髄または幹細胞移植による。


http://merckmanual.jp/mmpej/sec19/ch296/ch296i.html#sec19-ch296-ch296i-3077より







φ(゚Д゚ )フムフム…


分からない言葉がいくつかあったので調べてコピペ。






<以下、wikipediaより>


T細胞(ティーさいぼう、T cell、T lymphocyte)とは、リンパ球の一種で~(後略)
よく分からんが免疫系の働きをするモノらしい(;・∀・)


胸腺(きょうせん:Thymus)は胸腔に存在し、T細胞の分化、成熟など免疫系に関与する臓器。胸小葉とよばれる二葉からなっており胸骨の後ろ、心臓の前に位置し、心臓に乗るように存在する


反復感染は、wikipediaでも見つからなかったけど、文字通り同じ疾患に反復して罹ることみたいね。


痙縮(けいしゅく、英:spasticity)は、相動性伸張反射の増強を主体とする筋緊張が亢進した状態のこと。痙性痙攣攣縮痙直などとも呼ぶ。








φ(`д´)メモメモ...


基本、免疫系に症状が出るみたいね。
治療法が骨髄または幹細胞移植か・・・。後者は知らんけど大変そうだ。



俺の場合は、とりあえず発達遅延、運動障害はたぶん無いし、痙縮もないからこれも違いそうだな。




続いてPRPP合成酵素欠損症






・・・・・・。








平易な解説をしているサイトが見つからず、分かりませんでした(´Д⊂ヽ
ただ、PRPP合成酵素”亢進”症というのになるとプリン体がどーたらこーたらで通風になるかもー、みたいなことが書いてあるサイトがあったので、逆に欠損だとプリン体がこーたらどーたらで痛風にならないのでしょう。(適当だw)

とりあえずこれは保留します⊂(^ω^)⊃ 




さて、最後の欠損症はわからなかったが、とりあえず3は終わった。



んじゃ最後、NO.5、「腎臓から尿酸が出すぎる」、いってみよー。



3.腎臓から尿酸出すぎ、の場合の解説




5.については世界で100例以上報告されていますがなぜか日本人に多いので注目されています。
詳しくは分かっていませんので断定的なことは言えませんが「研究は進めるべきではあるがご本人は気にすることはない」というのが私の意見です。
他の病気を合併されておれば別ですがそうでなければご心配はいりません。
健康に生活され天寿を全うされます






( ̄□ ̄)エー


なんか投げやりじゃなーい?
何故腎臓から尿酸が出過ぎるのか、という点に全く触れてないし。
よく分かってないけど、だいたい天寿を全うするから気にすんな、と言われても・・・。


いや、まぁ、そう思ってましたけどねw


しかし世界で100例以上、って・・・・・。
めちゃくちゃ少ないない?人口60億以上もいるんだよ?


この確率で特別な症状もないんじゃ、そら医学者も動かないか・・・┐(´д`)┌





さて、調査累計10時間(*この記事は見てくれる人が多いので時々更新しています)


今回の更新でPRPP合成酵素欠損症以外はのことは大体解説載せられたし、よかったよかった。
これでもうこの記事を書き直すこともないかな( ´ー`)フゥー...

と思ったら、最後にヒットしたサイトにこんな記載が。





尿酸値が低くなりすぎる低尿酸血症の場合には、アルコール性肝炎、ウィルソン病、ホジキン病、キサンチン血症、PRPP合成酵素欠損症、ヘモクロマトーシスなどの恐れがあります。






゚(∀) ゚ エッ?

は、初登場の病名がたくさんあるんですけどw


・・・・。
・・・・・。
・・・・・・。


きょ、今日はもう眠いし・・・
ほ、ほら、明日も仕事だし・・・

・・・・また今度気が向いたら調べとくので勘弁してください!┏(;o'ェ')))ペコ ペコ




ま、最後に大雑把に結論づけると、
尿酸値が低いことによる問題は、

いま感じてないなら無い!

と言ってよさそうです。


「尿酸値 低い」の検索ワードで辿りついたお仲間の皆様




気にしないでいきましょう~!(・3・)ノ




8 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

・・凹○凹○
健康でいいですね!
貴方の上司の尿酸値を、少し貰ってあげて下さい!
&左目にも頑張ってもらって下さい。。。

keigochkasan さんのコメント...

右目は「右。・・・か左」とか「うえいやひだいや右!だと思う」とか見えるがままに話していたら担当のお姉さんが不安になったのか、「これは見えないですか?じゃあこれは?もう一回これ」などと繰り返してくれたのでハイスコアが叩き出せました。
来年は一層話術を磨いて両眼2.0を目指します!

匿名 さんのコメント...

詳しい解説ありがとうございました。
この20年健康診断でいつも気になっていました。私も0.5です。ここ7年は肝機能検査を半年ごとに九州大学病院で実施していますが、やはり一度も注意を払われたことがありません。昨日データーが来たばかりで、やはり今回も0.5でした。初めて自分で調べたインターネットでこの解説に巡り合えとりあえず安心しました。しかし、癌やアルツハイマーのリスクが大という不安がありますね。
by みちよ

匿名 さんのコメント...

 尿酸は強力な抗酸化剤で神経の保護機能もあると言われています。
その尿酸値が低いという事は正常値の人たちと比べリスクを孕んでいるという事とも言えます。
 他の抗酸化剤や野菜などをなるべく摂るように意識されたほうが良いと思いますよ。
 ただし、体内での尿酸の使われ方は、まだまだはっきりとはしていないため。今後の情報が気になりますね。

匿名 さんのコメント...

私も低尿酸症です
いつも、0.3~0.5です

現在49歳ですが
高齢化の症状が体のあちこちに出てきて辛いです。
(酷い肩こり、肩甲骨こり、関節痛、神経痛など)
尿酸は強力な抗酸化剤で神経の保護機能もあると言われています。とのこと。
きっと尿酸値が低い事が何らかの影響をしていると感じています。
そのこと裏付けるようにビタミンEやその他抗酸化物質のサプリを寝る前に飲むと翌朝、飲まない時よりも明らかに体が楽になります。
どこかのお医者さん、製薬会社さん、研究していただけないでしょうか?

keigochkasan さんのコメント...

コメント通知していなかったので、折角書き込んで頂いていたのに返信もせず失礼しました。
やはり世の中には結構いらっしゃいますよね。
今月も健康診断がありましたが、私の尿酸値はやはり0.5でした。
そして最近知りましたが、弟もずっとそのくらいの値だったそうです。
両親は普通みたいなのですが、偶然兄弟で同じ症状が出たというよりは遺伝的要素があるとみるべきなんでしょうね。一例じゃなんともですがw

ちなみに健康診断の結果は概ね良好で、低尿酸値の影響らしいものは感じられません。

また何かあったら報告させていただきます(^^)

匿名 さんのコメント...

気にしない訳には行かないんです!
大好きなスポーツが出来なくて苦しんでいる息子を毎日見ているのが苦しくて…。私がちゃんと産んであげられなかった事を毎日詫びながら、一緒に前向きに東洋医学など試しています。どうにかもう一度スポーツさせてあげられる方法はないのでしょうか?

keigochkasan さんのコメント...

もう一度スポーツさせて、ということは以前は元気だったけれども低尿酸値が原因で(あるいはその症状を伴う不調で)体調が悪化されてしまったのでしょうか?
申し訳ないですが、私は専門家でもなく、的確なアドバイスは出来ないと思います。

他の方々からも情報を頂いておりますが、低尿酸値には顕在化していないリスクがあるのもかもしれないと思い、このエントリをまとめさせて頂きました。

願わくば、お役に立つ情報が集まることを。