2007/01/30

【Flick】コーヒー&シガレッツ


(2005、アメリカ)
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:オムニバスだからたくさん。ベニーニとかケイト・ブランシェットとか有名な人も出てる

 インディペンデントの雄、ジム・ジャームッシュ監督が“コーヒー”と“タバコ”をめぐる11のエピソードを綴った珠玉の短編集。ロベルト・ベニーニ、ケイト・ブランシェット、イギー・ポップ、トム・ウェイツはじめ、個性溢れる俳優やミュージシャンが集い、コーヒーを飲みながら、あるいはタバコを吸いながら、とりとめのない会話を繰り広げてゆく。
 本作のプロジェクトはもともと86年にアメリカの人気テレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』のため、ロベルト・ベニーニとスティーヴン・ライトを起用して撮り上げた一編「コーヒー&シガレッツ/変な出会い」が始まり。89年にはジョイ・リー、サンキ・リー、スティーヴ・ブシェミによって2作目「双子」がつくられた。続く93年の「カリフォルニアのどこかで」ではイギー・ポップとトム・ウェイツの顔合わせでカンヌ映画祭の短編部門最高賞も手にしている。以後も10年以上にわたって撮りためられた全11編がここに集結、至福のリラックス・タイムを提供してくれる。(allcinemaより)


全編モノクロ、ミニシアター系の作品ですな。
ミニシアター、煙草、オムニバスとくればなんといっても「スモーク」が浮かぶ。200本のたばこ、なんてのもあったけど。


今作では「コーヒーと煙草はよく合う」というフレーズが頻出するが、必ずしも本心から言っているわけではなく、単に会話が途切れたから場繋ぎに言ってみただけという時もある。というよりも、その方が多い。
これは現実でもそうだろう。ドッカンドッカン盛り上がってるときには、こんなどうでもいいことは言わないものだ。
コーヒーと煙草は、要するに沈黙を埋めるためのものなのだ。

この作品は11篇からからなり、いずれもカフェを舞台に2人ないしは3人の談笑で構成されている。そしていずれの会話も盛り上がっていない。気まずい沈黙をコーヒーを啜る音で、間延びした空間を吐き出す煙で埋めているのだ。
きっとこの気だるい雰囲気こそ監督の求めるものなのだろう。


一向に盛り上がらないモノクロ映像を延々と見つめていると、会話さえも無意味な時間潰しに思えてくる。
ぬるいコーヒーを啜り、寄りかかって煙を吐き、流し目で相手を見て話題を選ぶ。その中で目的と呼べるものはなんだろう?


まぁとにかく、3日前から煙草を止めた俺には向いていない作品であった。


総評65点 音楽がいいっす。+5点

【Flick】ツイステッド


(2004、アメリカ/ドイツ)
監督:フィリップ・カウフマン
出演:アシュレイ・ジャッド
    サミュエル・L・ジャクソン
    アンディ・ガルシア
<hr>
 猟奇連続殺人事件に巻き込まれ混乱していく女性捜査官の姿をサスペンスフルに描いた犯罪ミステリー。アシュレイ・ジャッド演じる捜査官は、殺された男たちがいずれも自分と関係を持った相手だった上、いつも酔いつぶれて犯行時刻の記憶がないことで、捜査を進めるほどに自分を信用できなくなり追い詰められていく。監督は「ライトスタッフ」「存在の耐えられない軽さ」のフィリップ・カウフマン。共演にサミュエル・L・ジャクソン、アンディ・ガルシア。
 サンフランシスコ市警殺人課で初の女性捜査官となったジェシカ・シェパード。父親代わりのミルズ本部長にも優しく見守られ順調なスタートを切った彼女だったが、幼児期のトラウマや過剰なストレス、そして都会の孤独が酒の量を増やし、しばしば行きずりの男との一夜限りの関係を持ってしまうのだった。そんな中、続けざまに2件の殺人事件が発生する。被害者はいずれもジェシカが寝た男だった。そしてジェシカには事件の夜の記憶がない。次第に同僚やミルズ本部長までもが彼女に疑いの目を向ける。いつしかジェシカ自身も自分の無実を確信できなくなるのだった。(allcinemaより)

うん、面白かった。
カット割りとか場面展開のリズムとかがいい感じ。「存在の耐えられない軽さ」の監督だっていうのはさっき知ったけど、言われてみればなるほどな。という感じ。やっぱり細かいところにその人の好みってのが現れるんだね。
ストーリーは展開見え見えなのでサスペンス作品としては、まぁどこにでもあるレベルだけど、アップを多用する手法なんかが緊迫感を出しています。
もうちょっと脚本を練れればもっと良かったね。

総評 65点 動機が意味不明なのはご愛嬌

2007/01/27

【Flick】キリング・ミー・ソフトリー

キリング・ミー・ソフトリー
(2002年、アメリカ)





 「さらば、わが愛/覇王別姫」のチェン・カイコー監督が手掛ける初の英語作品にしてハリウッド進出第1回作品。これまでに体験したことのない快楽に溺れ、衝動的に結婚したヒロインが、次第に夫の深く黒い謎に直面し、疑惑と恐怖の渦に巻き込まれていくさまを官能的にしてスリリングに描くラブ・サスペンス。主演は「ブギーナイツ」「オースティン・パワーズ:デラックス」のヘザー・グレアム。 ロンドンに住むアメリカ人のアリスは、ウェブサイトの開発を担当するキャリア・ウーマン。同棲中の恋人とそれなりに幸せな毎日を送っていた。しかし、ある朝アリスは出勤途中の交差点で見知らぬ男の視線の前に呆然と立ちつくす。その瞬間、体の中から熱いものがこみ上げてきたアリスは、会社でも男のことが頭から離れない。たまらず、会社を飛び出し男のあとを追うアリス。男と再会すると誘われるままに、男の家でこれまでに味わったことのない激しい愛の営みに溺れる。1度限りと自分に言い聞かせるが、アリスの身体は再び男のもとへと向かってしまう……。(allcinemaより)





いきなりセックスに溺れる女、セックスが全てと言いながら「君だけは信じてくれると思った」という分裂気味の男。理解不能です。
感情移入できないのでエロさも半減。また、カメラワークが全体的に速すぎて、ちょっと見づらかったです。まぁ、これは好みの問題なのかな。
これはきっと女性向けの映画であり、女心を苦手とする俺には向いていませんでした。

総評36点 解る人もきっといるのでしょう。



また画像が投稿できねーぞっ!
Bloggerしっかりせいっ!ヽ(`Д´)ノ

2007/01/19

【Trash】ウォシャウスキー監督

マトリックスの監督の名前なんだっけ?
ウオッシャウスキー兄弟だっけ?
と、分からなかったので調べてみたら間違ってました。

名前はウォシャウスキーだったし、もう兄弟じゃありませんでした。

マトリックスのウォシャウスキー監督が女性に性転換  Σ(゜Д゜ )マジデ! アネキカヨ!

知ってた?おいらはすっかり知らなかったよ。びびった。

更に調べてみたらどうも裏には女がいるようで・・・

現実の方がよっぽどこえーぞ!!
(;´Д`)マッチョガ・・・

2007/01/18

【Actualite】ブーメランイット・ジャパン

日経のベンチャー欄で面白い会社を見つけた。

株式会社ブーメランイット・ジャパン

アメリカのブーメランイット社とライセンス契約を結ぶ、紛失物回収代理サービス(HPより)会社だ。


具体的にどういうサービスを行うかというと、顧客はブーメラン社から受け取ったラベルを自分の持ち物に貼っておく。ラベルには「拾ってくれてありがとう!ここまで連絡してね!byブーメラン」といった趣旨の文言とブ社の連絡先が書かれている。
もし顧客が該当製品を紛失し、かつそれが善意の第3者にによって拾われ、ブ社に連絡がきた場合、ブ社はデータベースを照合し顧客に連絡、返却希望の確認後に回収を代行し発送する、というものである。


最初見たとき、「すげぇ発想だな」と思った。
俺も落し物を届けたことも、届けられたこともあるが、それを商売にしようという発想は生まれてこなかった。考えもしなかった。おそらくブ社の創業も落し物を届けたか届けられたときに着想を得たのだろうが、ここで利益を得ようとは相当に歪んでいるキレル頭脳の持ち主なのだろう。

<システム説明要約>*間違ってたら教えてね(はーと
顧客は年契約の正会員、年会費無しの準会員にがあり、正会員には登録時(登録料2,100円)と更新時(更新料1,260円)に6枚のラベルが渡される。足りない場合は追加で購入することもできる。
準会員は登録・更新が不要な代わりにラベルは最初から購入しなくてはならない。ラベルのみの販売価格は、サイト上に見当たらなかったため分からない。
紛失物回収手数料は、正会員が無料、準会員が5,250円/件+実費となっている。退会後に発見された場合は特別手数料10,500円/件+実費が掛かる。
準会員から正会員への移行は、準会員期間2年以内の場合は、1年に付き1,260円の手数料で出来るようだ。それ以降はサイト上に見当たらないため分からない。

このシステムなら個人客はほとんど準会員だろうな。と、いうより個人にはメリットが小さい。力がありそうなメリットはせいぜい海外対応くらいか?
ということでこの会社のターゲットは、顧客サービスを考える企業にあると思われる。

ただ俺は個人なので個人として考えた場合、コレ、どうなのかね?
なんかやらしくない?

メリットとして、「個人情報の保護」が謳われてるけど、ありもしないリスクを煽ってるだけに見えるし、このサービスが有用なものとなるには「紛失物の回収率」が重要になるのは自明なのに、実際に紛失物を発見して届けるのは他人の善意に丸投げなんだぜ?
発見者には、『BIJより1年間の無料サービス(登録料を無料)および特製グッズ(「マイブーメラン」マーク入りTシャツやマグカップ等)を進呈します。』(HPより。BIJ=ブーメランイット・ジャパン社)って馬鹿にしてない?
「警察に届けるよりウチラに電話したほうがお得だよー」っていうことだと思うけど、そんなもんいらんわ!

アメリカなんかでは警察とも協力してる、なんて書いてあるけど、本来拾得者が得るべき利益を掠めてるだけに見えるな。
つまり落し物が届けられた、ということは第一義に拾得者の良心によるものであって、賛美されるべきもそれであり、評価が上がるものがあるならば取得者の人格に対する信頼、拡大解釈しても社会に対する信頼であるべきところを、ただ連絡を受けただけのブ社が対価を支払うことによって、自社のサービスへの評価に摩り替えている、少なくともそんな錯覚を期待しているような気がする。

また、落とし物を届けたらTシャツがもらえますよー、ってのは拾得者からすれば善意の行動を小遣い稼ぎと取られたようで非常に不愉快な気がするのだが、皆さんいかがでしょうか?俺ならラベルは無視して警察に届けます。というか、たとえ拾ってもらった人でも身元を明かしたくない、なんて人の荷物は届けたくないな。パクルか?

このサービス、日本で成功するのでしょうか?

2007/01/12

【Trash】面白サイト

あけましておめでとうございます。

しばらく間が空いてしまいましたが、新年一発目なので明るく、ネットで見つけた面白サイトを紹介しようと思います。
まずは心霊写真とわら人形から( ̄ー ̄)ニヤ

1.「AV心霊写真?」

裏ビデオに心霊が!という内容です。((((;゚Д゚)))ヒィー
随分前にどっかで聞いたことがあるので古い話だと思いますが、写真は中々怖い感じです。暖房が効きすぎた時に見てください。


2.わら人形の呪怨社

超高級わら人形通販サイトです。
大事な大会の前に相手のエースの髪の毛を入手することができたら使ってみましょう。
高価なのでご利用は計画的に。


3.バーチャルネットほら吹き娘 燕17歳

嘘ニュースサイトです。真面目なボケが俺好み。
元ネタが分からない記事も散見されますが論説部と識者のコメント部の語調の使い分けは見事です。超おもろい。


4.実現男

一週間に1回何かを実現する男のブログです。民主党の議員らしいですが、馬鹿なことやそれに懸命になる自分が大好きなのが良く分かります。政治家として適格かとうかは興味がないのでそれぞれ判断してください。


5.言葉に出来ない

哀しくて切なくて。言葉に出来ないクリップ集です。


6.片山ゲリオン

某有名アニメのオープニングのパロディです。実は俺はそのアニメを見たことは無いのですが、それでも非常に面白いです。クオリティ高いぜ!


7.金卵

これは若者向けかな~?感性勝負って感じ。
正直俺は・・・。


8.フセインの死刑

例の携帯で撮影された奴。日本のニュースで流れたヤツなんかよりはちょっと長くて、床板が外された後の光景もちょっと入ってる。落ちてから一分足らずなんだが、あんな僅かな時間で人は死んでしまうんだろうか・・?
これで一つの国の一つの時代が終わったわけだが、新しい時代は来たのだろうか?
人が社会を築いたのは紀元前8世紀古代ギリシャのポリスから、と昔習った気がするが、2800年を経た今、その時の目的は達成されただろうか?少しでも近づいただろうか?
人は人を、何のために殺してきたのだろうか?



・・・・あっけましておめでとー!(*^ω^)

2006/12/26

【Books】どちらかが彼女を殺した


どちらかが彼女を殺した
東野 圭吾






最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。







いやー、まいったよ。
最近推理小説ばっか読んでたから少し飽きちゃってて、面倒になると最後まで推理せずに読んじゃうこともあったんだけど、この本犯人教えてくれねーんだよ。とんでもないよ。ぼーっと読んでたから何があったのか分からなかったよ。

こうなると解かない訳にはいかないよなー、ってんで本閉じて色々考えてみようと思ったんだけど、もうすっかり犯人教えてもらうつもりだったから内容よく覚えてないんだよ!今読み終わったとこなのに。
いやー、ビックリしたね。自分のいい加減ぶりに。ここまで集中していなかったとは。

結局最初から読み直して推理しました。
が、なんか書いているうちに違う考えが出てきたりしてまとまりませんでした。

俺の推理はこちら↓ *白で書いてあるので反転して読んでね。
結局解説も読んだので犯人は分かっているつもりだけど、湧き出た疑問を片付けられない(><)
誰か教えて~!!

さて推理。
まず、考えるべきはゴミ箱の中身だよね。
これによって康正と加賀刑事は犯人を特定できることになる重要なキーであることは作中に明記されているし。

見落としがなければゴミ箱の中に入っているのは「佳世子が破いた薬の袋」だけであるはず。
また、「その瞬間を見ていた」発言からも、「これで鑑識に出す手間が省けたな」発言からもゴミ箱の中身が薬袋であり、重要なのはその袋を破いた利き手であることが類推される。

ここで園子の部屋に残されていた薬袋の状態によって導かれる状況を考えてみる。
2つの袋のを破いたのが―

1.左手・左手だった場合
とりあえず右利きと思われる潤一は除外される。2つのうち一つは佳世子が破いていたとしても、2つ目が佳世子による再犯行の際の物か、絶望に暮れた園子自身によるものなのか断定はできない。

2.左手・右手だった場合
とりあえず一つは潤一が破ったものである。もうひとつは分からない。
一つ目が佳世子によるものだとすると、2つ目は潤一で彼が真犯人ということになるのだが、逆の場合は1.同様判断できなくなってしまう。

3.右手・右手だった場合
この場合のみ自殺が否定される。加賀が他殺と言い切っている理由も、薬袋がこの状況であったからだと思われる。


よって状況は3.「袋は両方とも右手で破かれていた」であったと推測できる。
ここから犯人が分かる、といういうことであれば容疑者二人の利き手は反対でなければならない。 そして右利きの方が犯人だということだ。



と、ここまで考えた。
しかし、これから先が分からない!

あんまり分からないから解説も見たけど、納得いかない!

解説によると、
1.加賀刑事が殺人と断定している → 薬袋の状況は前述の通り、両方右手で破られている
2.絆創膏は本棚の上にあるため、小柄な佳世子が使うのは不自然 → 潤一が使った → 感電死の準備をしたのは潤一 → コードを切ったのも潤一 → コードは右利きの人間に切られていた → 潤一は右利き

ということで、犯人は佃 潤一である!(・Α・)9m ドーン!!

明示はされてないけど上記が解説が示す真相だと思う。「文庫化に当たって、佳世子がどちらの手で袋を破いたのかが伏せられていることにより難易度が上がっている」とされていることからもコレで間違いないとは思うんだけど、本当にコレでいいのかなぁ・・・。


以下に俺の推理に続きを描くと同時に、解説が提示する答えに対する反論を試みる。


推理は「どちらかの利き手が分かればいい、というところまでいったけど特定できない!」というところまでいった。

作品中の2人の利き腕に対する描写を探すと、
佳世子には、園子の葬式の記帳を右手で行っている描写がある。が、園子同様強制されている可能性があるので断定する材料にはならない。

潤一に関してははそういった記述は見当たらない。
が、論理的思考で、感電死の準備をした犯人が潤一なので、コードをカットした人物=潤一は右利き、という答えが出されている。しかし、これには反論がある。

潤一が感電死の準備をしたとされる論拠は、解説にもあった「本棚上部に置かれた薬箱の中の絆創膏を使うには佳世子の身長が低すぎる」っていうものだと思うけど、これは弱すぎる。
所詮本棚だ。ちょっと高い位置にあるだけで不可能な訳じゃない。サイドテーブルに足をかけるなりすれば簡単に取れるはずだ。

どちらが右利きなのかこの時点では断定できないのではないだろうか?


絆創膏に関してはさらに違う疑問もある。
潤一が絆創膏を使うのも不自然だってことだ。
康正が「犯人がやったと思われる行動、自らの動作で再現してみた」際、寝室に入って周囲を見渡したとき「本棚の中程に置いてある、ガムテープとセロハンテープに向けられた」との記述がある(p.126) 見渡せば目に入るテープ類を無視して上段の薬箱の中の絆創膏を使う理由が無い。これに対する答えは見当たらない。結局、この理由は分からない。

ちょっと方向性は変えて、潤一が絆創膏を使ったのがたまたまとすれば、これは佳世子が真犯人で潤一に罪を着せるためにあえて使ったという見方も出来るような気がする。
つまり供述通り最初に絆創膏でコードをセットしたのが潤一とすれば、帰る前には当然それは剥がしたと考えられるが、残って改めて園子を殺した佳世子が、潤一に罪を着せるためにあえてその絆創膏を再利用した、ということも考えられる。絆創膏を使うのは潤一じゃなければより不自然なことに気づきあえて残した、ってわけだ。これなら「何故か絆創膏が取れかかっていた」っていう未解決な謎も、再利用だから粘着力が落ちていたってことで説明できる。

さらに相手に罪を着せる偽装工作という考えを適用すれば、袋の破き方も同様に相手を嵌める罠とみることも出来る。
まず解説の通り、佳世子が左利き、潤一が右利きとする。で、一枚目の袋は供述通り潤一が破いたとしても、2枚目の袋は園子が左利きであることを知っていた佳世子がわざと右手で破いておいたことも考えられる。その場合、カレンダーも右利きのやりかたで切ってあるのだろう。そうすれば万一事件が発覚しても左利きである彼女は有利な立場につける。

コードのカットも同様にいけそうだけど、彼女が一人で感電死の準備をしたってのは考えづらいから、その場合は2人はやはり共犯だった、てのはどうだろう。
2人は共犯というセンも否定できないんじゃないかな?小説の細部は忘れてるので整合性に問題があるかもしれないが、殺害現場に2人が鉢合わせした、というのが事実なら、2人は共犯であることも出来るんじゃないかな?その場合、グラスを片付けなかった理由が問題になるけど、先の袋と同じく事件が発覚することを想定して佳世子が仕掛けたという見方もできる。佳世子は車で現場にやってきて土足で部屋に上がってしまっている。周到なアリバイ工作を準備していた潤一を前にして、もし事件が発覚したなら逮捕されるのは私で、彼だけはまんまと逃れるのではないか、と考え、自分の身を守るため、少なくとも彼を逃がさないために一片のスキを作った、というのもアリじゃないか?ダメか?共犯なら、ワインを買って持っていったのは二人だということもいうことになるので、ボトルが空だったのも3人だからいっぱい飲んだだけ、ってことで片付けられる。実はグラスは3つあって、睡眠薬を注いだ園子のグラスは持ち帰って破棄されたって可能性だ。これだと殺害の翌日に二人で現場を訪れたって証言からするとちと厳しいが、なんとかなりそうな気がする。



思いつくままに長文書いてみたけど、我ながら検証する気にならん・・・。もう頭痛い(゜∀。)



当面晒しておくので、検証・反論是非お願いしますm(__)m


<ついでに気になる部分>


・最初に康生が部屋に入ったとき、サイドテーブル下に電話が転がっていたはず。何アレ?

おかしいところがあったら是非指摘してください!
よろしくお願いしますm(__)m

2006/12/12

【actualite】FIFA Club World Cup presented by TOYOTA

FIFA Club World Cup presented by TOYOTAを観戦してきた。

つっても
全北(韓国:アジア代表) vs クラブ・アメリカ(メキシコ:北米代表)というマイナー試合。

クラブも選手もさっぱり知らないが、チケットを貰ったので行ってきました。
バックスタンド側の2階席だったんだけど、サッカーを横から観るのは久しぶりで面白かったです。たまに観にいくJリーグではいつもゴール裏付近で、応援の熱気があるのはいいけど”サッカー観戦”という観点で考えると全くダメなんだよね。オフサイドなんか全然分からんし。

試合はトーナメントらしく両チームとも無理はしない展開。全北はクロスの精度が悪く、C.アメリカのミス絡みでしかチャンスを作れない。対するC.アメリカは浮き玉を多用した小さいパス交換で中央突破を図るも体格で勝る全北DFを崩しきることは出来ない。
試合が動いたのは後半34分。右サイドからのカバニャスのグラウンダークロスをR・ロハスが倒れこみながらも何とか当ててゴールに流し込む。バックスタンド側からは倒れたロハスの体が邪魔で転がるボールが見えないという、超泥臭いゴールで均衡は破れた。
先制を許した全北は当然点を取りに2選手を投入するが、却ってバランスを崩しC.アメリカに決定的な形を何回も作られてしまう。この辺が試合としては一番面白かったかな。攻守の切り替えが早い試合はやはり見ていて楽しいものです。

個人的にはブランコの動きが良かったと思います。視野の広さ、判断の早さ、確かなテクニック、紛れも無く世界レベルですな。


あと、熱燗でも売ってくれれば完璧だったな。寒かった・・・。

2006/12/11

【Trash】Vow's Bar 中野店3周年記念プレイベント


夜のとばりに、南無阿弥陀仏。
東京・中野に現役のお坊さんがシェーカーを振るう異色バーがある。
店の名前はそのままズバリ「坊主バー」。それではカッコつかないと思ったのか、一応「Vow's Bar」をいう字が当てられている。"Vow"という単語は”誓い”とか”誓約”という意味。宗教的理由などから独身生活を誓うことを”vow celibacy
”といい、その辺にも引っ掛けたのかもしれない。


そのVow's Bar中野店が3周年ということで、12/9に記念プレイベントが行われましたー。






「こんなん」というのはどんなんなんだろう?
繁華街で酒を売るブッディストに今の世の中はどう映っているだろう?

興味をそそられ参加してきました。

会場は東中野駅近く、東京工科専門学校内のテラハウス 地下ホール。
収容人数300人ほどと思われるホールで、当日の参加者は150人くらいかな。
会場や出演者の写真は撮ったんだけど、ネットへの公開は禁止ということで画像無しのレポになります。


イベントは3部構成。


1部は世の中の諸問題をピックアップし、その専門家たちに解説をお願いするというもの。
・憲法9条改正問題
・自殺問題
・ホームレス問題
・いじめ問題
がピックアップされました。
ホームレス問題を取り上げた団体は実際にホームレスの方を連れてきたり、活動に対する仏教界の協力の不充分さを訴えたりしていて中々面白かったですが、他の問題は通り一遍の解説で終わってちゃってたな。


2部は、各宗教界の関係者が一同に会し、1部で取り上げた問題を中心にディスカッションするというもの。
坊主マスターのマスターいわく『ミニ・宗教サミット』だ、ということで、飛び交う罵声、入り混じる各言語、演壇の中央で坊主が念仏を唱えればそれに向かって神主がお払いをして、それを見たキリシタンは十字を切りつつ哀れな子羊のために祈り、イスラムの方は時間が来たのでメッカに向けて伏せ祈る。触発された観衆は立ち上がり発言のためのマイクを奪いあうといった熱くシュールな大激論を期待していましたが、実際には一部の問題にありきたりな問題提起をしただけで終わりました。 なんかしょんぼりです。

原因の一つは準備不足でしょう。
当日は各宗教宗派が集うとのことだったのですが、当日になってイスラム教代表が欠席、キリスト教の代表の方が交代、偶然会場に来ていたタイ仏教の方が引っ張り出せれたりドタバタあり、これで満足な論議を要求するほうが酷というものです。
最終的に、キリスト教、古神道、タイ仏教(テーラヴァーダ仏教)、日本の仏教(浄土真宗、禅宗、時宗、曹洞宗、日本山妙法寺)の方々がパネラーとなりましたが、多数派の仏教徒からは積極的な発言もなく、急遽駆り出されたキリスト教、タイ仏教の2者にも劣る存在感でした。「我々は人を救いません」と早々に宣言した神主などもいて、一体何をしたくて参加してきたのかと思います。

他にテーマの散逸も原因に挙げられると思います。
一部でピックアップした問題を端緒に通底する構造をあぶり出し、問題提起と解決法について各界の見解を示していく、というのが理想なのではないかと思いますが、実際には各パネラーに諸問題に対する印象を尋ねただけで掘り下げることも無く終わってしまい、これで議論が盛り上がるわけもありません。パネラーや聴衆の力量も不足していたのかもしれませんが、運営の技量も問題でしょう。ぶっちゃけこれで金を取ろうとは世の中舐めてます。


3部は、歌や詩の朗読という見世物系。
Kobaryuという平井堅の替え歌を歌う歌手が出てきて、彼はクオリティ高すw 面白かったです。



イベント後には希望者による忘年会が催されましたが、用事があったため失礼しました。
来年4月に本イベントがあるらしいですが、次もサミット的なことをするならば是非具体論を提示して欲しいと思います。それが無い限り対立軸もボケたままで、今回のような腰の引けた「宗教懇親会」に終わるのではないでしょうか。

宗教色のあるイベントに参加したのは初めてなので非常に期待していたのですが、終わってみて「宗教家は世の中の事なんか考えてないんじゃないか?」という疑問を抱いてしまいました。

”草の根宗教サミット”という着想はすごく魅力的なので、なんとか実のあるものになっていって欲しいと思います。
今後に期待、かな?

そういえば当日はフジテレビのスーパーニュースが取材に来ていたようです。
マスコミはあれをどのように報道する(した)のかちょっと興味がありますね。まぁまず観ないと思うけど。


チャオ!

2006/12/07

【Trash】オープンカフェの社会実験@新宿



新宿で「オープンカフェの社会実験」をやっていた。
歌舞伎町の方から新宿駅方面へ向かう途中、MOA4番街で見つけました。

赤い看板掲げて頑張ってます。


全景はこんな感じ。
ちょっと暗いけど雰囲気は分かると思います。

路地の反対端にも同じようにテーブルとイスが並べられていて、昼はテーブルの上に赤いパラソルが差されるようです。

ちなみにこの実験は8/2-12/30までの期間限定のようです。


奥の「MOA 4 CAFE」でコーヒーやらビールやら売ってます。俺はカフェオレを(確か350円)買いましたが、紙コップに入った取り立てて特徴の無いものでした。ちょっと高いような気がしますが、それよりも店員のやる気の無さが気になりました。ろくに挨拶もしません。
まぁ新宿らしいっちゃらしいんですが、そういうイメージを崩したくて実験してるんじゃないのかな?


MOA4番外にはバーニーズニューヨークがあり、今はこんなお洒落なディスプレイで彩られていました。恋人達にはぴったりです。
クリスマスシーズンのイメージカラーはやっぱり赤、温もりの色です。赤には体温や血圧を上昇させて積極的な行動を促すという効果があるので、これによって購買を促しているという説もあるようです。
僕?独り者には色なんて関係ありません。購買の主な基準は価格です。




ヨーロッパの町並みなどをみると、ちょっとした広場があることが多いですよね。丸い広場の縁に沿ってベンチが置かれていて、疲れたら一息入れられるようになっている。あれ、とてもいいと思います。
日本でも池袋西口などに似たようなのはありますが、もっともっと増えて欲しいと思っていたのでこの実験は成功してほしいですね。ちょい飲み物が高い気もしますが別に自販機で買ってきても怒られることはなさそうなんで良しとしましょう。
給料は上がらんしボーナスは減るし、景気回復はどこで行われてるんだ!と思うときもありますが、こういった試みを見ると日本も「豊か」になっているんだな。と思います。


【蛇足】この写真はpicasaPosted by Picasa でアップしてみましたが、何枚かは失敗したようでアップされていません。
Bloggerのアップ機能は失敗ばかりだし、嫌になってきました。また乗り換えようかな・・。
bogger使ってる人、写真ちゃんとアップ出来てますか??

【Books】東野圭吾を引き続き読む

むかし僕が死んだ家が面白かったのでそのまま他の作品を読んでいます。
今までに読んだのは、

むかし僕が死んだ家
変身
手紙
分身
超・殺人事件
白夜行
放課後
宿命
鳥人計画
探偵倶楽部
11文字の殺人

の11冊。ちなみに上から面白かった順。
超・殺人事件は短編集で、超理系殺人事件と超高齢化社会殺人事件が面白い。ただ、くだらないので低俗なのが嫌いな人は読まないほうがいいでしょう。

全体として僕は初期の本格ミステリよりプロットに捻りを効かせたもののほうが好みのようです。
彼の文体は平易で読みやすい反面情感に欠けるので、人間を描くにしても独白や心情の描写でダイレクトに描くより、その天才的な構成力を発揮して他者からの印象や風景としての存在の中から浮かび上がらせる、といった手法の方が合っている気がします。
この人は小説家としてはともかく、ストーリーテラーとしては本当に一流ですね。映画化、ドラマ化が多いのも納得です。
かまいたちの夜みたいなゲーム作ったら凄く面白そうなんだけどやる気ないのかな?期待。

2006/12/06

【Trash】City Marathon

12/3、某県某市主催の市民マラソンに参加してきた。

2km、3km、5km、ハーフマラソンのうち、ハーフマラソンに参加してきた。
結果1500名程の出場者の200位くらい。タイムとしては1時間半くらい。
「そこそこ速い」という賞賛するほどでもなくネタにもならない中途半端なポジションに落ち着いた。

当日は12月にしては暖かった。それが大会史上初めて5,000人を突破したという出場者たちにとって良かったのかどうかは分からないが、応援の人たちにとってはよかっただろう。冬空の下ただ立っているだけというのも辛い。
マラソンの中継をみていると沿道いっぱいに旗を持った群集が立ち並び声援を送っているが、正直よくやるな、と思う。寒空の下、身をちぢこませてお手当ての選手を待っていても、やっとやって来た彼らは一瞬で通過してしまうのだ。何人かの選手を見送った後、彼らはどういう顔で帰るのだろうか?「いつだって去り行く者は美しい」と歌ったのは中島みゆきだったと思うが、残されるということには惨めさが付きまとうと思うのは俺だけなのだろうか?


実は昨年もこの大会の5kmに出場した。その後違う大会の10kmも走ったので、今回はハーフ、そして2月に東京マラソンでマラソンデビュー&引退レースという華々しいランナー人生を描いていたのだがあえなく東京マラソンに落選したため、それもついえた。意味の無い大会だった。
それでも収穫はあった。今まで5km,10km,21km(ハーフ)と走ってきた結果、15km以下と以上では全然別物だということに気付いたのだ。

5kmくらいなら勢いでいけた。ヨーイドンで行けるとこまで行けばいいだけだ。
10kmは5kmの勢いに根性を足して乗り切れた。過度に息切れしない程度に飛ばしていけばそのままゴールに着いた。どちらも走り終わった後はゼエゼエと息が切れ、体は火照っていた。 体力と使った、という実感があった。
今回は違った。

今回のコースは10km過ぎから苦しくなるとの情報を得ていたので前半抑えていったこともあり、10km過ぎまで楽勝だった。
11km地点くらいだと思うがタイム表示があり、そこで51分くらいだった。走りながら考えた。
細かい計算は置いといて、今はおおよそ半分地点。
で、現在のタイムを単純に倍にすると102分。1時間と42分。1時間半と少し。
今後1km1分のペースアップをすると、92分。1時間32分。もうちょっと頑張れば90分。1時間半。
イケル。
1時間半を目標にしようと思い、ペースアップを試みた。すると。

脚が痛い。
足裏が痛いのは靴を忘れた罰だと思うが、それ以外に脚の後ろ側が痛くなってくるのだ。
始めはふくらはぎが、そのうちに腿裏が。
つってしまうと大変なので出来るだけ負荷を掛けないように関節を使わないで走るのだが、そのカクカクしたフォームはいかにもエネルギーのロスが大きく、また見た目もヤバイのでドクターストップがかかった場合、鉄格子付きの方の病院に収容されてしまいそうだ。出来るだけ平静を装って走りきった。

筋肉痛み当日が一番酷くてその後は日ごとによくなり、3日目の今日では殆ど問題ないが、最初はホントに痛かった。
歩行時、足を真っ直ぐに振り出すと裏側の筋肉が痛いので、バレリーナがお辞儀するときみたいにつま先を開いたままで歩く。
つま先が外を向いているので足もやや横方向に振られることになり、バランスをとるために腕も横方向に振られる。
手足を横に振りながら前進していく様は陽気なゴリラのようで、とても悲しい。


勢いで走れるのは10kmまで。15kmを超えるランには多少でもトレーニングしたほうがよさそうです。

2006/11/25

【Actualite】Ijime

日本の「Ijime」、ドイツで強い関心 連日報道

いじめによる自殺や自殺予告が日本で相次いでいる問題について、ドイツの主要メディアが強い関心を寄せ、連日報道を続けている。日本語の「Ijime」という用語もそのまま引用され、「イジメ」と発音されている。ドイツでは移民問題や貧富差などに基づく子どもの暴力や差別が増えており、学校教育のあり方に関する論議を日本と重ね合わせているようだ。
(中略)
ドイツでは子ども同士のいやがらせや暴力が問題となっているが、日本ではより陰湿な「仲間はずれ」という形で現れる、などと伝えた。
*asahi.com2006年11月25日08時00分記事より抜粋
 












以前にMottainai(モッタイナイ)を世界語に!という記事を書いたが、それ以外にも日本発の国際語は結構ある。Sushi,Tsunami,Mangaなどだが、どうやら次の有力候補はIJIMEのようだ。
もっともこれに対しては疑問もある。
日本語が国際語になるためには、その事象や概念自体にオリジナリティが必要だ。
寿司がSUSHIとして世界に広がり、ロシアのスパイがロンドンのスシバーで死ぬほどスシを食うようになったのも寿司がロシアにもロンドンにも無かったからだ。(未確認情報) もし同じようなものがあったなら「ジャパニーズなんたら」とか「インポンスキーかんたら」と呼ばれていたであろう。もしそうであったなら元スパイもサビとポロニウムを間違えることも無かったかもしれないと思うと心が痛む。 (未確認情報)

で、IJIME。
これって日本にしかないの?そんなことないだろー。 アングロサクソンだってネグロイドだっていびって叩いて仲間外れにしてんだろー。
と思って『仲間外れ』で和英ひいてみました。
すると・・・・・ありました!
『muggle』とか『wallflower 』なんてのがあったんだけど、もうちょっと正確な意味を掴むために『wallflower 』を今度は英和でひいてみたよ。そしたら

wallflower
【名-1】 壁の花◆ダンスパーティーで誰にも相手にされずに独りぼっちで壁際{かべぎわ}にいる人


つ、つらいよお。゚・(ノД`)ウワーン

でもまぁ、これはイジメというか単にモテないだけなので仕方無い気もする。いや待てよ。モテないヤツを「花」となどという隠語で呼ぶのは酷く陰湿な気も・・・。しないか。もちろんケースバイケースだけどジョークの範囲といえるだろう。ついでに『muggle』と『wallflower 』をドイツ語とフランス語に訳してみようと思ったがオンライン翻訳機では反応しなかった。

考えてみると日本には「村八分」なんて大規模かつ伝統的な仲間外れがあるくらいだから、そこらのひょっと出の外人なんかには真似できない「シカトの技術」を持っている人が多いのかもしれない。
そういえば確かZOOっていう短編集の中に不仲になった両親が息子の前でお互いが見えないフリをして暮らす、っていう話があった。父と話していると母から「何独り言言ってるの?」と問われ、母を見つめていると「ぼっー、と壁ばかり見てどうした?」と父に尋ねられる生活を続けた哀れな少年の心が壊れしまう話だ。 そんな異常な状況にも少年は適応していくのだが、その強引な手法がその小さな心を壊してしまうのだ。

こんな陰険なイジメを思いつく作者、乙一の年齢を調べてみたら1978年生まれとなっていた。俺より少し若いくらいだ。こんな年の作家がこんな陰気くさい設定を思いつくくらい強力に、僕らの中にはシカトの遺伝子が組み込まれているのかもしれない。
ちなみに『シカト』の語源は、花札に描かれている鹿がそっぽを向いていることから来たらしい。花札で鹿の札は十月の札でもあるので、鹿(しか)+十(とお)=しかとお→シカト!(・∀・) となったらしい。日本では鹿や札さえ無視するのである。

まぁそんな世知辛い世の中だけどぽんぽん死ぬこたーないのにな。とは思う。 集団自殺なんてどっかのネズミに任せときゃいいんだよ。放っておいたってどうせ死ぬんだから急ぐことはないやな。イジメ?んなもん無視すりゃいいいんだよ。いじめっ子だろうがいじめられっ子だろうが好きな奴には話し掛けて、嫌いな奴にはそれこそシカトしてらゃいいんだよ。そうすりゃいずれ仲間が出来て大往生できそうな気がするけどなぁ。まぁその前に死んじゃうかもしれないけど、運が悪い奴ってのはいつでもどこでもいるもんで、それは仕方ないよな。 命なんてそんなもんだよな。うん。


・・・まとまらないのでこの辺で。じゃ!

2006/11/23

【Trash】益子焼

栃木県は益子市、益子焼の産地(っていうのか?)に行ってきました。
ちょっとした知り合い関係の窯元なので倉庫にも入れてもらえ、多くの作品を見ることができました。
静かな小屋の中に鈍い光を湛えた陶器が並ぶ様を眺めていると、その光に時間が吸収されていくような感覚におちいります。ハッと我に返ると時間が過ぎている。目の前には変わらぬ光を放つ陶器が並んでいる。そんなことを繰り返して時間が過ぎてゆくのです。陶器達は、そうして鑑賞者の時間を奪うことによって、ここの主は自分達なのだ、と声も無く主張しているようです。

と、そんな静かな妄想に耽らせてくれる素晴らしい益子焼ですが、最近は大変厳しい状況にあり火を落としてしまった窯も少なくないようです。
益子の町は、益子焼窯元共販センターという建物を中心に電線の埋め込まれた綺麗な坂道をメインストリートとしてお土産屋、蕎麦屋、喫茶店が立ち並び、当日は雨模様にも関わらず行きかう人も多く、共販センターの駐車場は満車で数台の車が待っている状況も珍しくありませんでした。ナンバーを見る限りでは、東京や千葉など遠方からの来訪も多いようです。
町はだいぶ賑わっているようでしたが?と訊くと、それ以上に窯が増えすぎて供給過剰を起こしてしまっているとのことでした。だぶついた商品がお互いの値を下げ、安価な商品群が高価な品の買い控えを引き起こし、売れるのは安物(=薄利)だけ、売っても売っても生活は楽にならないという負のスパイラルに巻き込まれているようです。一見ブランド化に成功したかに見える焼き物の里がこうした事態に陥ったのは、製作者と消費者の意識の違いにあるのかもしれません。
製作者が自信を持って高値を付けた傑作の価値は消費者には伝わらず、隣に並ぶ廉価品に手を伸ばす。長引く不況により消費者の購買力が減っているという見方も出来そうですが、遠路はるばる耐久消費財を求めてやってきたお客さんは購買力・購入意欲は強いと見ていいのではないでしょうか。では何故彼らが廉価品をばかりを求めるかと考えると、それで充分だから、と考えていると思え、更に一歩進めて考えると、彼らは「益子焼」を買いに来たのであり、「いい焼き物」を求めてきたのではないのではないか、という推論が導き出せます。つまり今、益子を襲う不況の波は「益子焼」がブランド化に成功したことの証左でもあるという皮肉な結論を導き出すことも出来るのです。悲劇。
道を覆う飲食・雑貨店も、焼き物の販売だけでは食べて行けなくなった窯元が副業として始めたもののようです。正に本末転倒。ブランドと商品の乖離、そして逆転はいつから始まったのでしょうか。
昨今流行のコラボ品、ダブルネームの商品など、ブランド主体の販売戦略というのが個人的に好きではなかったのですが、これは思ったより大きな潮流となって各方面に影響を及ぼしているようです。


ところで、僕が訪ねた窯元は庭に烏骨鶏を飼っていました。これは副業というより自分達が美味い卵を食べたいからのようですが、茶色い烏骨鶏の群れの中に何故か一羽だけ白いのがいました。あれは?と尋ねると、「どこからか飛んできた野良だ」とのこと。いやー、犬や猫ならともかく「野良鶏」とは。しかもそれを平然と飼い続けるとは。
懐の深い町、益子でした。

【Books】東野 圭吾


先日読んだ「むかし僕が死んだ家」が非常に面白かったので、近所のブックオフに行って東野圭吾をあるだけ買ってきました。っていっても4冊しかなかったけどね。ハードカバーはあったかも知らんけど好きじゃないので。
この作家は多筆家なばかりでなく、本格ミステリから涙そうそうのしっとり物語まで手掛ける多才家でもあるらしいので同じ作家を連続で読むことによる飽きや慣れは気にしないでもよさそうです。

吹き付ける風が冷たくなってきた今日この頃。本と酒でぬくぬくと過ごす我が家も悪くないものです。

2006/11/13

【Books】むかし僕が死んだ家


むかし僕が死んだ家
東野 圭吾


簡単な漢字で構成された名前からか、多作家だからか、なんとなく軽い作家のイメージを持って読んでいなかった東野 圭吾。

”かまいたちの夜”で俺の微弱なミステリ魂が刺激されたので読んでみました。

結論から言うと、

スゲー面白い。

物語の舞台は山の中に立つ「灰色の家」。登場人物は「私」と私の昔の恋人の二人。

打ち捨てられた洋館の中で二人が探すものは「過去の記憶」。

ひんやりととした空気。二人の距離感。静けさ。既視感。

時の止まった洋館の中に包ませてくれる描写に加え、張り巡らされた伏線の数々。ミステリを読むこと自体が久しぶりだという個人的事情を差し引いても、これほど数多く精緻に張られた伏線には大きな驚きがある。

ぐいぐい引き込まれ、ページを捲ることが楽しくて同時に終わりが近付いていくことにも寂しさを覚えつつ、読むことが止められない。本当に久しぶりに夢中で読んだ。

読書から離れている人、元々読まない人にもオススメできる傑作です。

2006/11/09

【Game】かまいたちの夜x3 攻略日記7 おしまい

金のしおりゲット!!



遂にかまいたちの夜x3、終了です。


まぁ、全く不満が無いわけではないけれど、初代かまいたちの夜に興奮して、2に失望した俺みたいな人はやっておいて損はないですよ。

というかそういう人のために作られているような・・・。


一番悪かったところは、ピンクのしおりの物語のグラフィックがとてつもなくオタクくさいこと。
一番良かったところは、真のエンディングで、これで完結でいいと納得できたことです。あえて言えば透が最後が良かったけどね。



おつかれさんしたッ!(`д´)ヾ

2006/11/08

【Books】僕のなかの壊れていない部分

僕のなかの壊れていない部分
白石一文
光文社


週末に久方ぶりに会った友人は本好きな人間だった。
読者家というよりは本好きといった方がしっくりくるタイプで、フルタイムの人材派遣業に従事しながら、今でも年間150冊は読むという。それも同じ本を3回くらいは当たり前、気に入ったものにいたっては、「さぁ・・・?50回くらいは読んだんじゃない?」という ”本の虫” だ。 学生時代は本屋でバイトしていたのだが、さぞかし幸せだったことだろう。
今は?何を読んでいるの?と焼き鳥をくわえながら訊くと、2冊平行して読んでいるといいカバンから文庫を取り出した。京極夏彦の分厚いのと、掲題作「僕の中の壊れていない部分」だった。

翌日、久しぶりの再会を記念して1冊読もうと本屋に出向き、夏彦さんは厚苦しいので「僕のなかの壊れていない部分」を購入した。


タイトルからしてどっぷり内向的な作品であろう。息苦しいほどの心理描写が楽しめるに違いない。
友人が言うには、この白石一文という作家は一般での知名度に比して書店での扱いが大きいのがとか。いわく、「やっぱり『本屋に好かれる本』っていうのはあって、たとえ無名の作家のデビュー作でもあちこちの本屋で平積みされている、ってのはよくあることなんだよね。本屋ってのは当然たくさんの本を読むわけで、そういう人たちはやっぱり批評眼が似てくるのか選ぶ本も同じなんだよね。面白いよね。」ってことで、この白石一文ってひとは『本屋に好かれる作家』であったためそ大きく扱われているそうな。

『本屋に好かれる本』といえば、『天国の本屋』が思い出される。
なんでもどっかの本屋さんが「とにかくいい本だから読んでみて!」と知人に熱烈に薦めてたのを皮切りに口コミでベストセラーになったとかで、その作品性だけでなく既存出版社の告知・広告のあり方についての論議を呼んだことも話題になっていた。俺もいそいそを本屋に向かい、しげしげと読んでみたわけだが、ぬるい童話といった印象しか受けなかった。ヒロインのユイの瞳だけは見てみたいと思える描写だったが、それは単に俺が外人好きだからかもしれない。

・・・・話が危ういほうに逸れてしまったが、言いたかったことは、本屋の評判≠俺の好みである場合もあるということで、「僕のなかの~」に対しても期待しないほうがいいかも、という懐疑的な気持ちが沸いてしまい、その気持ちを胸に置いたまま読んだということを前提として書いておきたい、ということです。



で、レビュー。というほどちゃんと書かないな。感想。


幼少期の体験により抜群の記憶力と人間に対する不信を抱えて生きる主人公、直人。

経済的・教育的に恵まれた環境で育ってきて。誰もが振り向く美貌を持つ「マトモな」女、枝里子。

この二人のお互いに対する理解・感情を軸に、変態人妻や家出少女、厭世的美少年が揺れ動きながら生きていく様子を描いたドラマ。

主人公の人間不信には幼少期の原体験という理由が与えられているが、確保した社会的地位や獲得した信頼からすると人間像としてのバランスがいかにも悪い。内部に破綻を抱えて生きる人間を描いたというよりは、作者がトラウマを逃げ口上に心理の深淵に迫ることをさぼったのではないかという印象を受けた。
これが決定的な違和感を生み、こんな主人公を慕ってくる人々は阿呆ではないかということになり、愛に包まれた人間の筈のヒロインが浅薄な幸せのカタチを求める思考停止の阿呆女に見え、家出少女は絵本の読みすぎで茫然自失の甘ちゃんに見え、美少年は自意識過剰で努力と能力の足りない革命家志望に見えるであった。
ヒロインを除く全員が、自分の闇の原因を外に求めるヘタレどもで、その毒波にまみれた頭で遠近感の狂った思考を続けるのだ。もっとも、俺にヒロインが理解できないのはオンナゴコロが分かっていないからかもしれないが・・・。


ま、要するにイラつく小説であった訳で、なんでこんなレビューをわざわざ書いたかというと、色々な人に読んでもらいたかったからである。
この小説が出版され、平積みされたいたという現実は、自分には理解できない心の琴線というものが確かに存在するということの証左でもあり、理解できないものは理解したいのが心情であり、求ム解説。という訳だ。


長々読んでくれてありがとうm(__)m

本読んで面白かった人がいれば是非コメントください。

2006/10/26

【Trash】イーホームズ 藤田東吾社長の告発

耐震偽装で世を賑わせたイーホームズの藤田東吾社長がネット上でビデオ会見を行っていました。
結構前のことなのに全然知らなかった。
何故?
何故、知らなかったんだろう?

自分がこの件に注意を払ってこなかったのが第一の理由。
次にテレビが無い生活をしているので世の情勢にうとくなりがちなことがあげられ、
最後にマスコミの偏向報道を指摘する。

俺自身がメディアから離れていても、重要な情報は人づてにすぐ伝わってくる。重要な情報が重要である理由として、多くの人に影響を与える、という要件があるので伝播が早いのは当然だ。
かくして、アンチマスコミな俺のような変人でもある程度アンテナを広げていれば大切な情報は得られるのであーる。
しかし、この件は知らなかった。社内の噂にもならなかった。友人の話題にものぼらなかった。

何故?


折角ですから会見を見たほうがいいでしょう。
藤田東吾1 http://www.youtube.com/watch?v=U1Jn1TNZG8s
藤田東吾2 http://www.youtube.com/watch?v=rZbeS5CiU3U
藤田東吾3 http://www.youtube.com/watch?v=_eaWJgy2Z3E
藤田東吾4 http://www.youtube.com/watch?v=1QGE4JWWDbA

(本人も言っているが)話は下手です。
文字の方が頭に入りやすいので藤田社長が信頼しているらしい、「きっこのブログ」を見た方がいいかもしれません。
ヒロイズムに満ちた言葉遣い、感情的な行動。
彼はプレッシャーと喪失感の中で狂ってしまったのでしょうか?


秋の夜長。
世の中を考えるのにもいい季節です。

【Game】かまいたちの夜x3 攻略日記6

ピンクのしおりゲット!!



しっかし、まさか本編であんな展開をみせるとはっ・・・・!


くぅ~・・・・・




やられたっ!!




悔しくてうれしくてネタバレする気も起きません。



とりあえず、








「かまいたちの夜x3 」


完





あとは金のしおりまでコツコツやります。
「かまいたち」はどこででてくるのかな・・?