2006/02/02
【Flick】17歳のカルテ
17歳のカルテ
(1999年、アメリカ)
出演: ウィノナ・ライダー, アンジェリーナ・ジョリー, その他
監督: ジェームズ・マンゴールド
夢と現実が混乱したことはある? お金があるのに万引きしたり、落ち込んだり……。私が異常だったのか、時代のせいなのか。ありがちなただの"つまずき"だったのか。ただ、とても寂しかった……。時は1967年。17歳のスザンナ・ケイセンは、ごく普通のアメリカのティーンエイジャーだった。混乱し、不安に苛まれ、自分の周囲でめまぐるしく変わる世界に意味を見出そうと必死になっていた。彼女はアスピリンを大量に飲んで自殺を図り、軽い気持ちで精神科に入院する。そこで診断された病名は"ボーダーライン・ディスオーダー(境界性人格障害)※"。切れてしまいそうな神経を抱え、とまどい、揺れ動くスザンナ。けれど、この病院で出会った風変わりな女性たちは、彼女の親友になるだけでなく、見失っていた自分自身を取り戻す道を明るく照らし出してくれた――。※【ボーダーライン・ディスオーダー】自己のイメージや長期的な目標、どんな友人や恋人を持つべきか、どんな価値観をとるべきかに自信が持てない症状をいう。(sony picturesのHPより)
これも手持ちのDVDでの鑑賞。セント・オブ・ウーマンを買いに行ったら、2枚で2500円セール!をやっていたのでついでに買ってきた。未開封のまま転がしていたが、大画面で観直してみることにした。
なんといってもアンジェリーナ・ジョリーが素晴らしい。ウィノナ・ライダーもいいし、好きな女優だが完全に食っている。
主人公以上に派手な役回りであることももちろんだが、全身から溢れるエネルギーは彼女本来のものなのではないだろうか。正に"ハマッた"感じがする。「彼女は本当にそういう人なのでは?」と思わず疑ってしまうほどだ。こんなはギルバート・グレイプのディカプリオ以来です。
物語はシンプルだが、深いテーマを底流に持つので自分の考えや立場を再確認させられる良作に仕上がっていると思う。純粋さの意義って何だろうね?原作:思春期病棟の少女たちも読んだけど、最初に映画を観たからかイマイチ入り込めなかったです。
また、この映画は人物のアップが多く、100インチ大画面の迫力がたっぷり味わえました。今のプロジェクター(EPSON TW600)を選んだ理由の一つに発色の良さ、特に肌色の柔らかさが良かったことがあるんだけど、この映画を観て自分の選択が正しかったことを確信しました。やはり人の顔ってのは魅力ですな。正直な話、ピントの甘さやシャギーが気になって、「LP-Z4にすればよかったかなー」などと思ったこともありましたが、今なら「やはりTW600が俺のベストチョイスだった」と自信を持っていえます。
まぁ、映画鑑賞という全体から見ればおまけみたいな要素ですが、そういう意味でもよかったです。
総評 88点 (´ー`)y-┛~~ヨカヨカ
ラベル:
映画
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