2006/02/02

【Flick】ハウルの動く城


ハウルの動く城 
(2004年、日本)
監督: 宮崎駿
声の出演: 倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏
原作: ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 『魔法使いハウルと火の悪魔』(徳間書店刊)




 「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」の宮崎駿監督が、イギリスの児童文学作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの『魔法使いハウルと火の悪魔』を映画化したファンタジー・アドベンチャー・ラブストーリー。戦乱の時代を背景に、魔女によって老婆の姿に変えられてしまった少女と弱虫の魔法使いの青年が、4本足で歩く巨大な城で奇妙な共同生活を送りながら次第に心を通わせていくさまをユーモアと躍動感いっぱいに描く。 魔法と科学が混在する世界のとある国。愛国主義が全盛を誇り、いよいよ戦争が目前に迫っていた。父の遺した帽子店を切り盛りする18歳の少女ソフィーは、ある日町で美貌の青年と出会う。彼こそは人々が怖れる悪名高い魔法使いのハウルだったのだが、ソフィーは彼の優しさに心奪われる。だがその夜、彼女は荒地の魔女に呪いをかけられ90歳の老婆にされてしまうのだった。本当のことが言えずに家を出たソフィーは、人里離れた荒地をさまよい、やがてハウルが暮らす動く大きな城に潜り込み、住み込みの家政婦として働き始めるのだった…。
(allcinema onlineより)




まず、原作があることは知らなかった。もしかしてナウシカとかラピュタとかにも原作ってあったのかな?宮崎アニメは全てオリジナルだと思ってたのでびっくり。
まぁ、それを差し引いても(別に差し引く必要も無いが)面白かったです。
登場人物の底からの暖かさや、ジブリ作品に通底する文明感などを感じたのだがあれも原作通りなのだろうか?ソフィーの年寄りになった感想なんて、まさに宮崎アニメの世界観を感じたんだけどなあ。

世界大戦や悪魔との契約など、全体を貫き通す負の世界あるわりにはコミカルなものはコミカルに描き分けられていて、それを素直に表現できる(受け止められる)のがアニメという手法の利点なのかな、と思いました。音楽は言うに及ばず、風の音、足音一つ取っても手作りになるところもいいのかもしれません。
とても居心地の良い世界でした。

(蛇足)
プロジェクター(TW600)のピントが甘いと思っていたけど、この作品や同時に借りたステルスなんかでは甘さは感じなかったので、結局はソースによるようです。パンフレットに「本当の色で見てほしい」なんてキャッチコピーが書いてあったけど、下手な加工をしないで忠実に再現しているってことなんだろうな。

満足満足。


総評 88点 (・∀・)イイヨイイヨー 

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