2006/06/01

【Flick】リクルート


リクルート
(2003、アメリカ)
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:アル・パチーノ 
    コリン・ファレル




CIAのリクルート活動とスパイ養成を題材にしたサスペンス。CIAにスカウトされたエリート学生が、過酷な訓練の過程で張り巡らされた数々の罠と、背後に蠢く陰謀に混乱、翻弄されていく姿をスリリングかつトリッキーに描く。CIAスポークスマンの協力を得て、複雑な新人採用のプロセスや育成の方法といったCIAの知られざる内幕をリアルに描写。主演は、名優アル・パチーノと、注目の若手「マイノリティ・リポート」「フォーン・ブース」のコリン・ファレル。監督は「カクテル」「13デイズ」のロジャー・ドナルドソン。
 マサチューセッツ工科大学の学生ジェイムズ・クレイトン。彼はその優秀な成績から、卒業後の進路もPCメーカーから特別に誘いを受けるなどエリート街道を約束されていた。そんなジェイムズはある日、アルバイト先のバーでウォルター・バークという男に出会う。彼はCIAのベテラン教官でリクルート担当者。バークはジェイムズに関する情報を全て調べ上げたうえ、その能力を見込んで採用するために訪れてきたのだった。ジェイムズは悩んだ挙げ句、就職先をCIAに絞り、採用試験をクリア、晴れて訓練生となるのだが…。(allcinemaより)





久し振りににハリウッドっぽいのを観たくて借りてきました。結果はまぁ満足!

何かイマイチ目的が読めないところもあったが、ハリウッド映画にそんな緻密さは求めていないので無問題。
近代的なカメラワーク。凝った構図。強力な俳優陣。何より溢れるエンターテイメント。
俺が求めるハリウッドはバッチリ詰まっています。

コリン・ファレルもいいけど、やっぱりアルパチーノが最高だね。
「演説の説得力のうち、内容の占める割合は2割程度である」って言う話がある。その他の8割は、その人のひととなり、声質、抑揚、環境、各種視覚効果等、要する演出で決まるというアレである。
ヒトラーが演説に重低音を流したとか後ろから照明当ててたとか、最近では小泉首相の口調なんかが例として挙げられることが多いけど、「声を張り上げたアルパチーノ」も相当なもんだと、俺は思う。

普段は物静かな感じの小男なんだが、カッと目を見開き捲し立てるとその迫力にぐいぐい引き込まれてしまう。振り返ると何を言っているのかよく分からないことでも、そのときは納得したような気になってしまう。俺はオレオレ詐欺やキャッチセールスなどに引っ掛かるタイプの人間ではない、と思っているし、俺を篭絡しようとする人間がいてもその内の虚実を見抜くだけの自信もあるのだが、声を張り上げるアルに騙されてしまいそうだ。
もう最高。


総評 71点  良質エンターテイメント。(´ー`)y-~

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