SAW3
SAW Ⅲ
(2006、アメリカ)
監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:トビン・ベル ジグソウ
ショウニー・スミス アマンダ
アンガス・マクファーデン ジェフ
バハー・スーメク リン・デンロン医師
斬新なトリックと壮絶な残酷描写で世界的に大ヒットしたシチュエーション・スリラーのシリーズ第3弾。謎の殺人鬼“ジグソウ”が仕掛ける新たなゲームが幕を開ける。シリーズの生みの親ジェームズ・ワンとリー・ワネルは原案と製作総指揮を担当。監督は「ソウ2」に引き続きダーレン・リン・バウズマン。 ある時、暗闇で目覚めたエリック。彼は拘束状態にあったが、自らの右足を犠牲にそこからの脱出を図る。またある日、密室での爆死事件が発生。またしてもジグソウの仕業と知った女刑事ケリーは、独自に検証を始めるが…。一方、不倫に溺れる女性外科医リンが何者かに誘拐される。リンが目覚めると、目の前には瀕死の殺人鬼“ジグソウ”が横たわっていた。ジグソウに付き従うアマンダがリンにルールを伝える。それは、ある男に仕掛けたゲームが終わるまで、ジグソウを延命させること。ジグソウの心臓が止まれば、リンの首に巻かれた爆弾も爆発する──。その頃、食肉工場の地下室で一人の男が目を覚ます。彼はひき逃げで最愛の息子を失った父親ジェフ。彼はそこで鎖につながれた3人の男女を目撃する。一人はひき逃げを目撃しながら法廷で証言しなかった女。もう一人は、犯人に軽い罰しか与えなかった判事。そして最後に、愛する息子をひき殺した男。ジェフは、この3人の運命が自分にゆだねられていることを知るのだった…。(allcinemaより)
う~ん。(-"-)
俺の求めるのとは違う方向に行ってるなぁ。グロすぎる。
初代SAWが評価されたのは何よりもその意外性に因るところが大きかったと思うんだけど、2,3と段々アイデアが貧弱になってきているような気がする。
新しいアイデアといえば拷問の方法だけ。
こんな映画で「悪趣味だ!」とかいうのはお門違いとは思うけど、プロットで勝負できなかったから、それを補うかのように残虐な描写を増やして誤魔化してる感じがする。
そりゃードキドキハラハラしたくて見てるんだけど、手足がねじ切れたり、脳みそをぶちまけたりとかで簡単に済ませようとしているのはちょっとなぁ。
CUBEなんかもこういう方向に行ったけど、なんか勘違いしてないかなぁ。好きな女に告白しようって時に吊り橋に連れて行くようなのは、工夫ではなくて単なる間抜けだと思うんだが。
SAWシリーズの方向性の良し悪しは置いといて、この作品だけでいうとジェフがいただけない。
ボケた顔の役者もイマイチだけど、それより彼の人格の設定に難があるように思う。
何を好み、何を大事にして、何を求めて生きているのか、そういった基本的な姿勢が伝わってこない。そうするに現実感が無い。血の通ったキャラになっていない。
普通、子供が轢き殺されたから犯人を恨む、っていったって限度がある。
一人息子でもない子供が不幸な事故に巻き込まれて死んで、犯人に対する処罰に納得出来ないからって、残された家族全て蔑ろにして悲哀に明け暮れ続けて、それにまつわる全ての人間が死ねばいいなんて思うわけないと思うのだが・・。
狂気的なジェフの態度からして、なにかとんでもない事件があったのかと思っていたのだが、物語の進行と共に事件の詳細を知れば知るほどジェフに共感できなくなっていってしまった。
ラストの落ちはリンが身の上話を始めた頃には察しがつくし、やっぱり基本的なプロットがイマイチだよね。
大体ジグソウの狙いが分からん。
彼の描く成功のビジョンとはなんだったんだ?
それに向かってちゃんと計画立ててたのか?
なるようにしてなったとしか思えないし、あの結末を招いたのは誰よりもジグソウの責任だと思うのだが・・。
音響効果、映像、カメラ、残虐装置のアイデア、等ディティールは凄くいいと思う。
特に初代SAWの疑問に答えてくれたのは良かった、というか嬉しかった。例の部屋の準備風景のシーンを見たら、もう一度初代SAWを見たくなったw
初代SAWが好きならそこだけでも楽しめると思います。
満足度 73点 (・ω・)ノ I saw saw a saw!
2 件のコメント:
SAWですよね~!
SAWなんですよ~。
僕らと同JIGSAW思ってる人も多いんじゃないかと。
(注)
同JIGSAW
↓
同ジグソウ
↓
同じく、そう
う~ん。苦しいなぁ。南米です。
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