2005/10/29
【Books】詭弁論理学
「詭弁論理学」
野崎昭弘著
中公新書
1976年初版
帯によると40万部のベストセラーらしい。
強弁・詭弁のロジック、それを用いる人物の性格的傾向まで分析していて面白い。
例題として「男はつらいよ」の寅さんの強弁術を紹介したり、ちょっとした論理パズルとその正解と「正解の解説の仕方」まで検証していて、その間にも極力専門用語を排除してあるため非常に説明的ではあるが俺のような初心者には楽しんで読めた。
穏やかで教養を感じさせる文体からは筆者の人間性が滲み出ているようだ。
「論理学は完成された学問である。」と言ったのは誰だったか。
その世界の雰囲気を感じ取ることのできる良書である。
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本
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