2006/10/05

【Trash】東京マラソン 抽選結果



落ちた・・・(゜д゜)

・・・・週2,3回走ってたのに・・・・。



少しでも体を動かそうと、チャリンコ通勤に変えたのに・・・・。






落ちた・・・・・・(゜д゜)

大学も全部落ちたのに、また落ちた・・・・(゜д゜)





ちくちょー!!


もう走んねぇ!

もう走んねぇ!

あったまきた!!


やってられっか!!!














・・・・・・そういやマラソンっていえば、あっちもあったな・・・。


でも確かあっちの方が早いし、もうダメに決まってんな。





・・・一応調べてみるか。










アレ?



アレ?



コッチはまだ申し込めるみたいだぞ・・・



アレ?

アレレ?




HONOLULU MARATHON 2006
で~ん!(゜Д゜)

申し込み期日:11月10日!












しかし・・・・






ハワイ。
ハワイか・・・。

遠いな。






でも海も綺麗そうだな。

綺麗な海、見たいな。







でもこんなときに行ったら旅費とかホテル代とか高そうだな。

そういえばハワイには親戚が住んでたな。
遊びに来たら泊めてくれるって言ってたな。






でも一人で行ってもな。

こんなときだから一人のやつも多そうだな。
友達になれそうだな。




ハワイ。
ハワイか・・・・





ど、どうしようかな・・・(-ω-;)






【Flick】モンスター


モンスター
(2003、アメリカ/ドイツ)
監督:パティ・ジェンキンス
出演:シャーリーズ・セロン 
    クリスティーナ・リッチ


アメリカ犯罪史上初の女性連続殺人犯として人々を震撼させたアイリーン・ウォーノスの真実の姿に迫る衝撃の実録サスペンス・ドラマ。ハリウッドを代表する美人女優シャーリーズ・セロンが13キロもの体重増加を敢行するなど体当たりでアイリーンを熱演、みごとアカデミー主演女優賞に輝いた。共演は「スリーピー・ホロウ」のクリスティナ・リッチ。監督は本作が長編デビューとなる女性監督パティ・ジェンキンス。
 1986年、フロリダ。ヒッチハイクをしながら男に身体を売る生活に疲れ果て、自殺する覚悟を固めたアイリーン・ウォーノス。有り金の5ドルを使い果たそうと飛び込んだバーで、彼女は一人の女性セルビーと運命的な出会いを果たす。同性愛の治療を強制されフロリダにやってきたセルビーもまた自分と同じように社会からの疎外感を抱いて生きていた。初めて自分を偏見なく受け入れてくれる人物と出会ったと感じたアイリーンは、“一緒に暮らそう”と提案する。しかしそのためにお金が必要になった彼女は、再び客を取るため道路脇に立つのだったが…。(allcinemaより)



アイリーン・ウォーノス

この映画のモデルになった実在の連続殺人犯。7人を殺した。

女性の連続殺人犯はアメリカ初であり、大きな話題になった。

映画をより深く理解するためにも彼女の人生について調べてみた―

1956年2月29日 アメリカ合衆国ミシガン州ロチェスターに生まれる。

           父はレオ・デイル・ピットマン、母はダイアン・ウォーノス。兄キースとの二人兄妹。

           両親は、母代案が15歳のときに結婚したがアイリーンが生まれる前に離婚。

           父レオは精神病を患っており、少女にわいせつ行為をするなどの事件をおこし入退院を繰り返す。1969年、服役中の刑務所で首吊り自殺。娘アイリーンと会うことはなかった。

           母ダイアンはアル中で、アイリーンが4歳のときに子供を捨てて家を出る。以降、兄妹は祖父母に引き取られて育てられる。

           祖父はアイリーンを虐待した。ライターのオイルをかけて火をつけたり、性的虐待も行った。祖母はアルコール依存症であった。

           彼女の生活は乱れ、複数の男と性交渉を結ぶようになった。その中には兄であるキースも含まれた。

1971年       14歳で妊娠した彼女は家族と縁を切られ、森に捨てられた廃車の中で生活するようになる。

           無事に男児を出産。赤子はすぐに養護施設に引き取られ、彼女は施設に送られる。

            祖母他界。高校を退学し、娼婦として生計を立てるようになる。

1974年       酩酊状態で車から銃を乱射し、逮捕。

1976年       バーで暴行事件を起こし逮捕。

           20歳。

           ヒッチハイク中にルイス・フェルに出会う。彼は69歳、ヨットクラブなどを経営する富豪であった。2人は結婚するが、アイリーンはフェルに厳しく当たり、また、バーで暴行事件に巻き込まれるなどしたため4週間後には結婚無効の申し立てを受ける。

1977年       兄キースが喉頭がんで死去。保険金1万ドルを受け取る。

1981年       酒に酔い、下着姿のままコンビニ強盗を行い逮捕。

1984年       偽造小切手使用で逮捕。

1986年       重窃盗罪で逮捕。押収された盗難車からはリボルバーは弾薬が発見された。

            ゲイ・バーにてティリア・ムーアという24歳の女性と出会い、同性愛関係になる。

            2人の信頼関係は厚く、パートナーとして人生を歩む。

            おそらく生涯を通じて、アイリーンは彼女に絶対の信頼を寄せ続けた。

            生計はアイリーンの売春で立てていたが30歳を過ぎた彼女の仕事は難しくなり、2人で窃盗や強盗を繰り返す。

            自動車窃盗、公務執行妨害、偽証、武器の不法所持で逮捕された。

1988年      アパート破壊行為で訴えられる。

1989年      売春も客がつかず、生活必需品さえ事欠くようになる。このころからアイリーンは精神状態に異変を生じさせていったという。

           好戦的になり、銃を携帯して歩くようになる。

           この時期の警察の記録によれば、「自分が法を凌ぐ存在であるという誇大妄想が見られる」とされており、反社会性人格障害(APD)が相当進行していたと見られている。

1989年12月   リチャード・マロリー(51)殺害。

          カーペットに包まれた腐乱死体が発見された。

1991年6月    デイヴィッド・スピアーズ(43)殺害。

          傍らに使用済みコンドームが落ちていた。

1991年6月6日 チャールズ・キャルズカドゥーン(40)殺害。

          全裸で発見された。

1991年7月4日 ピーター・シームズ(65)殺害?

          アイリーンとティリアはピーター・シームズ名義の盗難車で事故を起こす。

          車を捨てて逃走するが多数の人に目撃される。

          車内には血痕が残され、ガラスが割られ、ナンバープレートが外された状態であった。

          なお、結局死体は見つからずこの件に関しては不起訴となっている。

          シームズはキリスト教系新興宗教団体の伝導師であった。

1991年7月30日 トロイ・バーレス(50)殺害。

          5日後に腐乱死体で発見される。

1991年9月12日 ディック・ハンフリーズ(56)殺害。

          元警察署長。

1991年11月19日 ウォルター・ジーノ・アントニー(60)殺害。

            警察は7月の盗難車事故の犯人を容疑者として似顔絵を公開。

            マロリーの貴金属を質入した質屋から検出された指紋と車内の指紋が一致する。

1992年       死刑判決。

            警察に協力していたティリアは、公判中アイリーンと目を合わせなかったという。

            逮捕後のアイリーンの言葉

             「私は連続殺人犯で、機会があればまた殺す。私の中には憎しみがうごめいている」

            「これ以上、私を生かし、税金を使って裁判を長引かせるのは無意味」とし、

             州最高裁に上訴する予定の弁護人を解任するよう裁判所に求めた。

             死刑執行の期日が早まると判事に言われると、

            「怖くない。自分が何をやってるのか、十分承知している」

           と答えた。

2002年10月9日 午前9:47 死刑執行(薬物注射)

―ざっと調べたところこんな感じでした。間違いがありましたらご指摘願います。

一体彼女はどこでどうすれば良かったのか。何が彼女の過ちで、何が社会の罪なのか。

”モンスター”は何故生まれたのか。

最後に映画の中の彼女のセリフを一つ引用します。







「私は違う。あんたの知らないことを全部やってきた。あんたにとって人間は善良で親切な存在でしょ」

「あんたにとって人間は善良で親切な存在でしょ」









何も言えません。











総評 87点  シャーリーズ・セロンとクリスティーナ・リッチ。どちらも素晴らしいですよ

           

2006/10/03

【Flick】ターミナル


ターミナル
(2004、アメリカ)
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス
    キャサリン・ゼタ=ジョーンズ




 スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスが三たび顔を合わせたヒューマン・ドラマ。突然の祖国消滅により出入国を禁じられ空港内で生活する羽目になった男が、ある約束を果たす機会を待ちわびながら周囲の人々とほのぼのとした交流を深めていく姿をユーモアを織り交ぜ綴る。共演は「シカゴ」のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。
 ニューヨーク、JFK国際空港。この日、ビクター・ナボルスキーは、はるばる東ヨーロッパのクラコウジアという小国からある大事な約束を果たすためにやって来た。だが、いざ入国しようとした矢先、彼の国でクーデターが発生し、事実上国家が消滅してしまう。これによってパスポートが無効となった彼は、アメリカへの入国を拒否される。しかも情勢が安定するまでは帰国することもできず、空港内に完全に足止めされてしまう。英語も分からず通貨も持っていない彼は、やむを得ずこのターミナルの中で寝起きしながら事態が改善するのを待つのだったが…。(allcinemaより)

ハートフルコメディ、って感じの映画でした。
もっとリアルなものを期待していた僕にとっては、「おいおい!そりゃないやろ!」の連発で、とても楽しめませんでしたが、これは読み手の問題で、そういうのが好きな人ならありえないご都合主義な展開も「安心して観られる」ということになり、むしろプラス要素になると思います。
トム・ハンクスの演技は英語を喋られないという設定をこなしきれていないとは思いますが、それもコメディとすれば許容範囲かな。
個人的には作品よりむしろ、この映画のモデルとなった「空港に住む人」が実在する、というエピソードの方が気になる。パリのドゴール空港に16年間住んでいたアレフレッド・メーラン(本名:マーハン・カリミ・ナゼリ)という人らしいが、この人はナボルスキーとはタイプが違い孤独を愛する哲学者タイプの人間らしい。この映画「ターミナル」製作にあたってドリームワークスから30万ドルの報酬が支払われているらしいが、それにも手をつけずに空港の片隅で新聞を読み、コーヒーをすすり毎日を過ごしていたらしい。有名になり押し寄せるマスコミに嫌気がさしたのか既に空港を離れているらしいが、彼のリアルな日常を聞いてみたいものだ。きっと恐ろしく退屈だと思うが。
総評 62点 あんまコメディって好かんのです・・・ ε-(;-ω-`A)ふぅ

【Flick】ドッグ・ヴィル


ドッグヴィル
(2003、デンマーク)
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:ニコール・キッドマン
    ポール・ベタニー




床に家や道などを表わす白線を引き、必要最小限の家具などを置いただけの殺風景なセットを村に見立てて3時間弱に及ぶ全編を撮り上げ、初公開となったカンヌ国際映画祭で話題騒然となった衝撃の問題作。ギャングに追われる一人の女性をかくまうことにした小さな村を舞台に、女性と村人の関係の移り変わりをプロローグと9つのエピソードに分け、緊張感溢れるタッチで綴ってゆく。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督による“アメリカ三部作”の第1弾。主演は「めぐりあう時間たち」「ムーラン・ルージュ」のニコール・キッドマン。あまりにも独創的なスタイルゆえに、撮影期間を通して戸惑い、追い詰められていく出演者たちの姿を捉えたドキュメンタリー「メイキング・オブ・ドッグヴィル ~告白~」も製作され、別途劇場公開される。
 ロッキー山脈の麓に孤立する村ドッグヴィル。ある日この村の近く、ジョージタウンの方向から銃声が響いた。その直後、村人の青年トムは助けを請う美しい女性グレースと出会う。間もなく追っ手のギャングたちが現われるも、すでに彼女を隠し、その場を切り抜けるトム。彼は翌日、村人たちにグレースをかくまうことを提案した。そして、“2週間で彼女が村人全員に気に入られること”を条件に提案が受け入れられる。そうしてグレースは、トムの計画に従って肉体労働を始めることになるのだが…。
(allcinemaより)






すごい映画だ。


何が凄いって、まず壁がない。
物語はロケではなく、全てスタジオのセットの中で行われ、7,8軒ある家屋の全てには壁がない。境界は床にひかれた白線で表されているだけで、家の中にある家具も丸見えだ。もちろんドアもなく、家に出入りするときはドアを開閉する一人芝居をする必要がある。映画というより演劇だ。
監督はダンサー・イン・ザ・ダークのラース・フォン・トリアー。きっとこういうのが好きなんだろう。


物語もダンサー・イン・ザ・ダーク同様、救いがない
詳述は避けるが、ある種の信念が持つ美しさというものは、この作品ではまるで捨てられている。好き嫌いが分かれそうなのもダンサー~似だ。

しかし、ニコール・キッドマンは美しく、セットの町の異様な雰囲気にもすぐに慣れ、作品そのものは楽しめた。
哲学や宗教、知的な遺産を残してきた人間という存在の矛盾を突くようなストーリーはダンサー・イン・ザ・ダークと通底するものもあり個人的には好きなんだけど、「愛を抱えた女がその真っ直ぐさゆえに虐げられる」という作品を2度にわたって作った監督の意図が気になるところでもある。過去に女関係のトラウマでもあるんじゃなかろーか。(邪推&大きなお世話)

無駄をそぎ落としたセット同様、演出にも派手なものはないのでハリウッド大好き!な人には眠いだけかもしれない。3時間弱と聞いてもひるまない人にはいいと思う。


総評 79点  トリアー、女いじめすぎ!⊂彡☆))Д´)パーン   

                   

2006/09/25

【Flick】エミリー・ローズ


エミリー・ローズ
(2005、アメリカ)
監督:スコット・デリクソン
出演:ローラ・リニー
    トム・ウィルキンソン
    ジェニファー・カーペンター












実話を基に、悪魔に取り憑かれてこの世を去った少女の数奇な運命を辿っていくオカルト・ホラー。悪魔祓いによって少女を死なせたとして法廷に立たされた神父と女性弁護士の真実を巡る緊迫の裁判劇を描く。監督は「ヘルレイザー/ゲート・オブ・インフェルノ」のスコット・デリクソン。出演は「愛についてのキンゼイ・レポート」のローラ・リニーと「エターナル・サンシャイン」のトム・ウィルキンソン。また、新進女優のジェニファー・カーペンターがタイトルロールを熱演。
 ある日、神父ムーアが悪魔に呪われたという19歳の女子大生エミリー・ローズに悪魔祓いを施した末、死に至らしめたとして過失致死罪で起訴された。彼の弁護には、野心的な女性弁護士エリンがあたることに。エミリーは精神病で、薬の服用をやめさせたことが原因だと主張する検事側に対し、エリンはムーアの真摯な主張をもとに悪魔の存在を証明していく――。ある深夜3時、大学寮で寝ていたエミリーは焦げ臭いにおいで目を覚ました途端、原因不明の痙攣や幻覚に見舞われる。以来、症状が悪化し、病院でも改善が見られない彼女は自宅で療養する。やがて、自分の中に何かが取り憑いていると確信したエミリーは、ムーアに全てを託す。だが、彼の懸命な悪魔祓いも空しく、エミリーは無惨な姿で命を落としてしまう…。(allcinemaより)













「実話が元になっているオカルトホラー」、「21世紀の『エクソシスト』」というコピーに惹かれて観てみたものの、どちらもあまり内容に即しているとは言えないだろう。
合理的理由が無く本当に実話なのか疑わしい部分もあるし、この作品はオカルトやホラーとしてではなく、むしろ「法廷モノ」として完成度が高いと思うからだ。


―初期設定はこんな感じ

売り出し中の弁護士であるエレンのもとに舞い込んだ仕事は、「『悪魔祓い』をするために化学療法を中止させた行為を過失致死として訴追された神父」の弁護であった。被害者は拒食による栄養失調と自傷による外傷により既に死亡している。また被害者自身敬虔なクリスチャンであり、「悪魔祓い」は本人の希望でもある。
神父本人は刑の軽重には関心が無く、ただ「法廷で証言すること」を望んでいる。しかし、神父の弁護依頼人である「カトリック教会」は、ことを荒立てたてることを嫌い、被告人を証言に立たせないことを希望している。

悪魔祓いについて証言を望む神父。
それを封じ込めたい教会。
科学的見地から被告の過失致死を立証させたい検察側。

自ら「不可知論者」を名乗り、「出世のために」この仕事を引き受けたと言い切るエレンが展開する弁論とは?そして裁判の行方は―。



どうすか?法廷モノとして観たほうが面白そうじゃないすか?


(軽いネタバレ有り)
結局エレンは「被害者は悪魔に憑かれていた。よって悪魔祓いは正当な解決策であり、化学的な投薬治療はむしろ被害者の悪魔祓いを阻害した意味で有害であった」という衝撃的な主張を行うことにを選択するのだが、法廷において「主張」するということは立証する義務を負うということだ。

自らを「不可知論者だ」とするエレンが、「悪魔払いの有用性(≒悪魔の存在)を立証する」という立場をとったことが面白い。 作中では、自らが怪奇現象にあったり、神父の「謙虚さ」に好感を抱いたりするうちに、被疑者の主張を前面に出すことを決意したように思わせるシークエンスがあるが、これはどうも後付けくさい。 個人的には、勝ち目の薄い裁判で陪審員の信仰心に一発勝負を賭けた、と考える方がしっくりくる。弁護士に対する偏見があるかもしれんけど、エリンって根底では無神論者っぽいんだよな。

エリンは、無いものを無いと証明しなければならない、いわゆる「悪魔の証明」を突きつけている様にも思えるんだけど、あれってアリなんかな?
ま、論理の限界なんて案外低いところにあるもんですよね。


総評 72点 1976年、ドイツで実際に行われた裁判がモデルみたいです。(´・∀・`)ヘー

2006/09/21

【Flick】セルラー


セルラー〈CELLULAR〉
(2004、アメリカ)
監督:デヴィッド・R・エリス
出演:キム・ベイシンガー
    クリス・エヴァンス
    ウィリアム・H・メイシー






見知らぬ男性の携帯へ繋がったSOSの電話を唯一の命綱に繰り広げられるサスペンス・スリラー。監禁された女性に迫り来る危機と、彼女からの電話を受けた青年が救出へ向け奔走する姿を緊迫感溢れるタッチで描く。監督は「デッドコースター」のデヴィッド・R・エリス。主演は「L.A.コンフィデンシャル」「8 Mile」のキム・ベイシンガー。
 夫と息子の3人で幸せな毎日を送っていた高校の生物教師ジェシカ。だがそんなある日、いつものように息子を学校へ送り届け帰宅した彼女を、突然侵入してきた数人の男たちが乱暴に連れ去ってゆく。そのまま、どこかの家の屋根裏に監禁されるジェシカ。リーダー格の男イーサンは部屋にあった電話をハンマーで叩き壊すと、彼女を残し立ち去るのだった。男たちの正体も誘拐の目的も分からないジェシカだったが、いずれ確実に殺されると悟った彼女は理系の知識を活かして壊された電話のコードを接触させ、外への連絡を試みる。やがてそれは、ライアンという青年のケータイに繋がるのだが…。







近所のビデオ屋の店員オススメコーナーでの一押し作品。
「絶対に面白い!」とのPOPに惹かれて借りたのだが、イマイチ・・。
一口で言えば作り込みが甘い。リアリティが無さ過ぎる。

(ネタバレ有り!)
1.一回の主婦がなんの前フリも壊れた電話を直して通話することなど出来るのか?
2.見も知らぬ奴からの着信で「誘拐されてるの!」で信じるなんて有り得んぞ。
3.信じたなら、銃ぶっ放したり車盗んだりする前にそこらで電話借りるなりして警察に連絡すりゃいいじゃん。
4.車の運転が上手すぎるんですけど・・・。
5.警官の悪事(しかも白昼堂々)をホームビデオで撮影って・・・。
6.しかも通報もせず、コピーも取らず、そのままって・・・。
7.自宅からビデオを盗み出すとかいう努力もせずに、いきなりメイド殺害→奥さん誘拐って・・・。
8.派手にドンパチやりすぎて、もはやビデオを回収しようが主人公の口を塞ごうがどうにもならないと思うんですが・・・。
9.ヒロインが可愛くないうえに、最後はフェードアウトですか。そうですか。

まぁ9番は逆にリアルだけど、他の設定が酷すぎる。
対象年齢6歳~9歳って感じの作品です。


総評 9点 素人作品ですε=( ̄。 ̄;)

2006/09/13

【Trash】Sports Betting Japan

ブックメーカーってありますよね?あのイギリスの賭け屋さんのことです。
先のワールドカップでも日本の優勝は何倍だとか、ブラジルに大差で勝つというのは投票外だとかでニュースで出てくるオッズは彼らが決めたものです。彼らは競馬などと違い最初から寺銭ととって客同士の人気で配当を決めるとうスタイルではなく、自らが決めた対象に自らが決めたオッズを提示して客を勝負に誘います。生活が懸かっているわけですからその配当には私情は一切ありません。単純にどちらが勝つのか?のみを追求した分析に基づく配当ですから、その数値は「強さの指針」として説得力を持っているわけです。

とまあ、ブックメーカーと客の勝負、面白そうですが、日本で違法行為です。そこで雰囲気だけでも味わってもらおうと考えたのか、将来の解禁への布石か(そんな話聞かないけど)、イギリスの公認ブックメーカーがSports Betting Japanというサイトを日本向けにオープンしました。
と言っても、先に書いたとおり現金を賭けるのは違法なので、登録者にポイントを付与して設定した対象試合に賭けてもらい、上位の者に景品を与える、という方法を取っています。
ちなみにワールドカップでプレオープンしていて、そのときの景品は大型プラズマテレビでした。
その時は全然ダメで外れましたが、公式オープン後のプレミアリーグ開幕記念ベットでは、千五百人を超える会員の中で僕は見事総合2位に輝きました。が、そのときの景品は1位のみにニンテンドーDSプレゼントだったので僕には回ってきませんでした。惜しかったー。
ただ、Wチャンス賞に当たり、チェルシーミニタオルとミニカーが送られてきました。タオルはともかくミニカーは処遇に困るのですが、これを機になんとなくチェルシーを応援してみようかと考えています。シェフチェンコも移籍したことだしね。


今後も欧州サッカー、FI、ゴルフなどを対象に随時イベントを興すようです。

スポーツの秋。やるでなく観るでなく、新しい楽しみ方はいかがですか?

2006/09/12

【SingleLife】チャリ購入


チャリンコを買った。
折りたたみのチャリは持っていたのだが小径に加えギヤ比も悪かったのだろう、遅すぎて使う気にならず、ちょっとした移動にはバイクを使っていたのだが問題点があった。
1.駐車場所
2.小回りの問題
3.飲酒の問題

1.は最近社会問題化しつつあるが、例の駐車禁止取締員のおかげで取締りが厳しくなり、最近はバイクでも駐禁を切られることが多いと聞く。かといって2輪駐車場なんてロクに無いし、心配しながら用事を済ますことになっていて、それが嫌だったのだ。
2.都内では一方通行が多く、市街地は走りづらい。結果大通り中心で走ることになるが、それだと距離的に大回りすることが多くなるし、路地の名店を発見する楽しみも無い。
3.猛暑の信号待ち。かたわらで生ビールの試飲会をやっている。・・・飲むしかないでしょー!まぁチャリも飲酒運転は禁止みたいだけど、置いて帰るのも押して帰るのも楽だからね。

チャリは上記の問題を一掃出来る上に、東京マラソンへのトレーニングにもなる。
近所のチャリ屋に相談し、購入したのはGIANTのCS2500。
一般にはマイナーだが、GIANTは台湾の自転車メーカーで業界では世界最大規模の会社らしい。
CS2500は、ロードレーサーとママチャリの中間に当たるクロスバイクというちょっと半端なジャンルの、さらに入門用のようなもので、値段も一番安い。

実はチャリ屋に行く前に自分なりに色々検討していて、その時の第一候補はLOUIS GARNEAU(通称「ルイガノ」)のTR-1という車種だった。何がいいかというとデザインがいい。メカ的なことはどうせ分からないし、カッコいい方がいいと思ったのだ。しかし、チャリ屋に言ってその旨を告げると、担当の兄ちゃんの反応は予想外のものだった。


ルイガノ?ここだけの話、あんなの女子供の乗るものですよ!


お客さんにはジャイアントでしょう~!ネーミングからして女子供なんて寄せ付けない!って雰囲気がいいですよね?ジャイアント。いいなあ。部品もいいものを使っていてコストパフォーマンスも最高ですよ。」


正直にいって僕は女子供(特に前者)を寄せつけたかった。寄せ付けて引き寄せて後ろに乗せてバスケットにサンドイッチを詰めて春の川辺に出掛けたかったのだが、チャリ屋のお兄さんはあなたには男らしく、経済的であるジャイアントがぴったりだ、と僕のプライドも気にせず言う。中でも一番安い品を勧め、泥除けやスタンドも付いているのでこのままで乗れる、とここでも経済的で実用的であることをアッピールしてくれる。その態度は誠実で、言葉に嘘もないのが見て取れる。彼は目の前に立つ、決して裕福でなく不器用なお客さんにベストの品を考慮し選択し推薦してくれている。
僕は頭の中のサンドイッチを掻き消すとお勧めの自転車を購入する旨を伝え、家路に着いた。2週間後の納車日に再び訪れると彼は「僕からのサービスです」とワイヤーが収納できるロックをくれた。

今もワイヤーロックを引き伸ばすたびに彼の控えめな笑顔を思い出すのであった。

2006/08/30

昨夜からアパートに入居したので初の晩飯を作ってみた。

~メニュー~
・肉じゃが
・ごはん
・明太子
以上。
総調理時間…1時間10分


品目別詳細

・肉じゃが
たまたま圧力釜の説明書を開いたらレシピが書いてあったので作ることにした。

ー材料ー
じゃがいも  3個
にんじん   1本
たまねぎ   2個
豚もも肉   305g(よくみたらレシピにはロースって書いてあったが無問題)
しらたき   1パック
醤油     大匙4
酒      大匙3
砂糖     大匙3
*匙がないので大匙○は勘。

ー作り方ー
鍋に油を引いて人参からじゃが、玉ねぎ、肉、しらたきと炒める。
カップ1と1/2(適当)の水を加え一煮立ちしたらアクを取る、と書いてあるが水が少なく水面が見えないので適当に水を足し浮いてきたアクを取る。
醤油、酒、砂糖を適当に入れる。味見をしたら恐ろしく甘かったので醤油を足して誤魔化す。
鍋に詰め込み過ぎて吹きこぼれるのでとろ火で20分煮込む。

ー感想ー
なんだろう。何か一味足りない感じ。
でも単に煮詰めればそれだけで美味くなりそうな予感。まぁ食える。

・ごはん
日本人ですから。

ー作り方ー
添付のレシピどおりに米3合を研ぎ、水につけ、強火で加熱し、重りが揺れ始めたら弱火にして5分加熱し火を止め、10分間蒸らし、蓋をあけたらお粥だった。orz
ムカついたので再度蓋を閉め、中火で焦げる臭いが少し漂うまで加熱することにする。結果、これが大失敗。orz

ー感想ー
圧力釜で炊いたら加減が分からずお粥に。
止むを得ず二度炊きを試みたら、外は焦げ焦げ中はべちゃべちゃというドツボに。
もし嫁がこんな飯を炊いたら離婚されても文句は言えないレベル。
鍋の焦げは取れないし、早まってはいけないということを学んだ。

・明太子
正直に言って保険です。
近所のスーパーのオリジナル。388円。買って来ただけ。ウマイ。


~総評~
時間かかりすぎ。

【Flick】ソルトン・シー

ソルトン・シー
(2002、アメリカ)
監督:D.J.カルーソー
出演:ヴァル・キルマー
    ヴィンセント・ドノフリオ
    ピーター・サースガード




強盗事件で妻を殺された男の復讐と執念を描いたクライム・サスペンス。覚醒剤中毒のダニーは、悪徳刑事モーガンとガーセッティのタレコミ屋として働いていた。だが、ダニーの本名はトムで、1年前にソルトン湖でドラッグ絡みの強盗事件に巻き込まれて妻リズを殺されていた。そしてその犯人がモーガンとガーセッティだと知った彼は名前を変え、復讐の機会を窺っていたのだった。やがて、ついに彼らを陥れるチャンスが巡ってくる…。(allcinemaより)




原題「THE SALTON SEA」。 劇場未公開作。

燃え盛る火の中、トランペットを吹く男の姿から物語りは語られる。
プロット、映像、演技も悪くないが、どこかアンバランスさを感じる。余りにフィクションくさい、というのかな。ご都合主義というよりは、単純に「狙いすぎ」というやつかもしれない。例えば主人公がトランペット吹きである理由は、単に冒頭のシーンを撮りたかったからだけではないか。他に合理的理由が無いのでそうとしか思えない。別にそうであってもいいし、劇中に説明が無くてはならないというものではないが、浮いた設定が観客を物語に引き込む邪魔をしているように思える。
ただ同じように現実離れした人間に思えるジミーだけは、「あぁ、こういう人間っているよなぁ」と思えてしまった。しみじみと。
何故なのか考えたけど、これは多分作品の力では無くて、俺がそれだけ人に恵まれてきたということなんだと思う。期せずして恵まれた自分の境遇を顧みることになった、驚きの作品でした。



総評 73点  劇場公開すればヒットしたんじゃないかな?

2006/08/22

【Trash】東京マラソン 締切

07東京マラソン申し込み、定員3倍の7万6千人に

 来年2月に初めて開かれる「東京マラソン2007」の参加申し込みが締め切られ、東京都の東京マラソン事務局は21日、海外の市民ランナーを含め定員(2万5000人)の約3倍に上る7万5668人(速報値)から申し込みがあったと発表した東京マラソンはアジア最大規模の市民参加型レースとして、来年2月18日に開催。フルマラソンは新宿・都庁前をスタート、銀座、浅草などを経由し、臨海副都心の東京ビッグサイト前にゴールするコースで競われる。

 事務局によると、マラソンとともに、10キロレースでも定員(5000人)の3倍を上回る1万6857人から申し込みがあり、参加者はいずれも抽選で決定される。抽選結果は10月上旬ごろに電子メールか郵送で通知する。

 事務局は「制限時間が7時間と長く、都心を走るコース設定に魅力があったことが人気につながったと思う。期待に応えられる運営をしたい」と話している。

2006年8月21日19時9分 読売新聞)

なんと定員の302.6723%!
予想はついていたとはいえ、大人気ですな!
トレーニング中にすれ違うアイツもあの娘もライバルなんだろうな。
勝負はもう始まっている、ってやつか!
うおおおお!燃えてきたァ!!w(゚ロ゚)w

【Flick】ボディスナッチ


ボディスナッチ
(2003、フランス)
監督:フランソワ・ハンス
出演:エマニュエル・セニエ
    フィリップ・トレトン
    クレマン・ブリマン






突然の大事故に遭いながらも夫の献身的な介護により奇跡的に回復し、幸せに暮らす元ストリッパー。しかし、夫には隠された恐ろしい過去があり…。エマニュエル・セニエ主演によるサスペンス・エロス。 (oriconデータベースより)






多分↑の解説を書いた担当者はこの映画を観ていないんじゃないだろうか? なんだかエロイパッケージとそこに書かれた謳い文句だけで適当なこと書いた気がする。
実際には「サスペンス・エロス」(ってそもそも何だ?)なんていう良く分からんものじゃなく、丁寧に作ってある作品です。
ストーリーの基盤となる事件、事実は正に猟奇的と言えるものだけれど、それを異端や病んだ精神の産み落としたハプニングとして片付けるようなことは無く、一つ一つ生きた人間としてイメージして描いているのが伝わってくる。

ラストはさすがフランス、というか、およそサスペンスモノのラストとは思えないしっとりとしたもので、良し悪しは別として好みです。


ハリウッドのサスペンスを見慣れた人には、一度味わって頂きたいフランス流サスペンスです。


総評 79点  おフランス流さすぺんす。Bon! (・∀・)b

2006/08/21

【Flick】nothing



nothing
(2003、カナダ/日本)
監督 : ヴィンチェンゾ・ナタリ
脚本 : ザ・ドリューズ
出演 : デビッド・ヒューレット
     アンドリュー・ミラー






「CUBE」「カンパニー・マン」の奇才ヴィンチェンゾ・ナタリ監督が、「ある日突然、世の中から全てのものが消去され、何もない世界が広がっていったら?」という奇想天外な設定を実際に映像化した、斬新かつ実験的な異色オフビート・コメディ。主演は、ともに「CUBE」にも出演していたデヴィッド・ヒューレットとアンドリュー・ミラー。
 カナダのトロント。デイブとアンドリューは幼い頃からの親友同士。デイブは協調性が全くない自己中心男、一方のアンドリューは極度の心配性で家から出られない引きこもり。ルームメイトの2人は、デイブが外で働き、アンドリューが家事を引き受けることで、なんとか互いに助け合いながら生きていた。しかしそんなある日、2人はたび重なる不幸に見舞われ、ついには住み慣れた家からも追い出されようとしていた。すっかり何もかもが嫌になった2人は、思わず“放っといてくれ!”と叫ぶ。するとその瞬間から、驚いたことに彼らの周りから“無の世界”が広がっていくのだった…。(allcinemaより)







「CUBE」の監督、ということだけで観てみたのですが、これは・・・・。
アイデアnothing!
ひねりnothing!
キャラの魅力nothing!

要するに観る価値nothing!


アイデアが「念じたらモノが消える」のみで、それをダラダラと90分も引っ張られても・・・。製作に日本も加わってるし、作中に日本刀や「トーフのような地面」などという表現が出てくるところからも日本市場を狙った作品であることは間違いないんだろうが、「CUBE」の名前で金儲けしようとしただけの作品にしか思えない。内容的には15秒CMで充分なアイデアを無理に映画化したような作品でした。



総評 22点  何もなーい。(゜д゜)

2006/08/08

【Trash】東京マラソン トレーニング

先のエントリの通り、東京マラソン出場(未定)に向けトレーニングを始めた。
といったって、心肺機能がどうとか、遅筋を鍛えるにはこうとか、そういったことは全然分からないのでただ走るだけです。

僕の住む西武新宿線野方駅周辺には大規模な公園も川沿いの土手も無いので、迷わずに一定の距離を走るには幹線道路を走るくらいしかないのですが、大きな道路沿いは空気も悪く、景色もまるでつまらない。おまけに信号にまで引っ掛かるので2,3回で止めて今は適当に住宅街の中を走っています。この方法だと、1.道に迷う 2.たまに同じところを走るハメになる 3.距離も時間も読めない というデメリットがありますが、それでも排気ガスを吸いながら走るよりは何ぼかマシってもんです。
住宅街を抜けて、A.高田馬場方面 B.池袋方面 C.練馬方面 D.荻窪方面 と気分によって目的地を変えていますが、A.B.は都会方面に行くことになるので住宅地も少なく道路事情もイマイチです。C.は逆に田舎過ぎて目印がないので迷うと収拾がつかなくなります。(この間2時間以上迷いました(´д`;)
ということでここ何回かはD.荻窪方面に行っています。
野方ー高円寺ー荻窪と回って帰ってくると13km程度になるようです。疲れたら阿佐ヶ谷で折り返すのもアリだな。そういえば今日辺りまで「阿佐ヶ谷七夕祭り」やってるんじゃ無かったかな?結構有名な祭りらしいけど・・・。ちょっと疲れた体にビールでも飲んでこようかな?(・∀・) 

2006/08/07

【Trash】東京マラソン




2007.2.18 東京マラソンに出走することにしました!

と、言っても抽選に受かればですが・・・。

8/4現在、定員25,000人に対して既に5万人以上の応募があるとのことなので、走らずして終わることになるかもしれません。世の中厳しいですね。っていうかみんな走るの好きですね(^^;

僕はといえば、特別走るのが好きというわけではありません。僕の過去最長走破距離は10kmだし、それも小学生の頃と去年の日高かわせみマラソンの2回だけ。(ちなみにタイムは同じくらいだったけど、ずっと同じ体力を保っているはずも無いので、知らないうちにどこかでピークを迎えて今下り坂なんでしょう(;-;)

しかし!

それでもなお!

42.195km!フルマラソン!!

アテネーマラトン間の伝説の距離!

人生で一度くらいは走っときたいですよね。

人間、人生で一度はやっとこう!ってこといくつかあるじゃないですか?

僕にもいくつかあって、フルマラソンはその一つです。去年やった富士登山、一昨年やったバンジージャンプなんかもそれに入ります。一度はやっとこう!というよりは一度くらいはやってみたい!って感じですけどね。他にもスカイダイビング、スキューバダイビング(特にケイブダイビング、流氷ダイブ)、パラグライダー、沢登り、政治家に立候補、オリジナルカクテル作り、銛で漁、ヘリから発砲(サバンナでインパラとか。誰もいない大地or海に機銃掃射とか)、狩猟、小説執筆、投資活動、でかい寄付、全財産賭けポーカーでブラフ、隠居生活、作曲、陶芸、山スキー、宇宙へ行って地球をバックに記念撮影、かめはめ波、湿原をカヌーで探検、etc.etc.・・・・世の中には面白そうなことがたくさんあります。

割と手軽に出来るものから、多分死ぬまで出来ないものまであるんですが、フルマラソンってのはちょうど中間くらいですかね?で、もし一回だけしかやらないなら、第一回 東京マラソン、舞台としては最高じゃないですか。

つーことで、抽選は受かるものと信じて最近走ってます。一回20km走ってみたら、足の裏が痛くなっちゃって1週間休養するはめになったので、5km程度ですけどね。しかもちんたらと。まぁ、へたれなんですけどやっぱり怪我は避けたいので。もちろん本番でも無理なら5分でリタイヤしますからね!

発表は10月上旬。受かれー!(ー人ー)

2006/08/02

【Alcohol】南極の氷

地元のバーから夏のイベントの案内メールが届いた。

タイトルは『南極大冒険』。

「結局」はどうした!「結局」は!!
と突っ込みたくなるが、あからさまに団塊ジュニアをダーゲットにした秀逸なタイトルだ。


『南極の氷で最高のウイスキーを飲んでいただこうというこの企画。ピキピキと音を奏でる「氷河のタイムカプセル」をぜひお楽しみください!』(メールより抜粋)


どうです?ちょっとそそるでしょ?

いい機会なので早速味わって来ました。



店に向かいながら合わせるウイスキーを考えていたが、今回は限定150杯のイベントということで、組み合わせるウイスキーも決められていました。

ウイスキーは「シーバス ロイヤルサルート 21年

英国の王室がうんたらかんたらという高級ウイスキー。ずいぶん前に飲んだことあるけど味は忘れちゃったなぁ。ま、飲めば分かるってことで早速注文。


イベント初日の11時頃だったので、俺が最初の一杯になったらしく、記念にどうぞ、ともらった『南極の氷証明書』のコピーの下に「1/150」とナンバリングしてある。1番なんて久しぶりだなぁ。3桁の中の一番なんて小学校のマラソン大会以来ではないだろうか?



「ロイヤルサルート入りましたー!」
「ハイ、ロイヤルサルートお願いしまーす!」

わざわざデカイ声で注文の確認をとる店員達。注文客へのサービスと同時に、店内客への宣伝もあるのだろうが、成金になったみたいでちと恥ずかしい。ホストクラブのドンペリコールを思い出した。
(ちなみにこの宣伝効果は抜群で、この後立て続けに3杯の注文が入っていた。)


お待たせしました、と差し出されたグラスは2つ。
一つはテイスティンググラスでロイヤルサルートが注がれている。
もう一つはロックグラスで、中には噂の南極の氷が既にぱちぱちと音を立てながら鎮座している。
そう、南極の氷は太古の雪が圧縮されて出来たものなので、溶けるときに押し込められた空気が弾ける音がするのだ。

店員曰く、「一万二千年前の氷」だそうで、それが本当ならこの空気も当然1万二千年前のもので、万一ウイルスや細菌が閉じ込められていたとすると、それも一万二千年前のものとなる。現在では未知のものである可能性も高いだろう。 そう考えると、こんなウイスキーで溶かして飲んでるヒマがあったら、学術的に研究した方が有用なのではないだろうか?という考えも浮かんだが、贅沢とは本質的にこういうものなのだろう。どうも俺は贅沢に向いていないようだ。 などと余計な事を考えながら飲んだ南極氷のウイスキー、所詮シングルなのでカパッとカラに。

お目当ての南極氷の味はといえば、音がする以外には取り立てて語るところもないものでした。普通のロックアイスの方が溶けにくいし、ウイスキーには向いてると思います。どうせならクラッシュしてマルガリータに注いだ方がいいかもしれない。
ま、そこそこのネタでした。

結局一杯だけで、次はラガヴーリンに切り替えたのでした。 おしまい。



2006/07/24

【Word】

人間のことを、あの人は良い人だとか、この人は悪い人だとか、 そんな風に区別するなんて全くばかげた話ですよ。
人間は魅力があるか、さもなければ退屈か、その どちからですからね。


オスカー・ワイルド (Oscar Fingal O'Flaherty Wills Wilde, 1854- 1900)

【Trach】パチンコ 電車でGO!


僕はパチンコをやらない。

昔はさんざんやったが、CR機導入を機に止めた。理由は「勝てないから」この一点である。

CR導入前までは機械側での設定が無いので、大当たり確率と換金率を元にしたボーダーラインを厳密に意識すればそれだけで勝てた。もちろんある程度の時間を打って、確率の乖離を小さくさせることが前提だが、氷の心で無駄打ちを避ければ必ず勝てた。ところがCR機は機械側の設定という、外から見えない因子が追加されたためプレイヤー側は運否天賦に任せるかせいぜいホールのクセを読むという不確かな情報に頼ることになる(=負ける)。
最近のは内部設定は無くなったらしいけど、その分大当たり確率が下がったようなので、並が粗くなりすぎて確率通りの結果を返すには相当な時間が必要になってしまった(=ちょっとやる分には運任せ=負ける)。



と、パチンコは勝てないこと、勝てないのでやらないこととその理由書いてきましたが、前フリをぶち壊すように今回久々に一人でパチンコ打って来ました!

台はCR電車でGO!2

この台のフィーバー中の音声に友人が参加していると聞いたのでやってみました!


昼下がりの歌舞伎町エスパス!
財布には4万3千円!資金は充分!

先ずは3千円!
もちろん何も無し!

次に一万円!
やっぱり何も無し!

更に一万円!
全然勝てないおばちゃん相手の綱引きリーチのお相手が、何故か今回はおっちゃんで、勝ったー!
「4」で単発フィーバー!
友達はフィーバー中の

電車電車電車電車GOGOGOGO!

という(恥ずかしい)歌のGOGO!部分を歌っているらしいので耳を澄ませてみたが・・・
全ッ然分からネェ!!

男だか女だかも分からネェ!(ちなみに友達は男)
パチンコ屋うるさすぎ!
これじゃ意味がねぇー!!


その後、すかさず「2」の当たりを引いてもう一度耳を澄ませてみたが、やはり分かりませんでした。
結局その2箱は呑まれ。余っていたパッキーも順調に消化して終了。

-2万3千円。



・・・・ここで終われるかッ!!

こんな、こんな負け犬のままでッ・・!(*゚Д゚)/ウォォォォ!!






同日深夜、西武新宿線N駅近くの牛丼屋。


ウィィィィン。

「イラッシャイ!」


「・・・牛丼セット、並で」

「ヘイ、牛丼セット並一丁!ヘイお待ち!」


「・・・(モグモグ)。ごちそうさん。」

「ありがとうございます!牛丼セット並390円です!」


「じゃ、ハイ。400円」

「ハイ、400円お預かり!お釣10円!ちょっと待ってください!」(釣り銭がないらしく奥へ行こうとする)


「あ、いや、お釣いいです。どうせそれしか無いし。」

「え?なんですか!?」


「いや、お釣いいです」

「あ、どうもー!ありがとうございましたー!!」


「・・・ごちそうさんでした」


ウィィィィン。





・・・こうして煙草くさい負け犬は、静かに夜の帳へ消えていったのであった。

明日への希望と空の財布だけを胸に秘めて・・。

2006/07/14

【Trash】Qualia -クオリア- 2

クオリア(複数形 Qualia、単数形 Quale) または感覚質 とは何かの感覚刺激を受け取った時に意識に発生する感覚内容のことを指す。例えば「赤さ」は、特定の波長の光という感覚刺激が目を通じて受け取られた時に発生する感覚内容のことであり、クオリアの一種である。
Wikipediaより)






要するに、赤いリンゴを見たときに感じるその赤さのことです。

先の、皆が同じ赤を見ているか?という問題は、正にここ、その人が受ける感覚や質感(=クオリア)の問題です。この問題は難問なのは、クオリアが他人には確認出来ないものであるからです。

例えば色は光が物質に当たったときに、その物質が反射する光の波長の長短により決まるのですが、同じ波長を受けた人間が同じ電気信号を脳に送ったとしても、その人たちは思い浮かべる色(=クオリア)は同じものなのか?ということは第3者には決して確認出来ないということです。


これは色だけでなく、音や形や触感についても同じことが言えます。

僕が鏡で見ている自分の顔は、ただ自分の脳ではそういう像を結んでいるというだけであり、他人から見たら「僕」は「僕の見るベッカム」そっくりなのかもしれないのです。ただその場合、他人が見る「僕が見たベッカムそっくりの僕」はイケメンではなく、keigochkasan程度のカッコよさしかないので(僕的には)無意味です。

ここで一つの面白い妄想が出来ます。

それは、世の中に「絶対な基準」があるのではないか?ということです。

つまりこういうことです。


例えばここにベッカムkeigochkasanがいたとします。

そしてベッカムを僕が見たとき、僕はベッカム「絶対世界一カッコいい!」と感じたとします。
つまりベッカムを見ることによって「絶対世界一カッコいい男」のクオリアが生成されたということです。

そしてkeigochkasanを、「絶対に世界で2番目にカッコいい!」と感じたとします。
同様につまりkeigochkasanを見ることによって「絶対に世界で2番目にカッコいい男」のクオリアが生成されたということです。

そこで僕に「世界イケメンランキング」を作らせると、当然
1位 ベッカム
2位 keigochkasan
ということになります。


一方違う人、例えばジェニファー・コネリーからこの2人を見た場合、ジェニファー・コネリーがベッカムを見たときに生成されるクオリアは、僕が生成した「絶対に世界で2番目にカッコいい男」のクオリアであり、keigochkasan見たときに生成されるクオリアは、僕が生成した「絶対世界一カッコいい男」のクオリアである可能性もあるのです。

そして、その場合ジェニファーが選ぶいい男ランキングは、
1位 keigochkasan ヽ( ・∀・)ノ
2位 ベッカム
になるのです。


ハタ目には順位は入れ替わりましたが、それぞれが「絶対世界一カッコいい男」のクオリアを1位に、「絶対に世界で2番目にカッコいい男」のクオリアを2位にしたことには変わりありません。


このように、物事には絶対的な基準というものがあるが、それはクオリアによって判断され、クオリアの生成法は人や場合により異なるうえ人間には他人のクオリアを知ることが出来ないので、表出する判断は千差万別ということになっているのである。と、いうこともあり得るのではないか?ということです。




子供の頃にこういうことを考えていたのを思い出したので書いてみましたがどうでしょう?論理破綻していないかな?ツッコミ募集中です。


注)クオリアが他人に検証し得ないものである以上、「絶対」という概念を用いること自体が誤りだ。という指摘はありそうですが、これはいわゆる「実証主義」の見地に立つものかと思います。そのツッコミには答えようが無いので、クオリアの存在自体及び人や環境による差異はあるものとして、読んでもらえるとありがたいです。
クオリア自体、また他の前提条件の解釈に間違いがありましたら教えてやってください。よろしくお願いします。m(_ _)m

*クオリアは「人間の認識の最小単位」(例えばリンゴの『色』)のことだそうです。上の「ベッカムというクオリア」の件は、「ベッカムとして認識されるクオリアの集合」と読み替えてください。よろー

2006/07/12

【Trash】Qualia -クオリア- 1

クオリアという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
恥ずかしながら、僕は今日初めて知りました。

恥ずかしながら、と書いておいてなんだけど、これは哲学用語なので一般的とは言い難く、耳にしたことのない人も多いのではないでしょうか?
そんな昨日までの僕に一つ質問。

「他人に見えている色と、自分に見えている色って同じなのかな?」と思ったことがありますか?

あるならば僕と同人種です。
ないならば、もしかしたらこの疑問の意味が分からない、ということになっていると思います。


僕がこの命題に心を砕いていたのは小学生の頃で、ほんの一時期だけど本当によく考えました。文字通り寝ても覚めても、四六時中考えていました。
中学生になっても時折は友達や周りの大人には投げかけてみましたが、満足な答えが返って来ることは無く、そしておそらくはこれが何ら実利を伴わない「考えるためだけの問題」であることは子供ながらに分かっていたし、そういった疑問を投げかけ続けると疎まれ友達を失くすんじゃないかと思うところもあったし、他にも楽しいことはたくさんあったので段々と考えることも減って行きました。
二十歳くらいの時に一度だけ、薬科大学に進んだ幼なじみと酒を飲む機会に恵まれたときにどういう流れかこの話題が出てきましたが、先述の僕の懐疑は理解されずに「3原色」だとか「波長」だとか的外れな論拠で説得に掛かる彼女との対話にうんざりして、以降この疑問は箱詰めにして鍵を掛けてしまっていました。

ところが今日、今しがた、Copy & Paste のネタ探しにネットを彷徨っていたら、

もしかして色ってさ人それぞれ見た感じが違うんじゃないの?

というサマリーが表示されたサイトがグーグル検索に引っ掛かったのです!

あぁ!一瞬にして僕の心は昔日の日々に引き戻され、心の奥で埃を被った箱がカチリと開く音が聞こえてきました。
ハイパーリンクをクリックするときの期待と興奮は、初めてのエロサイトにも勝るとも劣らないものでした。いや、ここは勝っていたと言っておいたほうが知的な人間という印象を与えられる様な気がするのでそういうことにしておきましょう。勝っていました。僕は初めての興奮に包まれながらそのサイトを見たのですが、その内容は期待通りのものでした。

参考:そのサイト「日刊良スレガイド」内の「もしかして色ってさ人それぞれ見た感じが違うんじゃないの?」

2006/07/10

【FIFA WorldCup】ラストダンスは突然に


イタリア 1 (PK 5-3) 1 フランス

2006 FIFA World Cupの栄冠は イタリア の上に輝きました! おめでとー。



で、ジダン。
サッカー界の至宝、ジヌディーヌ・ジダンのラストダンスは突然の幕切れとなった。
延長後半6分、自らの暴力行為による退場という誰も予想しなかった幕切れだった。
マテラッツィは何を言ったのか。
何がジダンに残り10分の現役生活を捨てさせる決心をさせたのか。
恐らく今も世界中で様々な憶測や議論が飛び交わせれているが、真相はきっと語られないまま時に消されてゆくのだろう。それでいいと思う。


世界最高の大会の決勝戦、ピッチの上で耳目を集めるスター選手が狼藉を働き追い出された。
教育者ならずとも「愚かな行為だ」、と彼への信頼を貶めるだろう。

サッカー好きの中では彼の頭突きが初めてでは無いのは常識だろうが、それとて国の代表として国旗を背負い、チームを率いていたキャプテンの暴挙を正当性のあるものには出来ない。
彼の行動がチームや関係者、最高の結果を期待するファンに不利益をもたらしたのは厳然たる事実なのだ。


だが、僕はフランス人ではないしサッカー関係者でもない。ぶっちゃけそんなサッカー好きでもないし、子供達の未来を倫理的にも営利的にも担う立場に無い。
なのであえて言わせてもらう。

ジダン、最高!!

こんな場合はジズーというべきかもしれないが、別に馴れ合いたいわけではないので敢えてジダンで通させてもらう。ジヌディーヌでもいいくらいだ。



退場まで、この試合のジダンのパフォーマンスは決して悪いものではなく、舞台と功績を考えれば優勝した場合MOMもMVPも考えられるものだった。それは彼自身も分かっていたはずだ。 また、それを期待する多くのファンいることも分かっていたはずだ。
が、彼は目前の栄誉より、血も滲む思いで積み上げてきたキャリアの最後を飾ることより、目の前の、恐らくは侮辱を、許さなかった。 サッカー人生最後の10分が抜け落ちたままになっても、指の掛かった栄光に届かなくなっても、何台ものカメラに捉えられ世界中に非難の的となる映像を垂れ流すことになっても、彼は躊躇せず敵に打撃を打ち込んだ。




カッコエー *・゚゚・*:.。..。.:*・ ゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゚゚・*;


といったら俺も馬鹿の一味だろう。
だがもう一度いう。


ジダン、最高!!



長いサッカー史の中では幾人ものスターがいる。
5人抜きのマラドーナ、最年少得点のペレ。トヨタカップのプラティニの幻のゴール。クライフターン。
英雄達は多くの伝説的プレイを残してきた。
だが、どの英雄達も現役最後のプレイを覚えている人は少ないだろう。
ジダンは刻んだのだ。

これもまた華。

おそらくあのヘッドバッドはマルセイユヘッドバッドなどと呼ばれフランス移民の間でちょっと流行るだろう。
先のフランス移民暴動の時、移民の希望の星であるジダンはなんのコメントも発表せず、貧民に失望を与えたという。これは穿った見方かもしれないし、酷い言い草であるのも承知で、またも敢えて言うなら、彼は絶対に一部の、恐らくは貧しい人を救ったことになるだろう。



ともかくこれで、今回のワールドカップも終わった。
ジダン、マケレレ、ロベカル、カフー、カーン、ネドベド、恐らくはデルピエロもロナウドもラウルも、もしかしたらトッティもベッカムもシェフチェンコもこれが最後のワールドカップになるかもしれない。


全ての選手達、関係者達へ。

楽しませてもらいました。
どうもありがとう。







Ciao!





2006/07/06

【FIFA WorldCup】決勝進出!

イタリアーフランス!

決勝のカードが決まりました。
どちらの守備も一級品。どんな展開になるのか楽しみです。
マケレレ、ビエラ、ガットゥーゾ、ザンブロッタ辺りの出来が勝敗を左右しそうです。
ここまで来るとどっちが勝っても頑張れ!って感じですね。



さて、かるーく準決勝を振り返っておきましょう。


ドイツ-イタリア

期待に反してイタリアがゲームをコントロールし、勝ち抜きました。
ドイツよりのジャッジが目立つ中、個人としてもチームとしても上手くゲームをコントロールしていたように思えます。いかにもサッカーの上手い両チームの対戦といった感じで面白かったです。
決勝点のゴールも鮮やか。ここしかない、といったところに決めてきました。この試合もレーマンはかなり良かったので、あの一点は本当にデカかった。ドイツはバラックが本領発揮出来なかったかな、という感があり残念でした。
自力で上回るイタリアが試合を支配し勝ちきった、という試合だったと思います。


ポルトガル-フランス

フランスが堅守を見せ付けて、ポルトガルに付け入る隙を与えなかったというとこでしょうか。
いかにもベテラン揃いのフランスらしく、まるで計画を実行するように勝利を手にした感じです。相変わらずジダンはこれで引退とはつくづく惜しい落ちついたプレーを見せていました。
後半、リードしたフランスが攻めに転じるのはジダンにボールが渡ってからで、それまでは例え数的に有利な状況を作っても後ろの選手が攻めあがることはありませんでした。チーム内での絶対の信頼が伺えます。このキャプテンが心配したカードも貰わずに決勝でプレイできることは、フランスファンならずとも嬉しいものです。
対してポルトガルは相変わらずセコかった・・!はっきり言って、負けてくれて本当に良かったです。イタリア-ポルトガルの決勝なんて見たくなかったのでホッとしました。
細かくパスを繋いで、相手が寄せてくると両手を上げて倒れるプレースタイルは全く苛立たしく、体をこすられたら(時には息を吹きかけただけで)倒れちゃう僕ちゃん達ならバレーボールでもやってろ!ってなとこです。
それでも後半の左サイドからのグラウンダーのクロスに飛び込んだ2人のポルトガル選手が前後にパタパタ倒れた場面、コーナーキックに最初から倒れながら飛び込んだロナウド君が綺麗に前に倒れてファールをアピールするも審判に軽く流された場面、せっかく前に抜け出かかったFWが背中を触られたら両手を上げてダイブするもテレビの解説にすら「いやー、審判もどういうチームか分かっているからこんなことしてもファールは取ってもらえませんよね」と解説されていた場面など、見せ場は作っていた。お疲れ様でした。



この大会で現役や代表を引退する選手も多くいますが、ジダンが最後に残っているのはさすが、というところでしょう。恐らく同じ追加召集組みのマケレレ、テュラムも最後だろうから頑張って欲しいものです。正直イタリアの方が強いんじゃないかという気もしますが、1発勝負にそんな予想は無意味です。

好ゲームを期待!


2006/07/04

【FIFA WorldCup】フリンクス出場停止とイタリア

対イタリア準決勝を前に、ドイツのフリンクスが出場停止処分を受けた


PKまでもつれ込んだアルゼンチン戦後、選手・スタッフ間でゴタゴタがあり、その中でフリンクスがアルゼンチンのクルスを殴ったというのだ。
持ち込まれた証拠ビデオを確認したFAFAはフリンクスに1試合の出場停止を申し付けたという。

試合後とはいえ、軽く小突いた程度とはいえ、相手選手を殴ったとあれば出場停止もやむを得ない。
問題はこのビデオをFIFAに持ち込み、フリンクスの処分を訴えたのがイタリアであるということだ。


何でも試合後のゴタゴタの後、当初FIFAが下した裁定はアルゼンチンDFクフレの退場処分だけで、「ドイツ選手に処分は無いだろう」というコメントも発表していたらしい。普通に考えれば勝ったドイツが突っかかる必要もないので、アルゼンチン側が吹っ掛けたと考えるのが自然であろうし、まあ妥当な処置かと思う。
また、出場停止になったフリンクス、殴られたとされるクルス、双方とも別のメディアのインタビューに「殴ってない」「殴られてない」と証言していたとの話もある。

さて、なんでこの展開の中で次の対戦国であるイタリアのメディアがしゃしゃり出て来て「処分!処分!」と叫ばなければならないのか、全く理解できない。「厚顔無恥」という言葉すら浮かぶ。
さすが八百長国家、なにかあれば圧力を掛けにいくのが習慣になっているのだろうか。マスコミ王が首相を務めた派手好きのお国柄、モラルなんて所詮この程度なのか。
そういえば第2次世界大戦でもイタリアは、日独伊の3国同盟を結んでおきながら、開戦後早々に降伏し、あろうことか連合国として再参戦し戦勝国側に回ったという歴史もあった。所詮こんな国民性、というのは余りに短絡的だろうか。

まぁ、とにかくせこい話だ。

肝心の試合がみみっちいキッカケで荒れないことを祈っている。

2006/07/03

【FIFA WorldCup】ベスト4

ベスト4決まる

ドイツ
イタリア
ポルトガル
フランス

大会を見て来た中では、ポルトガル以外はそう意外な4ケ国でもないけど、大会前から考えると大方の予想を裏切ると言っていいだろう。

ドイツ=ザルディフェンスで敗退
イタリア=まぁ優勝候補
ポルトガル=攻撃のタレントだけはいるけど、所詮ポルトガルだから敗退
フランス=激しい老朽化に耐えきれず敗退
ってのが大方の見方ではだったと思う。

ドイツはホスト国でもあり、ワールドカップでは毎回上位に顔を出す強豪でありながらも前評判は低かった。開幕直前に日本に冷や冷やの引き分けを演じたこともあり、「今回のドイツはダメだ、ダメすぎる」と自国民からも言われながらのベスト4進出。どっかの無敵艦隊はシェスタの時間をゲルマン魂の習得に当てた方がいいかもしれない。
レーマン、バラック、クローゼと各々の領域に頼りになる選手がいるのも安定感を出している。特にクローゼの動きが抜群によく、彼を見てるだけでも楽しめる。
いまや優勝候補筆頭か?

イタリアはなんかセコイから好きじゃない。
伝統的なカテナチオから脱皮した!なんてよく言われてるけどさして変わってないし。トーニが一人じゃあんまりだからフォローが入っただけじゃねーか。こんなんだったら、むしろヴィエリ孤軍奮闘の方が見ごたえがあったよ。
守ってカウンターというスタイル自体は好きなんだけど、ボール奪われそうになると上手にこけたりするのが嫌いだし、八百長リーグ国が世界制覇というのも教育上よろしくないので、負けちゃえ。

ポルトガルもイタリア同様好きじゃないな。
ポルトガル、イタリア、アルゼンチンはマリーシアが目につくから好きじゃない。プレーそのものは嫌いじゃないし、デコの復帰により面白い攻撃が見られそうではあるけど・・。
イングランド戦もベッカムの交代、ルーニーの退場に助けられた要素が強いと思うし、やっぱりここらで負けちゃえ。

フランスは見事だねぇ。
リベリーもいいし、ジダンも最後の輝きを見せている。困ったときにボールを預けられる選手がいるというのがいかに大きいかフランスを見てると良く分かる。衰えたといえどジダン、さすがです。
ディフェンスも凄くいいね。復帰したおっさんも良く頑張ってるし、プレスの掛け方が超うまい。見てるとサッカーって簡単なんじゃないか?という錯覚が芽生えてきそうです。


しかし、決して前評判の高くなかったチームがここまで勝ち上がって完成度の高いサッカーを見せてくれるとは、サッカーってのも本当に分からないものだなぁ。


2006 ワールドカップもあと4試合。
故障明けのシェフチェンコ、ルーニーの両ストライカー、それにロナウジーニョが実力を見せられないまま大会を去って行くのは残念だけど、それもまた短期決戦の生む光と影。その分残った選手が輝くことを期待しよう。特にジダンとかジズーとかジヌディーヌあたりが期待できるんじゃないかな?
名コンダクターの最後の旋律を目に焼き付けよう。

2006/06/30

【Trash】暴走レンジ 2

その後、メーカーが引き取って検査するということになった。
土曜日に引き取りに来てもらい、検査報告を書面で貰うことになっている。
電話で、今回の事例は大きな事故に繋がりかねないので新聞等で告知する等、周知徹底の手法を取れないかと尋ねたが、メーカー側としては、他に同様の報告も無く、1件だけの報告ではそのような手段は取れないという回答であった。

返品に伴う金銭的保障を求めたときの対応など納得いかない面もあるが、詳しくはまたその書面が届いてからアップしようと思う。

【FIFA WorldCup】BEST 8!

寝不足の毎日、ブログの更新も滞る中ベスト8が出揃った。

ドイツ
アルゼンチン
イタリア
ウクライナ
イングランド
ポルトガル
ブラジル
フランス

恐ろしいほど順当だ。
開幕前に友達と優勝チームを3カ国挙げて賭けをした。
俺・・ブラジル、オランダ、ウクライナ
友達・・アルゼンチン、イングランド、ポルトガル
で、全チーム16強に残り、オランダーポルトガルの直接対決で負けたオランダ以外は8強入りと抜群の的中率を誇っている。ブックメーカーに賭けときゃよかったな。オッズは低そうだが。

今日は
ドイツ   3-1 アルゼンチン
ウクライナ 2-1 イタリア
を予想。

ドイツはスウェーデン戦のパフォーマンスが発揮できればアルゼンチンといえども封じるのは難しいだろう。DFも安定してきたし、現状ならドイツ有利とみる。アルゼンチンはテベス、メッシのパフォーマンスが思ったほど良くないので、むしろDFがクローゼを抑えられるかが鍵になりそう。
ウクライナはシェフチェンコの爆発を期待。イタリアDFを切り裂くことにおいては彼以上の適任はいないでしょう。その実力を知るDF陣から厳しいチェックを受けるのは間違いないので、空いたスペースをヴォローニンらがいかに活用できるかがポイントになりそう。


残りわずか8試合。
楽しみましょー。

2006/06/26

【FIFA WorldCup】Argentina vs Mexico

決勝トーナメント一回戦。

W杯で好ゲームが見られるのは、この1回戦、準々決勝辺りが多い。負けたら帰国のトーナメントに入り選手の気合が違うこと、かといって決勝まで行くと蓄積した疲労により動きが鈍いことが多いことなどが理由なのだろう。

ということで期待して観たトーナメント1回戦。やっぱり面白いかったね。
ドイツ ー スウェーデン、イングランド ー エクアドルも観たけど、アルゼンチン - メキシコ が面白かった。

どちらもサボらない。特にメキシコ。
日本もあのくらいやってくれれば、負けても、グラウンドで寝てても恥ずかしくないんだけどね。もう日本の話はいいか。

蹴る、止めるの基礎技術に結構な差はあるものの、小柄なメキシコの戦い方は参考になる筈だ。コンフェデだっけ?日本が直接対戦したときは完敗だった。何が違うのか。明らかになったことも多い筈だ。ってまた日本に戻ってきてしまった。


ショートパスを確実に繋いで攻めるには、確かな技術とともに意識の共有が大切になる。
鮮やかな連携は見ていて本当に気持ちいい。


メキシコ、チェコと惜しいチームが去っていくことになった。
これから好カードが続くが、それは同時にどちらかの敗退を意味すると思うと、もったいないやら楽しみやら。

ああワールドカップだなぁ、と思うのはやっぱり決勝トーナメントからですね。

2006/06/23

【FIFA WorldCup】Japan vs Brazil!

完敗です。

完全になめられたっていうか、気を遣われたのが悔しい。

日本でよかったのは加地、アレックスの両サイド。稲本も良かったかな。
後は完全に負けてたね。


第一の敗因はメンタル面だと思います。立ち上がりは良かったし、まんまと先制点まで奪えた。なのに前半の失点で一気に集中力を欠いてしまった。
きつい時に失点したのは事実だけど、そこで落ち込んじゃうんじゃ話にならない。

マルタ戦の後だったか、中田が「戦うチームになっていない」みたいことを言っていたけど、結局そのままだったね。
先制して追いつかれただけなのに、さぁやり返すぞ!と鼓舞する選手がいないのはどういうことなんだろう。オーストラリア戦の反省が生かされていないどころか繰り返した。みっともない試合だった。

采配面でも自信の無さが垣間見えた。
玉田、巻の先発は「2点差以上で勝ちに行く」ことを本気で考えた結果の布陣なのだろうか?
中田浩の投入は決勝トーナメントを諦めたものではなかったか?

まぁ、でも最後はやっぱり選手の問題だと思うけどね。
惨敗に終わったが、問題点を浮き彫りにしただけでもジーコが監督をやってくれたのは良かったと思う。


せめてブラジルを本気にさせたかった。その結果1-10でも1-20でも構わない。
この予選リーグで半数の16チームが脱落することになる。だが、勝負を出来ずにW杯を去るのは日本代表だけだろう。

2006 ドイツワールドカップ。恥と屈辱の大会を忘れずに次に行こう。



2006W杯
日本代表メンバー名簿&勝手採点

監督
ジーコ 4.0

プレーヤー
茂庭照幸  5.0
駒野友一 5.0
遠藤保仁 --
宮本恒靖 3.0
中田浩二 4.5
中田英寿 6.5
小笠原満男 5.5

高原直泰 3.5
中村俊輔 4.0
巻誠一郎 5.0
柳沢敦 4.5
三都主アレサンドロ 6.0
福西崇史 6.0
大黒将志 5.0
稲本潤一 6.5
小野伸二 4.0
坪井慶介 5.5
玉田圭司 6.0
加地亮 7.0
中澤佑二 6.5
楢崎正剛 --
土肥洋一 --
川口能活
6.5

2006/06/22

【FIFA WorldCup】予選突破に向けて

いよいよ今日が最終戦。
小指一本で引っ掛かってる状況なのは百も承知だが、それでもまだ落ちたわけじゃない。

一縷の望みに賭けて勝利へのシナリオを描く!



まず状況を整理しておくと、対戦相手のブラジルは2連勝の勝ち点6で既に予選突破を決めている。
残り一つの椅子を3カ国が争っているのだが、日本が決勝トーナメントに行くには以下の条件が必要となる。

クロアチアvsオーストラリア戦でクロアチアが勝利

日本がクロアチアの点差+1点差以上で勝利


or

クロアチアvsオーストラリア戦が引き分け

オーストラリアの得点+3点差以上で勝利



他所の試合はコントロール出来ないので、日本としてはとりあえず最低ラインの2点差以上の勝利を目指すことになる。後はもう一戦の状況を見ながらのベンチワークで対処していくということになるだろう。

今大会で3点以上の差がついた試合は全部で6試合ある。
その内ESP-UKRを除く全試合で先取点は10分より前に挙げられているのを見ても分かるとおり、試合を動かすには早い時間での先制点が欠かせない。大事なのはスタメンなのだ。


敵を知り、己を知れば百戦危うからず。
まず、ブラジルのスタメンを予想する。



既に予選突破を決めているブラジルは主力を休ませる可能性も高い。
目的は体力回復、怪我回避、カード累積リセットの3点なので、それぞれに当てはまりそうなメンバーをリストアップすると・・・

体力回復・・・・対象選手はベテラン。以下が1975年以前生まれ(現在30歳前後)の選手。
カフー、Rカルロス、ゼ・ロベルト、ミネイロ、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ

怪我回避・・・・対象選手は代わりが利かない選手。難しいけど無理やりリストアップ。
Rカルロス、ロナウジーニョ

累積警告リセット・・・・対象選手はイエロー一枚の選手。
カフー、エメルソン、ロナウド、ロビーニョ
(いずれもGK除く)

他に選手のテストなんかも考えるとスタメンを外れる可能性があるのは
カフー、Rカルロス、エメルソン、ロナウジーニョ、ロナウド
ってとこかな。
この予想が当たったとして、デカイのは両サイドバックの交代かな。ロナウドは、あの調子ならむしろ出て欲しいくらいだ。


次に日本のスタメン。
まずは絶対に先取点が欲しいので、ジーコジャパンで点が欲しい時に投入してきたオプションを最初から使って勝負したい。
大黒。

相方は柳沢。
こないだのキーパー股抜き枠外しシュートで世界の失笑を買っているようだが、日本の攻撃に彼は欠かせない。シュートは次は体で押し込んでもらえばいい。

中盤は小野、中村、中田、稲本。
そうです。黄金の中盤です。単純に中盤のメンバーから攻撃力を基準に選んでもこうなるし、相手を熱くし、自分が冷静にプレーする局面を作るにはやはり経験が必要だ。
4人はボックス型。前に中村、小野。後ろが中田、稲本。

後ろはやはり4バック。アレックス、坪井、中澤、加地
これはもういじりようがないね。サントスじゃなくてアレックスなのは、本人はそう呼んで欲しいらしい、という話を聞いたから。そういえばユニフォームにもALEXって書いてあったよね。確か。
アレックス、加地はガンガン上がって欲しい。うまい事ブラジルのサイドを抑えることが出来ればゲームの主導権を握ることが出来る。かもしれない。

この対戦で日本に有利な環境といえば、ブラジルが予選突破を決めている、ということが挙げられる。
日本には勝利しかないが、ブラジルにはこの試合の勝利よりも大切なことがあるのだ。
当然モチベーションも違うし、先に書いたカードの問題もある。
ちょっと確認は取れなかったが、W杯では予選のカードは持ち越さないが、三戦目で累積または退場の場合決勝トーナメント1回戦は出られなくなるというレギュレーションだったと思うので、ブラジルは早い時間にレギュラー選手がカードをもらったら引っ込めることも考えられる。
余裕のあるブラジルがそんな愚を冒すとは考えづらいが、そういう試合の雰囲気をつくることが出来れば日本は優位に立つことが出来る。この試合だけに焦点を絞ったならば、早い話泥仕合の方がいい、ってことだ。

大横綱千代の富士が巡業でアマチュアに負けた映像を見たことがある。もちろん油断も慢心も準備不測もあったろうが、映像を見る限り確実に勝負では負けていた。

ブラジルが格上なのは間違いないが、諦めない限り可能性はある。
勝負は下駄を履くまで分からないのだ。

諦めさえしなければ、勝つ可能性はある。
勝負を挑む限りにおいて。

そして今夜、日本は諦めない。



~以下、勝利への妄想~

日本は、立ち上がりから猛アタック。
ブラジルの選手に前を向いてプレーさせては太刀打ち出来ないので、ボールが入ったらスグに寄せて自由にさせないことを徹底していた。 そのままボールを取りにいけばかわされるので、寄せるだけで奪いには行かない。パスを出させてそこで奪う。そして少ないタッチのパス交換から前線へ。
決定的とまではいかないが、何回かサイドをえぐりゴール前に折り返すことに成功する。サイドを使えないブラジルは中央突破を試みるが体を張ったDFの前に決定機を作ることが出来ない。
オーストラリア戦に続き中盤でリズムを作れないブラジルは苛立っているように見えた。

そして前半44分、フリーキックをゴール前に放り込み、こぼれたところを中田英のミドルで先制。

Goal!! 1-0

ブラジルは急いで再開するも、そのまま前半を終える。


ハーフタイムの情報では、クロアチアーオーストラリア戦は1-0でクロアチアリード。
クロアチアの追加点も視野に、日本は2点目、3点目を狙いに行く。


後半開始時、疲れの見える中村を下げ福西投入。中田を前に上げる。
対するブラジルは交代無し。


立ち上がりブラジルはリズムを掴みかけるが、日本の果敢なライン操作により再三オフサイドに引っ掛かりチャンスの芽を逸する。
双方とも中々シュートまでいけないまま、停滞した試合となる。

ずるずると時間が経った後半31分、ジーコは最後の賭けに出る。

坪井out, 巻in
柳沢out, 高原in


巻、大黒を前線に並べてシャドーの位置に高原。小野、中田がサイドに開く。

ファーストタッチは2分後の33分。
稲本がドリブルで攻め上がるもルシオに止められるが、こぼれ球を高原が拾い小野に流す。これをダイレクトの浮き球で前線に入れると裏に抜けた巻がディフェンスに付かれながらも強引にシュート!これはGKに止められるが、詰めていた大黒が押し込む。

Goal!! 2-0

ブラジルはここでロナウド、ロナウジーニョを投入。巻き返しを図る。
ここからの10分でブラジルは実に11本のシュートを放つも3本はポストに、3本はGK川口のスーパーセーブに阻まれ、ネットを揺らすことが出来ない。
逆にボールを抑えた川口が右サイド加地にボールを出すと、逆サイドを駆け上がる小野にサイドチェンジ、これをワンタッチで前線の巻にはたくと、足元で受けた巻に対してジダがボールを抑えに行く。これが振り向きざまの足に掛かり痛恨のファール。日本は土壇場でPKを得る。
これを高原が落ち着いて決める。

Goal!! 3-0


こうして「ドルトムントの奇跡」と呼ばれる勝利を挙げた日本はF組の2位に滑り込み、伝説を残す決勝トーナメントへと駒を進めたのであった。




うおおおおお!ニッポン!!ニッポン!!

・・・妄想に興奮してしまったようだ。

寝るか。
7時間後に妄想が現実になることを祈って・・!

2006/06/20

【FIFA WorldCup】Saudi Arabia vs Ukraine

初戦をまさかの0-4で落としたウクライナ。
下馬評を覆す検討で勝ち点を手にしたサウジアラビア。

右サイドバック無し、という強烈なスターティングオーダーでひたすらにゴールを目指したウクライナの圧勝に終わったんだけど、サウジは殆ど見せ場がなかったね。立ち上がりから球際に強く行ったウクライナの闘志に攻撃的布陣が噛み合って、完全に中盤を支配。そのまま試合を丸ごと持っていった感じでした。

サウジが低調に終わったのは雨のせい、という意見も散見するけど、本当に大きな要素だったのかもしれないね。雨の降らない自国の国内組で固めたリスクが発露したというところなんでしょうか。
雨の試合経験が少ない、というのがどのくらい影響するのか正直想像もつかないけど、スリップの多さから道具にも問題があったのかもしれないという気はします。ちょっと気の毒。


ウクライナは今のDFでは上位進出は難しいのではないかと思うけど、中盤はかなり良かったので今後はシェフチェンコの爆発に期待したいところです。世界最高のストライカーに栄誉を!
シェフチェンコが決めた3点目のクロスは驚くほどの精度でした。あれが流れの中で連発できるようなら脅威です。是非ともダークホースになることを期待します。


しかし寝不足だー

2006/06/19

【FIFA WorldCup】Japan vs Croatia!

スコアレスドロー。

通常なら「よくやった」という範囲内だし、内容も良かった。が、ここは勝ちが欲しかったね・・。

試合後の中田のインタビューがもうズバリ的を射たものだったので、もはや何も言うことがない。
「勝てた試合だった」


もはや悪かったとこなんて言いたくもないので、良かったとこだけを。

中田、サントス、小笠原。ミドルレンジからシュート意識が良かった。
枠を捉えれば無視出来なくなるからね。GJ!

サントスの仕掛け。オージー戦よりずっと積極的だった。
じりじりとペナルティーエリアの中に侵入されるのは相手にとって嫌なものです。

稲本の安定してした守備。持ち味のタイミングのいい攻め上がり。
不動のボランチ福西の穴をきっちり埋めました。彼らしいスピードに乗った攻め上がりは見ごたえがありました。

中沢の対人能力の高さ。今更言うまでもないけど、DFの要です。
足元もよく止めてました。

柳沢のスペースを作る動き。シュート以外は超一流だと以前から思っていましたが、やはりいい動きを見せてました。チャンスは作るだけも試合をコントロールできます。

加地の運動量。駒野も悪くなかったけど、やっぱり加地さん。一枚上手です。
右サイドでボールが止まるとどんなときでも駆け上がってくれるのが加地さん。頼りになります。

最後はやっぱりゴッドハンド川口。
昨日の試合を「勝てる試合」にしたのは紛れも無く彼です。当たっているときの奴は本当に凄いと思う。もはや人として信じられないような活躍が期待できます。



6・22。マイアミの奇跡が霞む結果を世界に。

行けー!!

【FIFA WorldCup】Sweden vs Paraguay

3大会連続出、最近2大会連続ベスト16入りの隠れた強豪パラグアイ。

昔からかどうかは知らないが、ここ最近は守備のチームのイメージがある。
FKも蹴るGKとして、世界に名を馳せたパラグアイの国民的英雄チラベルトが引退した後もあおのイメージは変わらず、第一に守りのチームである。
守備重視のチームというのは一般に人気が無い。展開力に乏しかったり、ストライカーがいなかったりするチームが取る戦術なんだからそれも無理もないが、僕はこのパラグアイのサッカーは好きである。

守るチームだが、個人技が無いわけではない。1対1にも強い。敵がスペースでボールを受けるとプレスも無しに突っかかっていき、ボールを奪取するこもしばしばある。
運動量が無いわけでもない。MFパレデスを中心に良く走る。必要な時には決して手を抜かない。
空いたスペースがあれば即座に埋める。危険な位置で前を向かれれば体を張って止めに行く。
しているのは守備だが、非常に攻撃的な守備なのである。
攻撃ではサンタクルスくらいしかいないのが泣きどころだが、奴はイケメンで人気があるのでそういう面でもチームを引っ張っている偉い奴だ。

対するスウェーデンにもイブラヒモビッチという強力FWがいるので、この試合は面白いものになると思っていた。


結果は1-0でパラグアイ敗退に終わったが、気持ちの入った非常にいい試合でした。吼えるパレデスがたまりません。
やっぱり汗をかく選手って好きですね。
このパレデスもそうですが、ネドベドとかヴォローニンとか、出てないけどダーヴィツとか。日本ならやっぱり出てないけど前回大会にいた森島なんかがそんなタイプですね。あーいう選手が活躍する試合というのは緊張感があって大好きです。


日本にも魂の乗った試合を見せてもらいたいものです。

2006/06/17

【FIFA WorldCup】Argentina vs Serbia and Montenegro


アルゼンチン 6-0 セルモン

なんじゃコリャ!Σ(゜д゜ )

スペインーウクライナに続いて期待の試合が大崩壊。どーなってんだ?
試合は序盤からアルゼンチンペース。しかしセルモンも中盤で個人技を見せゴール前に迫るシーンはあったがディフェンスに阻まれる。

結局試合は、後が無いセルモンが勝気に走り、それをいいポジショニングのディフェンス、ソリンら左サイドの押し込み、マリーシア(&ヘボ審判)でいなして、リズムを掴んだアルゼンチンの虐殺ショーとなった。
特に2点は鮮やか。少ないタッチで長短のパスを織り交ぜ完全にディフェンスを崩していた。素晴らしい!
テベス、メッシの登場&活躍も嬉しかったけど、ヘトヘトの10人相手だし参考にはならんね。あの状況で元気なら活躍出来ない選手の方が珍しいだろう。


アルゼンチンの試合は久しぶりに見たが相変わらずマリーシア多いね~。
個人的に嫌いだから真っ向勝負してくんないかな。強いんだし


しかし、この試合のジャッジも試合を壊す方向に持っていったと思う。最後に壊したのは集中力を欠いたセルモンの選手達自身なのはいうまでも無いが、ジャッジにはルールの背景を考慮した判断をして欲しいな。難しいのは分かるけど、フラストレーションを溜めた選手達が崩壊していくのなんか見たくないのですよ。



セルビアモンテネグロは、先日モンテネグロ議会が独立を宣言したため、国自体が無くなる公算が高い。
泣いても笑っても次の試合がラストマッチ。
欠場者も多く苦しいが、花を添える奮闘を期待したい。




2006/06/16

【Trash】コピペ倉庫はじめました

こないだ久々に自分のyahooブログを見てみた。
もう蜘蛛の巣が張った廃屋の雰囲気満載だが、「拾い物」書庫のコピペは、さすがに自分の好みのものを集めただけあって面白かった。

yahooは重くてちょい不便なので、こっちで面白コピペ集めをやり直すことにしました。

  ↓↓↓↓↓↓↓↓ ↓↓
Copy & Paste!
  ↑↑↑↑↑↑↑ ↑↑

ごゆるりとお楽しみ下さい。

2006/06/15

【Cooking】鳥ハム

鳥ムネ肉に、砂糖小さじ1をまぶす。

塩小さじ3もまぶす。ジャリジャリするくらい多くてもいい。

胡椒をガンガン振る。

ジップロックなど密閉できる袋に入れ、空気を抜いた後冷蔵庫に2日間寝かす。

ボウルに水を張り、塩を一つまみ溶かし、冷蔵庫から出したムネ肉を1時間漬ける。(*塩抜き。水にも塩を溶かすのは肉の旨みが溶け出すのを抑えるため)

フタを出来る鍋に肉を入れ、ひたひたに水を張り沸騰させる。

沸騰したらスグに火をとめ、フタをして6時間以上放置する。

完成! 適当にスライスして食べる→ウマー(゚д゚)



いやーウマイっすよ、コレ!
ぱくぱく一気に食べちゃいました。

鍋に入れるときにラップで包みタコ糸で縛るとさらに旨みが閉じ込められてウマイらしい。
あと最初の砂糖の代わりに蜂蜜とか、胡椒のときにハーブ類を加えるとかいうのもイケルんだとか。


つまみにサラダにユースフルな一品ですよ(´∀`)

【FIFA WorldCup】Spain vs Ukraine

昨夜のスペインvsウクライナ戦を見た。

最初に断っておきたいが、俺自身はスペイン代表にもウクライナ代表にも期待していた。
Hグループ2強と見られていた両者のファーストゲーム、どちらが勝つにせよ好ゲームは間違いないと思っていた。正直予選では一番見たかったカードだ。
が、期待は裏切られた。

ゲームの流れを大雑把に書くと、
前半13分 スペイン先制点 CKからシャビアロンソが頭で合わせ先制
前半17分 スペイン追加点 ゴール正面のFKが壁に当たりコースが変わりゴール
後半2分  ウクライナ退場者 ヴァシュクが、ゴール前抜け出したF・トーレスを引っ張ったとして?一発レッド
後半3分  スペイン3点目  上の退場で得たPKを決める
後半36分 スペイン4点目  中盤でカットしたプジョルがゴール前まで攻め込みアシスト。F・トーレスが豪快に決める。ビューティフルゴール!!

結果:スペイン 4 - 0 ウクライナ

といったところ。



スペインつえー!!(;゜Д゜)

と言いたいところだが、これは違う。全然違う。と俺は思う。


理由は一つ。

審判が酷すぎた。

これに尽きる。


試合開始からウクライナは、スペインDFの裏を狙い続けた。これは予想通りの戦術なんだけど、スペインDFは対応しきれず何回か裏を取られた。取られたが大事には至らなかった。何故か。
その全てがオフサイドと判定されたからだ。


0-0の段階で、明らかにオンサイドのFWが一人で抜け出る場面もあった。
しかもFWはシェフチェンコだ。実際かなりの確率でゴールに結びついたであろう攻撃は、線審の旗で止められた。
その後も再三裏に飛び出すが、その全てがオフサイド判定とされ、ペナルティーエリア手前でシェフチェンコがキープ。ヴォローニンがDFに沿って横に走り、パスが出た瞬間に縦に切り返すというお手本のような飛び出しも、ライン際で旗を上げられ無効とされたシーンもあった。
そして後半、2点をリードされたウクライナはボロベイを投入し反撃を図る。
ボール回しもスムーズになり、後半立ち上がりはウクライナの時間帯になりそうな気配を感じさせたが、僅か2分後に一瞬の隙を突かれF・トーレスにゴール前に侵入される。ここはGKが良い飛び出しを見せ防ぐのだが、ディフェンスに付いたヴァシュクが何故か一発レッド。
ユニフォームを引っ張ったからだと思うが、一旦ユニフォームを掴んだヴァシュクはすぐに離し、ペナルティエリアに入る頃には並走していただけだった。F・トーレスもそれでバランスを崩したりすることも無く、最後まできっちりシュートも打ち切った。流れの中でみるところ、退場どころかファールですらない。しかもファールはペナルティエリア内とされ、スペインにPKが与えられた。
これをきっちり決めた時点で実質的に試合は終わった。
もちろんスペインが悪いわけではない。攻撃の意識は強かったし、F・トーレスも予想よりずっと良かったしラウルの登場も嬉しかった。が、公平なゲームであったとはとても言えない。
これでスペインが強かった、という人はきっと結果しか見えていない人ではないかと思う。


勝負事でたらればは禁句だが、それでも敢えて、せめて前半のオフサイド判定がまともだったら違うゲームになったはずだと言いたい。
実際にオンサイドであった飛び出しがそうと判断されていれば、先取点ウクライナ→スペイン前掛り→大量失点、も有り得たと思う。まぁ、2強同士と言われた緒戦からそんな突っかけることもないだろうから有りそうなのは2-1とかそんなとこだと思うけど、とにかくこんな酷い試合にはならなったと思う。


サッカーに誤審は付きものだが、ここまで酷いとFIFAが2002年の借りを返す約束でもしたのではないかと疑いたくもなる。根拠も無しに買収だなどというつもりは毛頭無いが、審判の判断の悪さで世界最高峰の舞台であるはずのW杯の1試合の価値を貶めたのは事実だろう。

闘志剥き出しでシェフチェンコを抑えてきたプジョルのスピードに乗った攻め上がりから生まれたスペインの4点目は素晴らしいものだったが、そのスーパープレイですら審判が作ってしまった流れの先にあると思うと、どこか白々しいものを感じるのを抑えることは出来なかったのが残念でならない。


試合後、交換したユニフォームを肩に引っ掛けてスタンドに手を叩いたシェフチェンコの胸中を思うと切ないものがある。残された時間は少ないが、チームが何とか立ち直るのを祈るばかりだ。


W杯はまだ序盤。今後素晴らしいゲームが展開されることを期待している。

2006/06/13

【Trash】暴走レンジ

世間では機械の暴走に目が向けられている。
エレベーターが暴走し高校生を挟み込んだのだ。機械の暴走。まるでSFの世界の話だが、機械を作ったのも所詮人間。信頼し過ぎるといつか痛い目を見るかもしれない。
そう思わせる事件が身近にも起こった。
幸い大事には至らなかったが、ちょっと怖い事件なので警鐘の意味を込めてここに公表しておくことにする。


以前エントリにも書いたが、うちの愛用レンジは韓国DAEWOO製のものだ。周りから「韓国製?止めといた方がいいんじゃないの?」という声も上がったが、偏見は良くない、という信念の元、何より安くてカッコよかったという貧乏で見栄っ張りな俺にはぴったりのスペックだったため購入することにした。

最初に事件が起きたのは購入後数日でのこと。
初めてオーブンを使ったら本体から煙が出てきたのだ!スグに止め調べてみたが特にエラーメッセージも出ていないし、最初だから中にあったゴミかなんか燃えたのかもしれん、と思ってとりあえずオーブンは使わずに明日にでもカスタマーセンターに訊いてみることにして、その日はレンジ機能だけを使うことにした。
庫内に食品をいれ、あたためスタートボタンを押す。
内部が点灯し、ターンテーブルが回転し、数十秒後に電子音であたため終了を教えてくれる。
ああ、やっぱり壊れてるわけじゃないのか、と安心し食品を取り出すと全く温まっていない。何回やり直しても変わらないので翌日カスタマーセンターに電話すると、保障期間内であれば販売店に連絡して欲しいというので、購入したジョーシン電気に電話すると、スグに修理するから持って来てくれと言う。言うが、そんなハズレ商品はイヤなので新品と交換してくれというと快諾。店舗を訊いたところ自宅から最寄は三鷹の様だったが、そちら方面に用はないので購入した所沢店に持ち込んで交換してもらった。
それが2005年12月16日のこと。それからは特に支障も無く日々の食卓を支えてくれていた。


そして2回目の事件が発覚したのは昨日、6月12日の朝のことになる。発生時間は不明。
状況を説明する。

少し遡って金曜日(6月9日)の夜、俺はカレーを作り冷凍してあったご飯をレンジで解凍しカレーライスにして食べた。9時から10時の間のことだったと思う。その後、実家から用事を頼まれ急行することとなり、そのまま週末は実家で過ごした。
週明け、つまり昨日の朝の7時半頃に着替えるために仕事前に自宅に寄ったのだが、ドアを開けた瞬間異変に気が付いた。暑いのだ。妙に部屋が暑い。週末そんなに暑かったけな?暑かったとしてもこんなに部屋に篭るものか?と訝りながら靴を脱ぎダイニングに上がって驚いた。

薄暗いダイニングの奥で、レンジから赤い光が漏れている。ぐうんぐうんと稼動もしているようだ。
見ると、時間などを表示するデジタル面は右端に「00」と表示されていて、丁度残り時間がゼロになるところかと思ったが、止まる気配もない。中が空なのはライトで見えるし、とりあえず止めなくてはと思い、「とりけし」ボタンを押すが反応がない。無駄とは思いながらも一通りボタンを押してみるも止まらず、ドアを開けてみるとようやく止まった。なんだか油断できないのでコンセントを引っこ抜き辺りを見渡す。何者かが侵入しイタズラした可能性を考えたからだ。
僅か6畳の1DKの我が家、チェックは直ぐに終わり、侵入者もその痕跡もないことが確認出来た。

とりあえず暑いので窓を開け、今の事態を考えてみる。
最初の一瞬、付けっぱなしで出てしまったのかと思ったがそんな筈はない。
第一にオーブンを使ったのは1週間くらい前にドリアを作ったときぐらいのものだし、日中でも薄暗いダイニングで機械が稼動していれば出掛けに気付かない筈はない。
また、オーブンは温度と時間を設定してスタート、という仕様になっているので例え付けっぱなしで出掛けても2日後の帰宅時にまだ稼働中ということは有り得ない。
小動物か侵入者など外部からスイッチが押されたという方向は、「00」という有り得ないデジタル表示からも除外していいと思われる。そんな説明書にも載っていない連続稼動モードなんていうものがあるとしても、偶然に操作してしまうとは考えなれないし、スイッチは平面の押しボタンで回りに倒れるものも置いていないため偶然に押してしまうというのもまず無いといっていい。

つまり、無人の自宅で勝手にオーブンが作動し、何時間か何十時間か空焼きを続けていた、ということだ。部屋全体が汗ばむほど熱くなるほどに。


時間も無かったので、説明書と保証書をカバンに詰め出掛け、昼休みにカスタマーセンターに連絡して、一連の事情を話した。すると、「他の機器はどうですか?」と訊いてきた。
意図が分からず「なんのことですか?」と聞き返すと、テレビや他の家電の状態はどうだったのか、とのことなので、当然正常でおかしいことは何も無い、というと「ではウチのレンジがおかしいということですね」などと言っている。
一体何を聞いていたのか。最初から表示もおかしいし、オーブンが連続稼動すること自体有り得ないと言っているのに、謝りもせず粗捜しをするとは見上げたカスタマーセンターだ。
それでは、無償で修理します。などと、まるでクレイマーに対するマニュアルでも読んでいるかのような対応に呆れながらも、とにかく、レンジがおかしいとしか思えないこと、保障期間中であることなどを告げ、正直に言って半年で2回目のトラブルで、しかも一歩間違えば火災、惨事を引き起こしかねない商品など、直してもらっても使いたくないので返品するから返金して欲しい。それと私は(欠陥品を売りつけれたことに対して)余計な心配を負わされ、迷惑し、怒っている。と伝えると「返金の件は私ではゴニョゴニョ・・、本社から連絡します。」というので携帯を伝え、電話を切った。

数時間後、本社の男性から連絡が入った。
「電子レンジの件でお電話頂きまして・・」とのことだったので。カスタマーセンターの女性には伝えたが、と前置きし同じことを話す。すると「では本体を送って頂くか回収に伺いますので、修理してお返し・・」などと言うのでもう一度、2度に渡り不良を出した商品は信用できないからもう使いたくない。返金を希望する。旨を伝えると「そ、そうですか。でも返金はゴニョゴニョ」「こちらは余計な心配を背負わされ、いくらになるのか分からないが電気代だって発生している。それだって払ってもらうべきのもでじゃないですか?」「上の者と相談しますので少々お待ちください」となり、折り返しの電話で「こちらで調べましたところ、平均市価は11000円で、それに電気代1000円を乗せた額ならばすぐ押し払い致しますが、いかが致しましょうか?」などと、どうも質屋に質草を持ってきた客と勘違いしているような発言が続くので、今回のことをどう考えているのか、たまたま大した被害もなさそうだが、火事になる恐れも充分あったのではないか?レンジの上の棚に置いてあった瓶などがかなり熱くなっていたので同じところに置いてあるパソコンなんかも壊れるかもしれないし、(パソコンは今使ってる。大丈夫っぽい)、第一他のところでも同じことが起きている、或いはこれから起きる可能性はあるわけでしょう。テレビやエアコンが勝手に点いたのとは訳が違いますよ。(テレビやエアコンが勝手に点いた事例はあるらしい) 早急に検査するなりの対応が必要なのではないですか?」と質すと、ようやく回収の話に戻ったが、明日の昼でもいいですかなどという。仕事なので無理です。夜にして下さい。というと昼間しかやってないんです。との回答。結局土曜日に宅配業者(佐川っていったっけな?)が引き取りにくることになり、保障運年は調査後に、ということになった。こんなおっそろしいモンを買戻しでうやむやにするのは、反社会的ですらあるので結果を待つことにした。

その後、会社の人に話したら「消費者センターとかに連絡した方がいいんじゃないの?」と言われた。確かにそうかもなぁ。明日連絡してみるかな。



レンジは、現時点で再度チェックしてみたが、今はもう電源が入らなくなってしまっているようだ。コンセントを入れても無反応だ。外観をよく見ると。扉ガラス上部の金属部分が、熱のためだろうか大きく湾曲して取れかかっている。ざっと見たところでは他には異常は見当たらない。


以上、乱文ですみませんが覚書まで。
続きはまたそのうちに。

【FIFA WorldCup】Japan vs Australia!

負けた。
待ちに待った黄金世代のワールドカップ、初戦は完敗に終わった。
スコアは3-1、内容もまぁそれに相応しいものだったと言わざるを得ないだろう。日本国内で多分1億回くらいは行われていると見られる敗因分析を、性懲りも無くここでも少しやってみたいと思う。失敗を意味のあるものにするには分析は欠かせないのだ。

最初に自分なりの見解を書くと、最大の敗因は「弱気」になると思う。
なんだよ、精神論かよ!という方もいるかもしれないが、敢えて言いたい。そうです。精神論なのです。と。

序盤、日本は落ち着いていた。プレスも効いていたし、サイドからの展開も見られた。そして互角の様相を呈する中でラッキーなことに先制点を奪うことに成功した。
日本はきちんと試合を組み立てていたし、そのうえ棚ぼたな先制点まで手にしたのだから、極力普通にさえ試合を進めれば良かった筈だ。残り時間で1-1なら、トータルでは2-1、1-2でもトータル2-2の勝ち点1は取れるのだから、この早い時間の先取点は忘れて試合を組み立てるべきだった。だがそれが出来なかった。
先制点以後、日本の意識は明らかに守りに傾いた。左サイドのサントスの上がりも少なくなったし、何より最終ラインが引きすぎて攻守の切り替えに時間を要するようになってしまった。それでも中盤の選手がボールをもらいに戻ることで何とかバランスを保っていたが、暑さの中そんな無理な戦法を続けられるわけも無く、序盤から厳しいチェックを受けていた中村を筆頭に日本選手の足が止まり始めた。
間延びした陣形、人数の足りないプレス。典型的な負けパターンは前半の終わりにハッキリしてきていた。

具体的な敗因の一つは、引きすぎたディフェンスラインにあると思う。
宮本はいつもディフェンスのことしか考えない。これは良くない。ディフェンダーだから当たり前ともいえるが、彼は同時にキャプテンでもあるはずだ。ジーコジャパンで不動のレギュラーなのもそのキャプテンシーによるところが大きいと思われる。事実、宮本のディフェンス能力は決して高くないのだから。
スピードが無く裏を取られると追いつけない。当たりに弱く競り合えば倒れてしまう。1対1にも弱いため、カウンターに対してディレイを取ることが出来ないし、それ故相手のシュートレンジでも距離を詰めることが出来ずに余裕を持ってシュートorパスをさせてしまう。こんなシーンは昨日の試合でも何回も見られた。かといっても今、ディフェンスの中央を替えるというのは余りにリスキーなので、せめてキャプテンは中田に任せるのがいいのではないだろうか。


具体的な敗因をもう一つ挙げるなら、ジーコの采配になると思う。
坪井は仕方ないとして、小野の投入は良策とは言えなかったのではないだろうか。
意図としては中盤を厚くしてボールを落ち着かせ、走れて守備能力も高い中田を前に上げることでプレスを掛けることでオーストラリアの前線への放り込みの起点を潰したい。つまり中盤を経由するサッカーをさせたいと考えたのだと思うが、これにはいくつかよろしく無い点がある。
まず、プレスを掛けていくならば全員で掛けなければ意味が無い。意味が無いどころか逆に穴を作り体力を消耗して自滅することになってしまう。既に走れなくなっていた中村を外さないで中盤の守備が成り立つはずもないのだ。外すのは中村、そうで無いなら高原のはず日本の1トップは柳沢でないと成り立たないとジーコ自身が言っていたと聞いたことがあるが間違いだったのだろうか?この日の柳沢の調子は普通だったが、高原は浮き足立っていたように見えた。柳沢のへの決定的なパスを2本失敗したが、あれは高原が下手だったとかDFが上手だったわけではなく、ミスをしたのだと思う。パスを出すタイミングから、コース、球種に至るまで。要するに彼は浮き足立ってたのだと、俺は思う。
ちょっとそれたが、つまりここで攻撃を考えるなら中村out小野inか、中村or高原out玉田in、守備的に行くなら中村or高原out稲本or遠藤inだと思う。大体ここで使わないなら玉田、稲本、遠藤はどこで使うつもりで連れて来たのかだろうか?俺が思うにジーコも浮き足立っていたのではないだろうか?
サッカーの神様、百戦練磨の名プレーヤーだった彼が我を失うとは考えづらいが、そう考えるのが一番収まりがいい。それほど悪い采配だった。


では、神様やクレバーなキャプテンの判断を誤らせたのは何か?
これこそが「弱気」なのではないかと俺は思う。
ハーフタームにジーコは「勝っているゲームを」と選手に伝えたらしい。
後半、日本は何回か素早く相手陣内に攻め込むシーンがあったが、ことごとくそこで進軍を止め、バックアップを待ち、敵DFの前で余裕を持ってパスを回すことに専念していた。そんな余裕を見せ付けることが「勝者のゲーム」なのか?そんなのはまるでポーカーでロイヤルストレートフラッシュが来たからニヤニヤしている馬鹿みたいなものだ。
勝者の利とは、1ペアを4カードに見せるその気配だ。攻める気配だけで相手を牽制できること、曖昧な領域を自分のものに出来る権利が勝っている者の特権だ。そしてそれは勝つために行うのだから、勝てる時は勝負をしなくてはいけない。正確には相手に負け試合を挑ませなくてはいけないのだ。仮に日本がチャンスをきっちりチャンスとして、決定機をきっちり決定機として演出できていれば、その結果がどうであろうと敵に与えるプレッシャーは並大抵のものでは無い筈だ。ピンチかもしれない、と一瞬でも思えば、負けているものは守りを考えざるを得ないのだから。
ところが日本はブラフをかけるべきところで背伸びをしてしまい、余計なスタミナを浪費する。坪井の故障や中村のガス欠も一種の焦りから余計な負荷を掛けた結果とみることも出来るのではないか。まぁ、中村は単純に良く働いたからだとは思うが、それにしても疲れ果てた姿を見せるなどということは、勝者が絶対にやってはいけないことだということが何故分からなかったのだろう。


当日は知人の働く西麻布のバーで観戦していたのだけれども、後半39分に日本が同点に追いつかれたとき、さっきまで怒号や嬌声に塗れていた店内は水を打ったかのように静まり返った。手拍子もパッタリ止み、誰かがまだ同点同点!と手を叩いても声も出ないで画面を見つめる人が多かった。別に日本の片隅の店の状況なんかは関係ないのだが、声も無く祈る観客とピッチ上の選手に同種の空気を感じてマズイな、と思っていたが(恐らく選手達自身も思っていたが)、結果は知っての通りとなった。



戦うものが祈ってはいけない。
戦っているものが戦っていることを忘れては、満足の行く結果は得られない。与えられない。


2006、ドイツワールドカップはまだ序盤。



残り、勝つぞー!!!ヽ(`Д´)ノ

【Flick】ダークウォーター


ダークウォーター
(2004、アメリカ)

監督:ウォルター・サレス Walter Salles
原作:鈴木光司 Koji Suzuki
    『仄暗い水の底から』(角川書店刊)
出演:ジェニファー・コネリー Jennifer Connelly
    アリエル・ゲイド Ariel Gade




鈴木光司原作、中田秀夫監督の「仄暗い水の底から」を、同じ原作・監督コンビの「リング」に続きハリウッドでリメイクしたサスペンス・ホラー。監督は「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス。主演は「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリー。
 離婚調停中のダリアは、5歳の娘セシリアの親権をめぐって別れた夫との争いが続いていた。娘と一緒に暮らすための部屋を求めて、ニューヨークのルーズベルト島にあるアパートへとやって来たダリア。薄暗く不気味な雰囲気漂うアパートだったがシングルマザーのダリアに贅沢は言えない。こうして、アパートの9階の一室で母娘ふたりの新生活が始まった。ところが、寝室の天上にある黒い染みが日に日に大きくなり、黒い水までしたたり落ちてくる。さらに、裁判の行方も気がかりで、ダリアの心は不安とプレッシャーで押し潰されてゆく…。(allcinemaより)





すっかり市民権を得た和製ホラーハリウッドリメイク。

監督がこの役が出来るのはジェニファーしかいない!と猛烈に誘ったらしいが、さすがにバッチリはまってます。ちょっと綺麗過ぎて貧乏が似合わない感もありますが、トラウマを抱えた離婚協議中の母、という難しい役どころを見事に演じきっています。
また、子役が可愛いこと可愛いこと。舌足らずな英語はもしかしたら棒読みなのかも知れないが、語学力に欠ける僕の耳には喋る時にはいつも一生懸命、という子供の愛らしい一面に見えました。今まで見た子役の中でNO1です。
優しく微笑む美しい母に、零れる笑顔で見上げる娘。理想です。そんなこと言ってもしょうがないが、離婚する夫はアホですね。

さらにハマリ役といえば、(役ではないが)舞台となるマンションも凄いね。
ボロさ加減、陰鬱な雰囲気、全体を覆う貧乏臭。完璧です。よくもまぁ、こんな都合のいい場所があったもんです。

人間の心理を巧みに捉えたストーリーは秀逸で、大げさでない演出と相まって鳥肌が立つタイプの恐怖を伝えます。
外部から驚かすのではなく、元から内部にある恐怖に気付かせる。
人間の狂気や愛、破局を織り交ぜることによって観客の足元を不確かなものにして、揺らいだ心の隙間に異物を詰めていく。違和感が充分に膨らんだころに静かだが確かな事件が起こり、主人公と観客だけが恐怖のうちに引きずり込まれる、という構成は日本ホラーの王道というものですが、使い古されたという感はなくぞくぞくとした恐怖を与えてくれます。

夫の買収とか弁護士の嘘とか、意味を理解しかねるプロットもあるけど、映画化のリメイクとは思えない秀作です。怖いもの好きなら是非。


総評80点  久しぶりにホラーで満足。

2006/06/09

【Flick】コンスタンティン


コンスタンティン
(2005、アメリカ)
監督:フランシス・ローレンス
出演:キアヌ・リーヴス
    レイチェル・ワイズ
    シア・ラブーフ






「マトリックス」のキアヌ・リーヴスがダーク・ヒーローに扮したオカルト・ファンタジー・アクション。天国と地獄が現実世界のすぐ裏側でせめぎ合いを繰り広げる、そんな世界観の大人向けアメリカン・コミック『ヘルブレイザー』を映画化。共演は「ハムナプトラ」「スターリングラード」のレイチェル・ワイズ。監督は新人のフランシス・ローレンス。
 異界に属する者を見分けることができる特殊な能力を持つ孤独な男、コンスタンティン。彼はその能力を使い、人間界に侵食しようとする悪を退治し地獄へと送り返すため戦い続けていた。一方、ロサンジェルス市警の女刑事アンジェラは、双子の妹イザベルが謎の飛び降り自殺を遂げた事実を受け入れることが出来ず、真相を究明しようと独自の調査を始めていた。やがて、アンジェラはコンスタンティンに接触を図る。世界の異変を敏感に感じ取っていたコンスタンティンは、アンジェラの話が関係していると思い、イザベルの自殺の謎を解くため一緒に行動を開始するのだが…。(allcinemeより)







物語は先が読めるし、登場人物に特に惹かれることも無い。だけど面白かったね。
リクルートのエントリでも書いたけど、演説で大きなウェイトを占めるのは内容よりも演出だという。
ハリウッド映画は演出が抜群に巧い。ハッキリ言って大した中身が無い話をここまで面白く見せるというのは凄いことだよなぁ。観客がどう感じるか、その一点を徹底して積み重ねてきたノウハウが凝縮された作品は、娯楽作品として映画の価値を再認識させてくれました。

しかし、こんな映画作っちゃったら地獄に落ちるんじゃないだろうか?

総評 76点  オカルトネタは好きです。(´ⅴ`)

2006/06/07

【Flick】セックスと嘘とビデオテープ


セックスと嘘とビデオテープ
(1989、アメリカ)
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:アンディ・マクダウェル
    ジェームズ・スペイダー
ピーター・ギャラガー
ローラ・サン・ジャコモ









俊英スティーヴン・ソダーバーグの第一回監督作品。アメリカ南部の町、バトン・ルージュに住むジョンとアンの夫婦は、社会的にも安定した理想的なカップルである。しかしその裏では、ジョンはアンの妹シンシアと肉体関係を結んでいた。そんなある日、ジョンの旧友グレアムが彼ら夫婦を訪れたことから、彼らの欺瞞に満ちた生活が崩れ、内面に潜んでいた自己が次第に浮き彫りにされてゆく……。タイトルに掲げられた、セックスと嘘。人間が生を受けてから死に至るまで、時に悩まされ時に快楽を得る複雑なこの2つの事象と、ヴィデオカメラを象徴とした我々現代人との関係を、繊細な心理描写と深淵なる映像で描いた傑作。ジェームズ・スペイダー、アンディ・マクダウェルら出演陣の演技も逸品。(allcinemaより)








やたらとキャッチーなタイトルだったので存在だけは前から知っていたけど観る気になれなかった。
タイトルからして、どうせセクシーな女が「スキャンダル!スキャンダル!」なんていいながらヤッてるだけの映画だろ、と思ってスルーしてました。こういう「昔の前衛作品」って後からみると痛々しいことが多いしね」。
ある日いつものビデオ屋のPOPでソダーバーグ初監督作と知って見てみることにしました。


結論。なかなかいいです。

「性」が普遍的なテーマであるのは言うに及ばず、取り上げられている個別な事象(セックスレスを含む男女の中性化)が映画公開から15年を経ても何ら解決の糸口も見出せないままであること。社会がその方向性をそのまま受け入れようとしているが、今なお論議の対象であり続けることこの作品の芯の部分を錆びさせないで見せている。

音声が先行するシークエンスの繋ぎが多すぎてちょっと嫌な感じだったけど、それ以外はすんなりと映画に入っていけました。

インタビューの途中でアンとグラハムの立場が入れ替わっていくシークエンスはこの映画のクライマックスで、初めて見えたアンの強さの真っ当さに引き込まれずにはいられません。


ちょっとでも相手を疑っている恋人達は見ないほうがいいと思われる映画です。



総評 73点  いつものビデオ屋GJ!

2006/06/03

【FIFA WorldCup】W杯 観戦スケジュール覚書き

ワールドカップ テレビ放映スケジュールより、個人的注目カードをピックアップ!


6/10 22:00~ B イングランド - パラグアイ  フジ, BS1
6/11 22:00~ C セルビアM- オランダ     NHK, BS1
6/12 22:00~ F オーストラリア - 日本     NHK, BS1
    25:00~ E アメリカ - チェコ        NHK, BS1
6/13 28:00~ F ブラジル - クロアチア     テレ東, BS1
6/14 22:00~ H スペイン - ウクライナ     NHK, BS1
6/15 28:00~ B スウェーデン - パラグアイ   BS1
6/16 22:00~ C アルゼンチン - セルビアM 日テレ, BS1
6/17 28:00~ E イタリア - アメリカ        BS1
6/18 22:00~ F 日本 - クロアチア       テレ朝
     25:00~ F ブラジル - オーストラリア   フジ, BS1
     28:00~ G フランス - 韓国         BS1
6/19 25:00~ H サウジアラビア - ウクライナ NHK, BS1
6/20 28:00~ B スウェーデン - イングランド  BS1
6/21  23:00~ D ポルトガル - メキシコ     NHK, BS1
     28:00~ C オランダ - アルゼンチン   BS1
6/22 23:00~ E チェコ - イタリア        フジ
     23:00~ E ガーナ - アメリカ       BS1
     28:00~ F 日本 - ブラジル       NHK
6/23 23:00~ H ウクライナ - チュニジア   BS1

6/27 24:00~ 日本 - イタリア          TBS, BS1
7/1  28:00~ 日本 - ウクライナ         NHK, BS1
7/5 28:00~ 日本 - オランダ          テレ東, BS1
7/9 27:00~  日本 - ブラジル          フジ, BS1
*6/27以降の組み合わせは管理人の希望となっておりますのでご注意下さい。


こうやって見るといっぱいあるなぁ。全部見るのは無理だな(*_*)
個人的な予想としては・・

優勝候補 ブラジル、アルゼンチン、オランダ
ダークホース候補  日本、ウクライナ

ってとこかな。予想というか、希望もだいぶ入ってるけどね(^^ヾ

こういう見解を嫌う人も多いと思うけど、俺にとってW杯は”お祭り”なので、張り切って楽しみたいと思います!

2006/06/02

【Trash】初めてのSkype。Me!

P2P電話Skype。

要はパソコンを使う電話で、とても有名なので今更細かい説明は要らないだろう。(そんなもんシラネーよ!て人はこちら



このskypeに[Skype Me]というモードがある。

通常、Skypeで通話するには知り合いのIDを登録して、お互いに登録した人だけ(=知り合い同士)で通話するのだが、この[Skype Me]モードにすると全てのコンタクトを受け付ける状態、つまり「誰でもいいから電話してきてよ!」っていう状態になるモードなのだ。

そうは言ったって赤の他人に電話する人なんかいんのかな?まぁ、英語勉強中の人がアメリカ人と話したいとかいう需要はありそうだが、日本語専門家の俺には無縁なモードだろうな。と思って全く使っていなかったが、ヒマだったんでプロフィールに「英語はダメでっせ!」と書いてSkypeMeにしてみた。

日本から 英語はダメで SkypeMe。
5・7・5の拍を刻む必要も無く、「コイツは日本語しか分からないんだな」ということは容易に推定できる。英語ダメ以外のプロフィールとしては、31歳、東京在住、男、と書いてある。

我ながら、ドコのドイツがこんなおっさんに電話してくるんじゃい!と突っ込みたくなるような内容だ。
本当にコンタクトが欲しけりゃせめて性別を伏せりゃいいんだろうが、どうせ期待してないしそのまま公開してみた。

待つこと5分。
ホントにコンタクト要求が来ましたよ!


ポーランドから。Σ( ̄□ ̄;)




ああそうか。英語ダメとは書いたけど、ポーランド語もダメとは書いて無かったもんな。そうかそうか。ってんなもん分かるやろー!!と一人突っ込みを入れながらコンタクト要求を確認すると、メッセージ欄には「konnichiha」と書いてある。


konnchiha

ko n ni chi ha

こ ん に ち は

コンニチハ!(・∀・)


なんだ、日本語じゃーん。(´∀`)

改めて名前を見ると一般的な日本の女性名になっている。(花子とかそういうことね)

日本人じゃーん!!(^∀^)



日本語ならまかしとけ!ってことでとりあえずチャットを開始。

「こんちはー!」

「konnichiha」

「日本の方ですか?」

「wakarimasen」


分からない?何が?(?-?)



え、えーと僕keigochkasanです。お名前訊いてもいいですか?

「My name is Daria」



外人じゃーん!(´∀`)

英語じゃーん!(´∀`;)


頑張って色々訊いてみると彼女は19歳のポーランド人。
大学で日本語を勉強しているとか。

日本語と英語を適当に混ぜ、なんだかんだと小一時間話して初のskype Meは終了した。

最後にポーランド語の「さようなら」をコピペしてみたが、ちゃんと伝わってウケたみたいで良かった(´∀`)



1万キロ先の他人とサクッとお話し。
いやー、凄い時代になったもんです。

ヒマなときまたやろうっと♪

2006/06/01

【Flick】リクルート


リクルート
(2003、アメリカ)
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:アル・パチーノ 
    コリン・ファレル




CIAのリクルート活動とスパイ養成を題材にしたサスペンス。CIAにスカウトされたエリート学生が、過酷な訓練の過程で張り巡らされた数々の罠と、背後に蠢く陰謀に混乱、翻弄されていく姿をスリリングかつトリッキーに描く。CIAスポークスマンの協力を得て、複雑な新人採用のプロセスや育成の方法といったCIAの知られざる内幕をリアルに描写。主演は、名優アル・パチーノと、注目の若手「マイノリティ・リポート」「フォーン・ブース」のコリン・ファレル。監督は「カクテル」「13デイズ」のロジャー・ドナルドソン。
 マサチューセッツ工科大学の学生ジェイムズ・クレイトン。彼はその優秀な成績から、卒業後の進路もPCメーカーから特別に誘いを受けるなどエリート街道を約束されていた。そんなジェイムズはある日、アルバイト先のバーでウォルター・バークという男に出会う。彼はCIAのベテラン教官でリクルート担当者。バークはジェイムズに関する情報を全て調べ上げたうえ、その能力を見込んで採用するために訪れてきたのだった。ジェイムズは悩んだ挙げ句、就職先をCIAに絞り、採用試験をクリア、晴れて訓練生となるのだが…。(allcinemaより)





久し振りににハリウッドっぽいのを観たくて借りてきました。結果はまぁ満足!

何かイマイチ目的が読めないところもあったが、ハリウッド映画にそんな緻密さは求めていないので無問題。
近代的なカメラワーク。凝った構図。強力な俳優陣。何より溢れるエンターテイメント。
俺が求めるハリウッドはバッチリ詰まっています。

コリン・ファレルもいいけど、やっぱりアルパチーノが最高だね。
「演説の説得力のうち、内容の占める割合は2割程度である」って言う話がある。その他の8割は、その人のひととなり、声質、抑揚、環境、各種視覚効果等、要する演出で決まるというアレである。
ヒトラーが演説に重低音を流したとか後ろから照明当ててたとか、最近では小泉首相の口調なんかが例として挙げられることが多いけど、「声を張り上げたアルパチーノ」も相当なもんだと、俺は思う。

普段は物静かな感じの小男なんだが、カッと目を見開き捲し立てるとその迫力にぐいぐい引き込まれてしまう。振り返ると何を言っているのかよく分からないことでも、そのときは納得したような気になってしまう。俺はオレオレ詐欺やキャッチセールスなどに引っ掛かるタイプの人間ではない、と思っているし、俺を篭絡しようとする人間がいてもその内の虚実を見抜くだけの自信もあるのだが、声を張り上げるアルに騙されてしまいそうだ。
もう最高。


総評 71点  良質エンターテイメント。(´ー`)y-~

2006/05/31

【Flick】娼婦たち


娼婦たち
(2003、スペイン)
監督:ルナ
出演:ダリル・ハンナ
    デニース・リチャーズ
    ヨアキム・デ・アルメイダ
    マリア・ヒメネス



 世界最古の職業といわれる“娼婦”にスポットを当て、その実像を実際の娼婦たちへのインタビューやプライベート映像、ドラマなど多彩な構成で描き出していく異色作。監督は「ヴィンセント・ギャロ/ストランデッド」のルナ。ドラマ部分にはダリル・ハンナ、デニース・リチャーズらが出演。(allcinemaより)

スタッフロールが終わると、ふいっ、と一息つきたくなった。
チェブラーシカでも観て自分の居場所を確認したくなった。帰りたくなった。忘れたくなった。
何かを抉ったままにしてあるような印象はダンサーインザダークに似ている。
キタね。コレ。


苦学生レベッカが処女のまま娼婦としての仕事を始めるまでのショートストーリーと、各国の娼婦たちとジゴロ、それを買う男達へのインタビューが織り成されて構成されている。娼婦には日本人もいる。
彼・彼女達の語る言葉は時に前衛的で、時に保守的で、それぞれの立場を考えると胸に迫るものがある。

映画は、特にドキュメンタリーは誰かの真実を切り取り、それに色を付けて作品にしていくのを基本としているのだが、その演出の過程で素材が損なわれてしまうことがままある。それは製作者側の様々な(例えば商業的な。例えば思想的な。)事情や思惑によるのだろうが、この作品はインタビューの編集という形式を取ることにより、製作サイドの意図が入り込む余地をかなり狭めている。スクリーンの中にいるのは確かに「人間」だ。

学費に苦しむレベッカの葛藤を見るまでもなく、進んでこういった仕事に就く人間はいないだろう。もちろん抵抗の無い人もいるだろうし、生活の為に身を売る人間と有名になりたくてポルノに進む人間はまた違う筈だ。
その違いとは人が人生に求めるものの違い。つまりは生きる意味。彼女達の強さとはそれをしっかりと認識していることに起因するのだろう。そしてその強さが生まれた理由を考えるとき、スクリーンの前で俺はとても辛くなるのだ。きっと彼女達は"選ばせれた"のだ、という考えが消せないから。そしてその選択肢を提示するのはいつだって、空調の効いた部屋で哀れな人たちの物語を楽しむ側の人間なのだろうから。俺はいつだって偽善者なのだ。そしてスクリーンの中の彼女達はそれを許すのだ。

彼女は許す。多分それが必要だから。

ならば俺は一体何を許せばいいのだろうか?


・・・まあ、ゆっくり考えよう(;^^


総評 96点  女達。男達。

2006/05/26

【Flick】サーティーン あの頃欲しかった愛のこと


サーティーン あの頃欲しかった愛のこと
(2003、アメリカ/イギリス)
監督:キャサリン・ハードウィック 
出演:ホリー・ハンター 
    エヴァン・レイチェル・ウッド 
    ニッキー・リード 






不安定で傷つきやすい思春期の少女の心のうちと、そんな少女を娘に持つ母親の戸惑いと苦悩を赤裸々に描く母娘ドラマ。無邪気で可愛かった娘が、大人びた友人の出現で急激に非行の世界へと落ちていく。母親はなんとかして娘を更生させようと必死に手を尽くすが…。主演は「ピアノ・レッスン」のホリー・ハンターと「ウィズ・ユー」のエヴァン・レイチェル・ウッド。本作で女優デビューも果たしたニッキー・リードが自らの体験を基に手掛けた脚本を、これまで多くの映画で美術監督を務め、これが監督デビューとなるキャサリン・ハードウィックが映画化。 素直で真面目な13歳の少女トレイシー。両親の離婚後、母メラニーや兄と暮らしていた彼女は、学校の人気者でクールな少女イーヴィと友だちになる。彼女の影響で、トレイシーは派手なメイクやボディピアスなどそれまでは考えもしなかった過激なファッションをし、母親にも悪態をつくようになる。そんな娘の変貌ぶりに戸惑いを隠せないメラニー。恋人や元夫はまるで相談に乗ってくれず、彼女は一人苦悩を深くする。トレイシーの非行は留まるところを知らず、やがて酒を覚え、いつしかセックスやドラッグといった危険な快楽の世界に溺れていく…。






近所のビデオ屋でランキング上位に入っていたので借りてきてみた。面白かったです。
劇中のイーヴィ役は当時14歳で、13歳の時にこの作品の脚本を書いたそうで(共同脚本)、いやーさすがと言うか、リアルです。とてもリアルです。
自分自身が少女どころかおっさんなので共感出来るということこそ無かったものの、充分に理解出来ます。悩める少年だった時代を久々に肌で思い出しました。夜に憧れていたあの頃。

パッケージに「13歳で脚本、14歳で出演、15歳でなんたら(忘れた)」と書かれていたのをチラ見していたので、主人公のトレイシー役が14歳のかと思っていたらイーヴィの方だったのね。
正直、イーヴィの演技はイマイチだな、と思っていましたが、14歳のデビュー作と思えば上々でしょう。
トレイシーの母は「ピアノレッスン」のあの人だそうで、そうとは気が付かなかったけどさすがにいい演技で見ごたえ充分でした。

それぞれの家庭環境、その中での培われた嗜好・世界観、一人一人の立場に説得力があります。
きっと、この作品は描きたかったことを描ききれていると思います。
女流作家の処女作のような、力強い良作です。


総評 90点  ドラッグはダメですよ(・∀・)

2006/05/24

【Flick】エレファント


エレファント
(2003、アメリカ)
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ジョン・ロビンソン
    アレックス・フロスト
    エリック・デューレン
    イライアス・マッコネル






1999年に起きた米コロラド州コロンバイン高校の銃乱射事件をモチーフに、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・ヴァン・サント監督が、事件が勃発するまでの高校生たちの一日を淡々と描いた青春ドラマ。なお、本作は2003年カンヌ国際映画祭でパルム・ドールと監督賞のW受賞という史上初の快挙を果たした。 オレゴン州ポートランド郊外のワット高校。ある初秋の朝、生徒たちそれぞれの、いつもの一日が始まる。ジョンは、酒に酔った父と車の運転を交代して学校に到着。だが、遅刻した彼は校長から居残りを言い渡される。写真好きのイーライはポートレート制作の真っ最中。女子に人気のアメフト部員ネイサンはガールフレンドと待ち合わせ、食堂では仲良しの女子3人組がダイエットや買い物などの話で持ちきり。そんな中、いじめられっ子で内向的なアレックスとエリックは、ネットで入手した銃器を手に学校へ向かっていた…。






全然面白くなかった。
ただ自分の映像センスを見せたかっただけで、ショッキングな事件や若者の群像なんかは単なる客寄せか、そこまで言わなくても味付け程度にしか過ぎないんじゃないかな?
何も説明しない。何も訴えない。淡々と描いているんじゃなくて口空けて見ているだけだろ。
きっとこの脚本家か監督はこの事件のことを知らない映画かカメラおたくのおっさんに違いない。
グットウィルハンティングの監督とか言ってるが多分ウソだ。

そうそう、役名と役者名を揃えているのは面白かったです。スタッフロール見て、一瞬理解出来ませんでした。 実際の犯人名は知らないけど、そこまでやるのだからきっと同じなのでしょう。
そうじゃなかったら益々不愉快になるので調べませんけど。


総評  8点  つチラシの裏

【Flick】コールドマウンテン


コールドマウンテン
(2003、アメリカ)
監督:アンソニー・ミンゲラ  
出演:ジュード・ロウ
ニコール・キッドマン
レニー・ゼルウィガー 








南北戦争を背景に、一途な愛を貫く男女を壮大なスケールで描いたラブ・ストーリー。全米図書賞を受賞したチャールズ・フレイジャーの同名ベストセラー小説を「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラ監督で映画化。主演は「A.I.」のジュード・ロウと「めぐりあう時間たち」のニコール・キッドマン。また、共演のレニー・ゼルウィガーはアカデミー助演女優賞を獲得。 南北戦争末期の1864年。ヴァージニア州の戦場で戦っていた南軍の兵士インマンは、瀕死の重傷を負い、病院へ収容された。従軍して3年になるインマンにとって、故郷コールドマウンテンと、彼の帰りを待ち続ける恋人エイダだけが心の支えだった。そして、病院でエイダからの手紙を受け取ったインマンは、ついに死罪を覚悟で脱走を図り故郷へ向かって歩み出す。一方その頃、インマンの帰りをひたすら待ち続けていたエイダは愛する父の急死という悲劇に見舞われていた。一人では何も出来ない彼女は途方に暮れるばかりだった。しかし、やがて彼女は流れ者の女ルビーに助けられ、2人は次第に友情を育んでいった…。







小学校の頃はクラス替えがある度に好きな子が変わったりしていた。
どういう心理なのかもはや解析不能だが、要するに「好き」の垣根が低かったんだとは思う。
消しゴム貸してくれた=好き(*^∀^*)、教科書見せてくれた=好き(*^∀^*)、喧嘩で味方になってくれた=好き(*^∀^*)ってな感じで、「~してくれた」=好き(*^∀^*)の図式が成り立っていた。
これは遺伝子を抱える生物として当然でもあるだろうし大人になっても変わらない部分でもあるが、経験を積むことによって理性が発達し、様々な深読みや先読みが出来るようになり、好き(*^∀^*)だけど愛してない(;Д;)。とかそういう現象が生まれてくるようになる。

(ネタバレ)
この物語を要約するなら、束の間の約束を心の支えに戦乱を生きた二人の愛の物語、といったところだが、その束の間の約束を信じるに足るものにしようと決めさせたものは何だったろうか。
映画で描かれている二人の接触は畑仕事やお茶の差し入れ程度で、出征直前のキスは精神の高揚に煽られての行動であるように見える。つまり消しゴムを貸してくれた同級生を好きになることと本質的になんら変わらないのだ。

ポイントは、二人が「それを思い出に縋ることと知りながら」お互いを求め合うところにあるのだろう。これは作中にお互いが相手のことを「何も知らない」、度々嘆くことからが裏打ちとなろう。
しかしそうであれば、インマンの死後、エイダは再婚すべきだったのではないだろうか。二人が過去に縋ったのは未来を信じるためではなかったか。そしてそれは二人の暗黙の合意では無かったのか。

娘インマンは明るい未来を示唆するために登場したのかもしれないが、彼女の登場や紹介も含めて最後のランチのシークエンスは蛇足であったように思う。特に説明的な描写が多すぎて、まるで言い訳みたいに聞こえるのだ。これではインマンは犬死だった、と言っては言いすぎだろうか。


70点  恋愛モノとしては未成熟な感じがします(´・ω・`)

2006/05/19

【Flick】SAW 2


SAW 2
(2005、アメリカ)

監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:ドニー・ウォールバーグ
ショウニー・スミス 
トビン・ベル 





低予算にもかかわらず、斬新なアイデアと巧みなストーリー展開が評判を呼び、世界的に大ヒットしたサスペンス・スリラーの続編。ある共通点をもとに出口のない家に監禁された者たちが、凶悪犯“ジグソウ”の仕掛けた凄惨な“ゲーム”の数々に翻弄され、逃げ場のない死の恐怖を体感していく。前作で監督・脚本を担当したジェームズ・ワンとリー・ワネルのコンビは製作総指揮に回り、新たに新鋭ダーレン・リン・バウズマンがメガフォンをとる。 元々は荒くれ刑事で今は内勤に甘んじているエリック。彼はある時、猟奇的連続殺人犯ジグソウを執拗に追う女刑事ケリーに呼び出され、凄惨極まりない殺人現場に立ち会う。その残忍な手口から、これもジグソウの仕業に違いないと思われた。しかも死体はエリックが使っていた情報屋、マイケルだった。犯人が現場に残したヒントから、エリックはアジトを推測、SWAT、ケリーとともに急行する。案の定、そこにいたジグソウは、思いがけずあっけなく捕まった。だが、それはジグソウが仕掛けた新たなゲームの始まりに過ぎなかった。その部屋に設置されたモニターには、どこかの部屋に監禁された男女8人が写っており、その中にはエリックの息子ダニエルも閉じこめられていたのだった…。(allcinemaより)




SAWの続編。続編はオリジナルを超えられないのが世の常だが、これもやっぱりそうでしたね。とはいえ”CUBE”や”かまいたちの夜”(注:ゲーム)のように「2は無かったことにしよう」と思うほどではなかったです。
やはり観る方にも慣れがあるので多少おぞましいシーンを見せられても冷静でいられるし(人間としてそれでいいのかという疑問はある)、どうしても伏線探しや裏を読むことに傾倒してしまう。その中で、想像を超えることはなくとも期待を裏切ることもなかったので、ヒット作の続編としては及第点でしょう。
登場人物が、いかにも、という風体の人が多かったのも良かったと思います。

結局明かされない謎があったのが個人的には嬉しいところです。映画が終わっても楽しめます。


(ネタバレ)
他に個人的に嬉しかったのは、途中で閉じ込められた人達になりきり身の振る舞いを考えていたときに「この手の知的愉快犯なら最初の部屋に出口がある可能性は高い」と考えていたら(出口じゃないけど)、まんまと扉があったときでした。思わず「yes!」と声に出して言ってしまいました。(;^-^)
謎解きといえば「頭脳の後ろに後ろに鍵が」が、すぐに分からない登場人物達はどうかと思いますね・・。


今作では上手くやれば最低4人は助かっていたことになりますが(注射器の鍵を素早く見つけて一人〈金庫の中にあるのが条件〉、皆で首の後ろを見せ合って一人、焼却炉の中に入って紐を引かずに注射で二人)、残りの人はどうするつもりだったんだろう?アマンダ、ダニエルはどうせ助かるから解毒剤は不要としても、他の人の手前注射もしないでピンピンしているわけにもいかないはずです。下から手を突っ込む箱の中の注射器を何とかしてもまだ足りない。 やっぱり他にもゲームがあったんだろうなぁ。見たかった・・!

それと例の首の後ろの数字の順番、「虹の彼方に」ってなんだろ?虹=rainbow、アマンダ=amanda?の頭文字aでアマンダの数字が2番目、って感じなのかと思ったらジャニスだがジョニスだかって奴がいたので台無し。英語が分かんないから言葉の暗号は解けそうもないなぁ・・。残念。

それと最後の疑問。多分最後の部屋にゴードン先生が居なかったと思うんだが、アレは何故だ!?続編への布石か!?
そういえばジグゾウも何だかバッチリ治療を受けている様子だったし、冒頭の頭ぺっしゃんこゲームも鍵を目の後ろに仕込むなんて素人に出来るとは思えない。こ、これはッ・・!!


ま、とりあえず寝よ。おやすみ。


総評 79点  女性もかわイイ!(・∀・)

2006/05/17

【Flick】君に読む物語


君に読む物語
(2004、アメリカ)

監督:ニック・カサヴェテス
出演:ライアン・ゴズリング
    レイチェル・マクアダムス
   ジーナ・ローランズ
    ジェームズ・ガーナー
    ジョーン・アレン
   ジェームズ・マースデン







「メッセージ・イン・ア・ボトル」の著者ニコラス・スパークスの長編デビュー小説を映画化したラブ・ストーリー。運命的な恋に落ちながらその関係を引き裂かれてしまった一組の男女の、時を経た永遠の愛をロマンティックに描く。監督は「ジョンQ-最後の決断-」「シーズ・ソー・ラヴリー」のニック・カサヴェテス。
 とある療養施設に独り暮らす初老の女性。彼女は若かりし情熱の日々の想い出を全て失っていた。そんな彼女のもとへデュークと名乗る初老の男が定期的に通い、ある物語を読み聞かせている。それは古き良き時代、アメリカ南部の夏の恋物語だった――。1940年、ノース・カロライナ州シーブルック。裕福な家族とひと夏を過ごしにやって来た少女アリーは、そこで地元の青年ノアと出会う。その時、青年のほうは彼女こそ運命の人と直感、一方のアリーもまたノアに強く惹かれていくのだった。こうして、2人の恋は次第に熱く燃え上がっていくのだが…。(allcinemaより)









ひと夏の恋を一生涯貫いた男女の、王道純愛モノ。

富豪の娘に一目惚れした貧しい男、時に強引な彼に引かれていく女。季節の終わりに訪れる別れ。再会。二度と離れないと愛を誓い合う二人。 ここまでベタなストーリーに郷愁を誘う時代設定では、どんな作品に仕上がっているかは見なくても大体分かる。 多少ひねりを入れた構成にはなっているが、それでもすぐ全容は読める。しかし、これはサスペンスでは無いので何の問題も無い。これはタイトルからして直球勝負の恋愛モノなのだ。
しかし直球勝負するにはちょいと力不足な感は否めない。分かっていても引き込まれるような、迫力というか、血の通った感じが欠けているように思う。若き日の葛藤、老いてしまった現在、それぞれを美化しすぎているような気がする。
愛を美しく描いているのに不足を感じるのは、俺の浅薄さ故、なのかもしれないが。


総評 64点  何故か僕にはイマイチでした・・(´・ω・`)

2006/05/08

【Flick】ミリオンダラー・ベイビー


ミリオンダラー・ベイビー
(2004、アメリカ)
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド
    ヒラリー・スワンク
    モーガン・フリーマン



 「許されざる者」「ミスティック・リバー」のクリント・イーストウッドが監督・主演を務めた衝撃のヒューマン・ドラマ。厳しいボクシングの世界を題材に、そこに生きる名もなき男女の悲愴な人生模様を綴る。アカデミー賞で作品賞をはじめ主演女優、助演男優、監督賞の計4部門を受賞。共演は、ともに本作でオスカーを獲得した「ボーイズ・ドント・クライ」のヒラリー・スワンクと「ショーシャンクの空に」のモーガン・フリーマン。 ロサンジェルスのダウンタウンにある小さなボクシング・ジムを営む老トレーナー、フランキー。その指導力に疑いのない彼だったが、選手を大切に育てるあまり、成功を急ぐ優秀なボクサーは彼のもとを去ってしまう。そんなある日、31歳になる女性マギーがジムの門を叩き、フランキーに弟子入りを志願する。13歳の時からウェイトレスで生計を立てるなど不遇の人生を送ってきた彼女は、唯一誇れるボクシングの才能に最後の望みを託したのだった。ところが、そんなマギーの必死な思いにも、頑固なフランキーは、“女性ボクサーは取らない”のひと言ですげなく追い返してしまう。それでも諦めずジムに通い、ひとり黙々と練習を続けるマギー。フランキーの唯一の親友スクラップはそんなマギーの素質と根性を見抜き、目をかける。やがてマギーの執念が勝ち、フランキーはついにトレーナーを引き受けるのだが…。 (allcinemaより)




名伯楽の経営するボクシングジムに訪れた一人の貧しい女。 その素直さとしぶとさがドラマを紡いでいくのだが、ロッキーのようなサクセスストーリーでは無い。
今作のフランキー、スクラップもそうだが、イーストウッドの描く人物はどこか影があり暗い過去を思わせる者が多い。 これはミスティック・リバーのときにも感じたことだが、イーストウッドという人は、どこかで人を、もしくは人生を信じていないのではないだろうか?
最近、日本の若者の中には自傷を繰り返す人が増えているという。彼らの言葉によると、自分を傷つけることで「落ち着く」のだそうだ。生きた心地というものが痛みや恐怖でしか確認できないのだろう。 個人的見解だが、これは完全にバランスを失した状態であり、世界を自己中心に矮小化してしまっているのではないかと思う。イーストウッドの描く世界にも同じ種類の視野狭窄を感じる、と言ったらあまりにおこがましいだろうか。

僕は物語にハッピーエンドよりもメッセージを求めるし、ファンタジーよりもリアリティを好む。(気分にもよるけど) そしてこの映画はそういった部類の作品として優秀なのは疑うべくもない。イーストウッド、モーガン・フリーマン、ヒラリー・スワンクの演技もそれぞれ素晴らしく、特にヒラリースワンクの体のキレは凄いの一言だ。こないだの亀田兄弟の対戦相手よりは強そうに見えた。 しかし、それでもなお観終えた後には満足感以外の感情が残った。伝えようとしている世界観がどうもしっくりこないのだ。

映画は映画らしく素晴らしい。しかし、しっくりこないということはきっと僕とイーストウッドは合わない、ということなのかもしれない。


総評 74点  役者は揃ってます。イマイチに感じるのは俺のせいでしょう。
( ゚∀゚)=◯)`Д゚)・; ←俺